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AFRICANUS The Great Battles of History Series
「アフリカヌス」は、GMT社が発売しているGBOHシリーズ第2弾「SPQR」のシナリオモジュール第5弾です。内容は、第二次ポエニ戦争後期に活躍した共和制ローマの政治家・軍人のスキピオ・アフリカヌスが率いた2つの戦いが収録されています。 バエクラの戦い B.C.208 バエクラの戦いは、第二次ポエニ戦争中の紀元前208年に、イベリア半島のローマ軍を率いるスキピオがバルカ率いるカルタゴ軍と戦った大規模野戦です。カルタゴ軍は3人の将軍に率いられて3つの部隊に分かれており、スキピオはこれらの部隊を個別撃破する試みに出ました。バルカ率いるカルタゴ軍に狙いをつけたスキピオは軍を3つに分け、カルタゴ軍に対して包囲作戦を敢行、丘に陣取るカルタゴ軍に苦戦するもこれを撃破、カルタゴ軍はピレネー山脈を越えてガリアに撤退します。 イリッパの戦い B.C.206 イリッパの戦いは、第二次ポエニ戦争中に発生したローマ軍とカルタゴ軍の戦いのひとつで、ローマ軍の勝利によってヒスパニアのカルタゴ勢を一掃した戦いです。 B.C.208年に起きたバエクラの戦い、翌年のメタウルスの戦いと大規模会戦で連敗したカルタゴ軍は、軍を立て直すためヒスパニアを支配していたバルカ家を中心に7万4千の兵をイリッパの平原に集結させます。これに対しスキピオ率いるローマ軍は軍勢4万8千人をもってイリッパに向かいます。早朝に仕掛けたスキピオの奇襲及び両翼に配置されたローマ重装歩兵の活躍もあってローマ軍が快勝、カルタゴ軍は潰走します。以後ヒスパニアからカルタゴ勢が一掃され、ローマの支配下に置かれました。 #SPQR #GMT #古代戦 #GBOH #スキピオ・アフリカヌス
ルールブック(12P) ユニット120個 エラッタ1枚 A2カラーソフトマップ 2本 SPQRバトルモジュール5 会戦級ちょこ大佐
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A FAMOUS VICTORY
『アフェイマスビクトリー』は、スペイン継承戦争中のイギリス軍指揮官であり初代マールバラ公爵ジョン・チャーチルが行った有名な戦いをシミュレートしたゲームです。 スペイン継承戦争での有名な2つの戦い、「ブレインハイムの戦い」と「ラミイの戦い」を扱います。 また、システムは同社のグランドタクティカル級戦闘ゲームシリーズのルール、グレートリーダーズグレートバトル(略してGLGB)が採用されています。マールバラ公ジョンチャーチルは不敗の将軍と呼ばれ、「彼が勝たぬ野戦は無く、彼が奪えぬ要塞は無かった」と称えられた名将です。 「ブレンハイムの戦い」 ブレンハイムの戦いは、1704年8月13日、マールバラ公ジョンチャーチル率いるイングランド・オーストリア同盟軍と、バイエルン選帝侯国・フランス連合軍がドナウ川流域のブレニムで戦った戦いです。スペイン継承戦争の中のひとつの会戦です。この戦いに勝利したことにより、イングランドはドナウ川・ライン川流域の領土を奪還しました。 「ラミイの戦い」 ラミイの戦いは、1706年5圧23日、ベルギーのラミイでイングランド・オランダ同盟軍がフランス・バイエルン軍が戦った戦いです。6万人同士の両軍が激突した結果、イングランド側は死傷者3500、フランス側は降伏した兵も合わせ2万もの死傷者が出、イングランド側の圧勝で終わりました。 #スペイン継承戦争 #ブレニムの戦い #ラミリーの戦い #チャーチル
ルール(40P) ユニット720個 22×24インチ両面ソフトマップ2枚 プレイヤーエイドシート4枚 6面体ダイス1個 10面体ダイス1個 2本 グレートリーダーズ、グレートバトルズシリーズ1 作戦級ちょこ大佐
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Battles of the Ancient World volume II
