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Citadel of Blood (チタデルオブブラッド)
チタデルオブブラッドは、かってSPI社から発売されていたSFゲーム専門誌「アレス」の第5号の付録ゲームです。タイプとしては、地形となるチットを引いてダンジョンを作りながら探索をするRPGとなります。マップはありません。今日のダンジョン探索型RPGの基礎となるシンプルなルールで構成されており、1人でも遊べる初心者向けゲームとなっています。ルールはシンプルと言いつつ、迷宮内ではモンスター、トラップが出現し、対する冒険者も前列と後列の概念があり、前列は剣を振っての肉弾戦、後列は弓や魔法を使用しての遠距離攻撃を行え、RPGとしての戦闘の基礎はきっちり抑えられている名作です。 #チタデルオブブラッド #アレス #SPI #SFゲーム
勝利条件5種類 無し 戦術級 ?ちょこ大佐
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SORCERER
『ソーサラー』は、6つの色に分けられた魔法をそれぞれ使いこなして魔法使いが戦うファンタジーゲームです。各色の魔法はそれぞれ相性があり、相手がどの魔法を持っているかによって戦術が変わっていきます。 マップは8色に色分けされ、それぞれの色の土地では同じ色の魔法が有利になります。また、どの魔法も使えない灰色のへクスがあり、そこに街が作られています。各色の魔法で呼び出される魔物は、同じ色の土地では強くなりますが、活発になりすぎて寿命が短くなります。逆に違う色の土地では力はそんなに発揮できませんが、その分寿命は長くなります。また、結びつきの強い色の土地で呼び出すと移動が困難になるため、どの土地でどの色の魔物を召喚するかが作戦のキモとなります。 シナリオは、1人用シナリオが1本(ルール習得用)、2人用が4本、3から6人用の乱戦シナリオが3本用意されています。また、オリジナルシナリオも制作できます。 色だけで区分けされた土地、魔法、魔物の組み合わせは非常に数学的で、システマティックな美しささえ感じられ、独特のプレイ感があります。いかにもSPIのゲーム制作の効率化を推進したサイモンセンらしい幾何学的なゲームデザインと言えるでしょう。 #ソーサラー #魔法の戦い
ルール(16P) ユニット400個 22×24インチマップ1枚 6面体ダイス1個 本 無し 戦闘級ちょこ大佐
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REVOLT on ANTARES
「リボルトオンアンタレス」は、あのTRPGの元祖「D&D」を制作したTSR社が一時期発売していたウォーゲームのシリーズ、SFミニゲームシリーズのひとつとして1981年に発売されたSFゲームです。 ミニゲームは1980年代に合計6種類発売されました。 「リボルトオンアンタレス」はアンタレスの衛星イミルロス上での権力争いを再現しており、7つの家、テラン帝国軍、原住民、移民シラカンなどに分かれ、経済圏の所有および占領、要塞の占領などで勝利ポイントを稼ぎ、10ターン終了時での得点を競います。シナリオは3つあり、基本シナリオの他、シラッカ侵攻、イミルロスの権力政治があります。 #TSR
ルール(本誌20P) ユニット84個 マップ1枚 3本 TSRミニゲームシリーズ 戦術級ちょこ大佐
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夢幻 Spell of Mirage ~永月~
『無限 Spell of Mirage 永月』は、当方Projectをモチーフとした二次創作同人TCGの第三弾エキスパンションです。 ルールはほぼMtGです。 #TCG #東方プロジェクト #二次創作 #同人
ルールブック(40P) カード100枚 プレイマット 無 夢幻 Spell of Mirageシリーズ第三弾 TCGちょこ大佐
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フラックス
『フラックス』は、2~6人で遊べるカードゲームです。ルールというルールはほぼ無く、唯一決まっているのは自分の番が来たらカードを1枚引き、カードを1枚プレイするだけです。それ以外は全てカードに書かれているルールに従ってプレイします。勝利条件さえ最初に決まっておらず、ゴールカードがプレイされて初めてどうしたら勝てるかが判明します。また、ルールもルールカードがプレイされると基本ルールに追加、変更、修正がされ、引けるカード枚数もプレイする枚数も変わっていきます。プレイカードも効果が強烈なカードが多く、無茶苦茶なゲーム展開になり(それが楽しめるかどうかでこのゲームの好き嫌いが分かれます)、ワイワイガヤガヤプレイするタイプのゲームです。また、ゴールカードも新たなゴールカードがプレイされると上書きされる為、ゲームの収束性が悪く、いつまでたってもゲームが終わらない場合が結構あります。 #カードゲーム
ルールシート1枚 カード84枚 無し 無し カードゲームちょこ大佐
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NIGHTMARE HOUSE
「ナイトメアハウス」は、SPIが本気で作ったゴシックホラーゲームです。得意のパラグラフ形式やマップがタイル方式ではなく、ちゃんとしたフルマップ上で人間と魔物が戦うウォーゲームに仕上がっています。特徴的なのはそのマップで、半分が舞台となるホラーハウスの見取り図となっており、通常はこちらで移動や探索を行うことになるのですが、もう半分が精神の状態を表したアストラルマップとなっており、魔物は通常こちらのマップから霊界エネルギーを使用して物理的な世界に影響を与えて人間側に攻撃を仕掛けます。また、人間側が霊能力を使って魔物のいるアストラルマップに行くこともできますが、帰ってこられる保証はありません。アレスのゲームは発売日を守るために製作時間が限定されている雑誌付録という点と、SFという自由なテーマという点で実験的なゲームが多いのですが、SPIのデザイナー集団が本気でホラーゲームを作ったらこんなにすごいものができるんだぞ、という、何かプロの本気を見せつけられた感のある佳作です。ゴシックホラーボードゲームなんてジャンル、このゲーム以外に聞いたことがありません。 #ナイトメアハウス #ゴシックホラー
1本 無し ゴシックホラーボードゲーム 1Turn=1時間 1へクス=? 1Unit=1人ちょこ大佐
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Harry Harrison's the return of the Stainless Steel Rat(ステンレス・スチール・ラットの帰還)
「ステンレススチールラットの帰還」は、ハリーハリソンのスペースオペラ「ステンレススチールラット」シリーズをモチーフとし、鬼才コスティキャンがその雰囲気を存分に活かしたパラグラフ形式を載せたソリティアゲームです(一応2人でもプレイ可)。原作の小説もまた良くて今までのスペースオペラとは少し違い、ハードボイルドと言うかダンディと言うか、アニメで言う「コブラ」や「ルパン三世」の雰囲気に近いネオスペースオペラです。SSRの小説は日本ではサンリオ文庫から発売されており、今でも古本屋では人気のシリーズとなっています。 搭載システムのパラグラフ形式というのは、昔はやったゲームブックのように、プレイヤーの行動や戦闘の結果次第でストーリーがどんどん変わって進行していくというタイプのゲームです。同誌「パンドラ号」のシステムと同じで、それを更に原作付きで発展させたという感じですが、いくぶん実験的すぎるシステムでちょっと盛り込みすぎた感はあります。が、それを気にさせないのが、これ。見てください、この斬新なマップ。初めて見た時には衝撃が走りました。自由な発想から作られた独創的な、芸術的と言えるほどのデザイン。ゲームって、こんなに自由なんだと感激しました。今でも大好きなゲームです。このゲームを知ってから、今までヒストリカル一筋だったのがSFというジャンルにも興味が湧き、そしてAres全制覇を目指しました。Aresのゲームは実験的なものも多いですが、独創的で魅力的なゲームばかりです。 #ハリーハリソン #ステンレススチールラット
1本(パラグラフ形式) 無し 戦闘級パラグラフ形式 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=1人ちょこ大佐
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Barbarian Kings(バーバリアンキングス)
「バーバリアンキングス」は40年近く前のゲームですが、鬼才コスティキャンがデザインし、ファンタジーの要素をまんべんなく押さえていながらコンパクトにまとまっていて今なおプレイするに値する傑作です。 惑星ヒパスティアの大洋に浮かぶキャスタフォン大陸では、魔術が跋扈し、人間や亜人たち、エルフ、ドワーフ、オーク、沼地族、鯨族などの各種族が裏切ったり共闘しながら覇権を争っていました。各プレイヤーは、王や英雄、様々な部族を徴集し軍団を作り、他のプレイヤーとあるときは戦い、あるときは談合し、一定以上の支配領地からの税収を得ることを目指します。このゲームは日本語版としてタクティクス42号の付録としても発表されていますが、個人的好みでは、タクティクスのマップよりオリジナルのマップの方が武骨で好みです。移動がプロット方式でソロプレイには向きませんが、プロットをしなくても遊べるルールも提案されています。 #バーバリアンキングス #魔法の大陸
1本 無し ファンタジーマルチプレイヤーゲーム 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=?ちょこ大佐