『バトルスオブザエンシャントワールドVol.2』は、古代の有名な4つの戦いが収められた4in1のゲームです。 「イッソスの戦い」 イッソスの戦いは、紀元前333年10月にアレクサンダー大王率いるマケドニア軍がペルシア軍を破った戦いで、アレクサンダー大王の東方遠征中に発生した戦いでした。アレクサンダー大王は4万の軍で、5万から10万のペルシア軍を一蹴しています。 「メタウルスの戦い」 メタウルスの戦いは、紀元前207年にイタリアのメタウルス川を挟んでローマ軍とカルタゴ軍が戦った戦いです。 ハンニバルの弟ハスドルバル率いるカルタゴ軍は、兄の到着を待ちつつローマ軍と戦いましたが、ハンニバル軍が到着した頃にはカルタゴ軍は壊滅しており、ハスドルバルは戦死しています。これによりハンニバルはイタリア半島の先端に閉じ込められることになります。 「カルラエの戦い」 カルラエの戦いは、紀元前53年にカルラエで行われたローマ軍とパルティア軍の戦いで、第一次パルティア戦争の最終局面でした。パルティア軍の勝利で終わっています。 「イディヴィストの戦い」 紀元15年に発生した、ゲルマニクス指揮下のローマ帝国軍とアルミニウス指揮下のゲルマン人部隊の戦いです。ローマ軍にとっては、領土拡大が目的ではなく、6年前のトイトブルクの森で負けたゲルマン部族連合への復讐戦でした。 #古代戦 #4in1
ルールブック1冊(8P) ユニット420個 17×22インチ両面ソフトマップ2枚 CRTシート1枚 ジップロック4枚 6面体ダイス1個 4本(4in1) Ancient Worldシリーズ 作戦級ちょこ大佐
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Four Battles of the Ancient World
『フォーバトルズオブザエンシャントワールド』は、古代の4つの有名な戦いを収めた4in1のゲームです。 「ガウガメラの戦い」 紀元前331年10月1日、チグリス川上流のガウガメラにおいてアレキサンダー大王率いるマケドニア軍が、ダレイオス3世率いるペルシア軍を破った戦いです。アルベラの戦いとも言います。 「カンネーの戦い」 紀元前216年8月2日、アプリア地方のカンネーにおいて発生したローマ軍とカルタゴ軍の戦いです。第二次ポエニ戦争の一部です。ハンニバル率いるカルタゴ軍が2倍以上のローマ軍を包囲殲滅し、ハンニバルの名前を一気に有名にした戦いです。 「ファルサルスの戦い」 紀元前48年8月9日に発生したローマ内乱のひとつで、元老院派とカエサル派が激突し、カエサル派が勝利してローマの覇権を掴む礎となった戦いです。 「トイトブルク森の戦い」 紀元9年ゲルマン諸部族軍とローマ軍が戦った戦いです。この戦いでローマ軍が壊滅し、ローマ帝国はライン川までその領土が後退しました。この時の境界が今のフランスとドイツの境界となっています。 #古代戦
ルールブック2冊(4P) シナリオブック2冊(4P) ユニット400個 17×22インチ両面ソフトマップ2枚 6面体ダイス1個 4本(4in1) Ancient Worldシリーズ 作戦級ちょこ大佐
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DEAD of WINTER SDI
「マーフリーズボロの戦い(ストーンズ・リバーの戦い)」 1862年12月31日、テネシー州マーフリーズボロで発生した北軍と南軍の激突は、両軍ともに約4万人の兵力で戦われましたが、アメリカ南北戦争において両軍ともに最大の損失率を記録してしまった戦いです。結果的に痛み分けでしたが、最終的に南軍が撤退し戦闘が終了したため、東部戦線で敗退していて意気消沈していた北軍の士気を大いに上げた戦いとなりました。 GBACWとは、Great Battle the American Civil Warの略で、1976年にSPI社から発売された『Terrible Swift Sword』を始めとした、アメリカ南北戦争を連隊規模で再現する一連のシリーズを指します。南北戦争を連隊規模の戦術級で扱うこのシステムは人気が高く、SPIを始め、Tass、3W、SDC,SDI、GMTと会社が変わっても綿々と受け継がれていき、今では20以上もの作品が並んでいます。 『Dead of Winter』(ゾンビゲームじゃないよ)は、現在のBGACWシリーズの発売元であるGMT社に移る前の最後の作品で、1989年にSDI社から発売されました。1862年の年末に南北戦争の西部戦線で発生したマーフリーズボロの戦いを再現しています。ちなみに、2006年にGMT社から2nd editionが発売され、これは今どきのはやりを採用してシークエンスがチットプル活性化システムに変わっています。 #南北戦争 #マーフリーズボロの戦い #ストーンズ・リバーの戦い