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The Wreck of the B.S.M. PANDORA(パンドラ号の遭難)
「パンドラ号の遭難」は、SPIから刊行されたSFファンタジーゲーム専門誌”Ares”2号の付録として発表された、ソロプレイでも遊べる船内探査ゲームです。1986年に雑誌タクティクス26号に付録として再販されました。また、好評だったので後にAres6号に「パンドラ号の航海」という姉妹ゲームが発表されています。 ゲーム内容はタクティクスに再録されたものを別アイテムで紹介していますのでそちらをご覧ください。 https://muuseo.com/simulationgame/items/119 SPI社がSFファンタジー推しとして発刊したこのAresのゲーム群は、システムもさることながらその独創的なマップが素晴らしいのです。区分け的にへクス方式やエリア方式などの一般的なマップの枠に囚われず、合理的でシステムに適合していてさらに美しく、それこそ芸術的といってもいいぐらいのものもあります。どんな天才がこのような奇想天外なマップを考案したのでしょう。見ているだけでうっとりするものばかりで、このマップにほれ込んでAres全巻揃えようとして、ゲームがついていない号以外全部入手したのですが、不幸な事故により大半を失ってしまいました…。その顛末はいつか日記にでも書きましょう。 #パンドラ号の遭難 #ダニガン #アレス #SPI #SFゲーム
1本 後に続編「パンドラ号の航海」発売 戦闘級 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=1人ちょこ大佐
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生物調査船パンドラ号の遭難(The Wreck of the B.S.M. PANDORA)
生物調査船であるパンドラ号は、幾多の惑星を回り、貴重な宇宙生物を採取、保存し、その任務を終了し帰還の途についていた。乗組員がコールドスリープで人口冬眠についている間、探査船は自動航法で超高速航法から離脱するその時、事件は起こった。ワープアウトしたその宙域で恒星爆発が発生し、探査船はそれに巻き込まれて壊滅的被害を受けてしまった。船内の電子機器は強烈な紫外線で焼き切れ、主要システムとバックアップシステムの両方が機能しなくなった最悪の状況で、採取した宇宙生物と乗組員は機能を停止した人口冬眠装置から目覚めたのだ。イレギュラーな冬眠解除により、乗組員の意識は朦朧とし、何が起こったのか把握できずにいたが、事態は更に最悪な状況に進んでいた。乗組員の覚醒と同時に、採取した宇宙生物も覚醒し、船内をうろつき始めていたのだ。中には凶悪な生物もいる中、半壊した宇宙船で乗組員は果たして帰還できるのだろうか…。 「パンドラ号の遭難」は、SPIから刊行されたSFファンタジーゲーム専門誌”Ares”2号の付録として発表された、ソロプレイでも遊べる船内探査ゲームです。船内にうろつく危険な宇宙生物を再捕獲または倒し、船体を修理し、主要システムを再稼働しなければなりません。天才ダニガンが作ったSPI全盛期のこのゲーム、面白さ太鼓判です。 #パンドラ号の遭難 #ダニガン #アレス #SPI #SFゲーム
1本 後に続編「パンドラ号の航海」発売 戦闘級 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=1人ちょこ大佐
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死の迷宮(Death Maze)
「死の迷宮」は、1979年にSPIよりボックスゲームとして発売されたSFファンタジーゲームです。プレイヤーは冒険者のパーティを組んで迷宮を探索し、モンスターが徘徊し宝箱がちりばめられた迷宮から、一定以上の宝と経験値を得て生きて脱出するのが目的です。 マップが存在せず、進むたびにチットを引いて迷宮の通路を作るという、毎回迷宮の構造が変わって何度もプレイできるRPG的要素をふんだんに盛り込んだ、いかにもSPIらしい意欲的な実験作でした。 (追記) 当時では画期的なシステムで人気があり、またミニゲームなので雑誌付録にし易いということで1979年SPIから最初にオリジナルとして5.95ドルのボックスタイプ、3.95ドルのソフトパック(ミニゲームシリーズ「マジックカプセル」#2)が発表された後、1988年にホビージャパンのタクティクス#52の付録として、そして2003年に国際通信社のRPGゲーマーVol.2の付録として発表されています。 #デスメイズ #死の迷宮 #SPI
1本 SPIミニゲームシリーズ「マジックカプセル」#2 戦闘級ダンジョン探索 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=1人ちょこ大佐
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MARKET MADNESS!
「マーケットマッドネス」は、株式市場をシミュレートするゲームです。プレイヤーは株主のひとりとなり、5種類ある銘柄の株を売買し、一番の金持ちを目指します。株は3株単位で現在の単価から上下し、一度に何株買うか悩みどころです。プレイヤーの売買が終了したら、各プレイヤーに配布されている流動化カードをプレイします。流動化カードには、ある銘柄が1ランクダウンしたり、アップしたりと市場の変動が支持されており、これにより株式の値段は上下していきます。ある銘柄が1株20ドルを突破すると暴騰となり、持ち株1株につき20ドルに換金されます。またある銘柄が1株0ドルに下降すると暴落となり持っている株式は紙くずと化します。ウォーゲームでないこのゲームを今ではなんでこれを購入したかわからないのですが、当時は結構面白いゲームだと思いました。特にボーナスルールを採用すると、購入数や売却数により株価が上下し、流動化カードだけでなく自分の売買によってある程度株式が操作できるので、共同して暴騰を狙ったり、トップの持ち株銘柄を暴落させたりと熱くなったもんです。しかし、パッケージ裏に”1979年に81000人のプレイヤーがマーケットマッドネス大会に参加した。”とあるのですが、そんな大会いつ行われたのだろう…。 #マーケットマッドネス #ヤキント #株式売買ゲーム
1本 ヤキントアルバムゲームズ 株式市場シミュレーション 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=1人ちょこ大佐
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the AWFUL GREEN THINGS from outer space
ある時、銀河の片隅から、4種族共同の探査宇宙船が出発しました。探査船は首尾よく居住可能な惑星を発見し、そこでペットとして三つ目の鳥を捕獲し、持ち帰ろうとしました。調査は成功です。しかしその時、記念のおみやげとしてきれいな緑の石も積んだことが悲劇の始まりでした。帰還中の船内で、奇妙な報告が多発します。緑色の岩のような一つ目の生物が船内を徘徊しているというのです。それも1体だけでなく、複数の目撃が…。 「外宇宙から来た緑色の変な生き物」は、B級SFの王道を行くゲームです。船内で発見された緑のエイリアンは、短時間のうちに卵、幼生、成体と”成長”し、またたくまに増殖し、このままでは船内を埋め尽くしてしまいます。早急に退治しないといけないのですが、何せ初めて見る生物ですので何が弱点かわかりません。いきおい船内にあるあらゆるアイテムで退治しようとします。光線銃は勿論、電磁網、麻痺銃、ナイフ、ガスバーナー、果てはバット、消火器まで…。当然、効果は実際使ってみないと分かりません。光線銃を使ったら分裂して逆に増殖したり、意外と消火器が有効だったり…。同じアイテムでも毎回効果が違うのでプレイするたびにてんやわんやの展開が繰り広げられます。 さすが「イルミナティ」や「カーウォーズ」などを発売したスティーブジャクソン、一風変わったゲームを作らせたらピカ一です。キワモノが大好きな方には是非ともおすすめの一品です。 #スティーブジャクソンゲームズ #外宇宙から来た緑色の変な生き物
1本 無し 決闘級宇宙船内戦闘 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=?ちょこ大佐
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Swords & Sorcery
「ソード&ソーサリー」は、SPI黎明期に発売されたファンタジーウォーゲームです。戦う部隊は人間は勿論、エルフ、ドワーフ、ドラゴン、クモ族など多岐にわたり、魔法も存在する世界になっています。 このゲームは大きく分けて2つのゲームシステムに分かれています。通常のウォーゲームに近いアーミーゲームと、多分にRPGの要素を含んだクエストゲームです。1974年に発売されたRPGの始祖D&Dがアメリカでブームになっている頃、ウォーゲームにキャラクター性を持ち込み、探索、発見、冒険といったクエストの要素を取り込んで言ってみればウォーゲームとRPGの融合を目指したいかにもSPIらしい挑戦をした実験的な作品です。 #ソード&ソーサリー #SPI