ベーシックルールブック(34P) ルールブック(40P) ユニット800個 ソフトマップ2枚 1本 GBACWシリーズ 戦術級ちょこ大佐
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BELTER mining the Asteroids, 2076
『ベルタ―』は、アステロイドベルトの小惑星で鉱石を採掘するアストロノーツらの人生をシミュレートするゲームです。当時のGDWの社風を反映して、プレイアビリティではなく、シミュレート性を重視したそのシステムは細部にわたり、鉱石の発見から採掘できる資源の種類、鉱脈の数、鉱脈で産出される資源の純度、精錬度までパラメータ化されており、武骨なまでに採掘者の再現性にこだわっています。また、採掘が終わるとそれを宇宙船でマーケットに運ぶのですが、宇宙船には探査船と運搬船があり、搭載能力の設定もあります。また、宇宙船にはメンテナンスルールも設定されており、定期的にメンテナンスしないと故障し、故障したら修理をしなければなりません。更に、採掘者を管理、宿舎には生命維持能力があり、維持するためにはコストもかかりますし、当然従業員には給料を支払わねばなりません。売却した鉱石にも相場が設定されており、相場が下がれば当然売却利益も下がります。どこもかしこも、SFの設定の皮を被った立派な経営マネジメントゲームです。 バランスは当時のはやりのこんなにハードでいいのかというぐらいきつい設定で、ビジネスの厳しさを味わうにはとても適したゲームバランスとなっています。万人向けとは言い難いですが、逆境に耐えてルーチンワークを黙々とこなすのが好きな方にはいちおしのお気に入りのゲームです。 #宇宙採掘 #アステロイド
ルール(12P) ユニット240個 22×28インチマップ1枚 プレイヤーエイドシート2枚 6面体ダイス1個 1本 無し 戦術級ちょこ大佐
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La Bataille D' Orthez
(執筆中) #ナポレオニック #ナポレオン戦争 #第六次対仏大同盟
? ? 作戦級 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=?ちょこ大佐
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The SIEGE of JERUSALEM
西暦70年、ティトウス率いるローマ帝国軍は、ユダヤ人が立て籠る城塞都市エルサレムに攻撃を開始した。エルサレム攻囲戦の始まりである。この戦いは4年に渡ったローマ帝国とユダヤ人の戦いであるユダヤ戦争の最終決戦でもあった。 ローマ軍はエルサレム市街を包囲したのち、非常な作戦を敢行した。エルサレムに巡礼に来た者は市内に入ることを許し、市から出る者は許さず、兵糧攻めでユダヤ人が弱体化するのを待ったのである。そのため、エルサレム市内の人口は増え続け、食糧不足が深刻になっていった。ユダヤ人が十分に弱体化したのち、ローマ軍は破城槌を使用して市の周りに張り巡らされていた第三城壁を突破し、第二城壁も突破、神殿の丘の北にあるアントニウス要塞への攻撃を開始した。要塞への攻撃は何度も試みられ、ユダヤ人の反撃により多数の犠牲を払いながら、ローマ軍は遂に要塞を陥落させた。要塞内に立て籠っていたユダヤ人たちは神殿に逃げ込んだ。アントニウス要塞を占領したローマ軍は、ユダヤ人残党が籠る神殿も陥落させるために、眼下にそびえる神殿に向かってたいまつを投げつけた。たいまつは神殿の城壁に燃え移り、大火災を引き起こし、神殿は崩壊、陥落した。66年から4年に渡ったユダヤ戦争はここに終結したのである。 ちなみに、この時に燃え残った神殿の壁の一部が、現代もユダヤ教の聖地である、エルサレムの嘆きの壁である。 『ザサージオブエルサレム』は、西暦70年に起こったエルサレム攻囲戦をシミュレートしたゲームです。プレイヤーのひとりはローマ帝国軍を率いる司令官になり、当時鉄壁を誇ったエルサレムの城塞を落とすべく奮闘します。プレイヤーのひとりはユダヤ人指揮官となり、堅牢な城壁を頼りにローマの大軍を相手に防御戦を展開します。このゲームにより、古代戦ならではのダイナミックな攻城戦をプレイすることができます。 #エルサレム攻囲戦 #嘆きの壁