12本 無し 作戦級ファンタジー 1Turn=1/27年 1へクス=1keltar 1Unit=人間だと約600人ちょこ大佐
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ロビンソン漂流記
『ロビンソン漂流記 完全日本語版』は、ソリティア(1人用)ゲームです。ゲームシステムはドミニオンを1人でプレイする感じで、いわゆるカードドリブン、デッキ構築型カードゲームと言われるものです。 ロビンソンはその技能を使用して様々な厄災を乗り越え、最終的には海賊船2隻を倒して島を脱出するのが目的です。 ロビンソンは体力20からスタートします。これはかわいらしい木の人形コマで表されています。 カード種類には厄災/技能カード、漂流カード、衰弱カード、警戒カード、海賊船カードがあります。 厄災/技能カードには厄災値が書かれており、使用した漂流カードの戦闘値でこの厄災値以上を出せばその厄災/技能カードの厄災に打ち勝ったことになります。打ち勝った厄災/技能カードは漂流カードの山に混ぜられ、以降技能として使用することができます。ドミニオンで言う市場からカードを買って自分のデッキに入れるのと同じです。困難な厄災ほど高い戦闘値でないと乗り越えられませんが、困難な厄災ほど強い特殊能力を持っており、特に有効な特殊能力のカードは序盤から体力を消費して積極的に入手に努めるべきです。なお、体力を1消費すると追加で1枚漂流カードが引けて戦闘値に追加できます。 18枚の漂流カードは、ロビンソンデッキと呼ばれ、これが現在のロビンソンの能力(戦闘値/厄災に打ち勝つ力)を表しています。 漂流カードには戦闘値が書かれており、厄災を乗り越えるために使用するカードです。中には戦闘値が0やマイナスのものもあり、これらはデッキから抜くべきカードとなります。 衰弱カードは、デッキが1周したらデッキに1枚混ぜられるカードでマイナスの効果しかありません。つまり、時間制限をつかさどるカードで全ての衰弱カードがデッキに入るとロビンソンは衰弱死してゲームオーバーとなります。デッキを回さないと高い戦闘力のカードや強い特殊効果のカードが出てきませんので、ある程度デッキに入るのは仕方ありませんが、体力―2などのペナルティが高い衰弱カードは早めにデッキから抜く努力をすべきでしょう。 警戒カードはロビンソンの冒険の進行度を表し、緑、黄、赤の3種類があります。最初は緑からスタートし、厄災/技能カードデッキが1周したら次の色に移り、緑>黄>赤と進行します。最後の赤になってから厄災/技能カードデッキが無くなったら、つまり厄災/技能カードデッキを3周回したら、いよいよ海賊船との戦いとなります。 漂流カードにはドミニオン同様デッキを圧迫する役に立たないカードがあらかじめ存在しており、これをいかにデッキから除外していって、有効なカードだけにしてデッキをシェイプアップしていくかが勝利の鍵となります。 デッキからマイナス効果のカードを抜く方法は、厄災に負けるしかありません。しかし、厄災に負けると体力を消費してしまいます。しかししかし、長期的な戦略を考えると、これらのマイナスカードは体力を減らしてでも早めに抜いてデッキをシェイプアップする必要があります。体力が半分ぐらいになるまでは積極的に抜いていく必要があるでしょう。 厄災カードと漂流カードのバランスが良く、困難な厄災を乗り越えると特殊技能が手に入ってロビンソンが強くなっていく(デッキが最適化されていく)感じがよくできており、小作品ながらバランス感覚が必要な秀逸な1人用ゲームと言えるでしょう。 #カードゲーム #デッキ構築型 #カードドリブン
ルール冊子 カード72枚 カード置き場3枚 体力コマ22個 1本 無 1人用カードゲームちょこ大佐