ルール(16P) 1/2ユニット520個 5/6ユニット176個 34×48インチマップ1枚 シナリオシート1枚 CRTシート1枚 6面体ダイス2個 2本(入門用、キャンペーン) 無し 作戦級ちょこ大佐
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The Moscow Campaign
1941年7月、バルバロッサ作戦発動中のドイツ中央軍集団は、ソ連首都モスクワへの中間地点であるスモレンスクを陥落させ、計画以上の速度でモスクワへ向かおうとしていた。が、北方軍集団のレニングラード攻防、南方軍集団のキエフ攻略が難航していると見たヒトラーは、進撃中の中央軍集団に対して、転進してレニングラードとキエフのソ連軍を壊滅させるように命じた。戦果を挙げて中央軍集団がモスクワ進撃に戻ったのは2か月後の9月だった。運命が動いた2ヵ月である。7月の時点ではモスクワの防衛は脆く、首都陥落の可能性もあったが、与えられた2か月間でスターリンはモスクワの防御を固めたのであった。タイフーン作戦を発動したドイツ軍は、再びモスクワを目指して進撃を開始、装甲集団を中心とした戦いはソ連軍を蹴散らし、首都モスクワまで僅か25㎞の地点まで進軍していた、が、2ヵ月の遅れはドイツ軍にとって致命的であったことが判明する。ドイツ軍最大の敵、モスクワの冬将軍の到来であった。 タイフーン作戦では、戦闘によるドイツ軍死傷者よりも、凍傷による死傷者のほうが多かったと言われている。ドイツ軍が経験したことのない極寒での戦闘は、兵士だけでなく装備、武器にも不具合を発生させていた。一方、十分な冬季装備を施したソ連軍は、スターリンの指示により後方のシベリア及び極東地方から18個師団を招集して着々と反撃の準備を整えていた。 進撃の止まったドイツ軍に対し、後方から援軍を得たソ連軍の大反抗が始まる…。 『ザモスクワキャンペーン』は、1941年10月東部戦線のドイツ軍のタイフーン作戦、モスクワへの侵攻作戦と、それに対したソ連軍の反抗攻撃をシミュレートするゲームです。 オリジナルはS&T#24に掲載された『The Battle of Moscow』です。プレイは9月30日のドイツ軍のタイフーン作戦開始から始まり、モスクワへの進撃が頓挫、ソ連の反抗が始まる所まで続きます。展開としては10月11月の間はドイツ軍の進撃、12月には力尽きてソ連軍の反抗が始まるといったパターンになります。 ゲームシステムは基本的なつくりとなっており、ドイツ軍は移動フェイス、戦闘フェイズ、機械化移動フェイズから成り、ソ連軍は移動フェイズ、戦闘フェイズとから成り、機械化移動フェイズがありません。このため、ソ連軍としてはいかにうまく後退してドイツ軍の機械化移動で後ろに回り込まれないように遅滞戦術を行うのが勝利へのカギとなります。逆にドイツ軍としては冬が来る前にできるだけモスクワに接近して勝利ポイントを稼ぐのが肝となります。 #東部戦線 #バルバロッサ作戦 #タイフーン作戦 #モスクワ攻防戦
ルール(10P) ユニット400個 22×34インチマップ1枚 6面体ダイス1個 1本 無し 作戦級ちょこ大佐
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UP SCOPE!
『アップスコープ!』は、第一次世界大戦、第二次世界大戦、1970年代の近代戦での潜水艦の戦いをシミュレートする架空戦のゲームです。 シナリオは第一次世界大戦が3本、第二次世界大戦ものが13本、近代戦シナリオが3本用意されています。 1970年代までのアメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、日本の潜水艦のデータチャートが用意されているので、自作シナリオも可能です。と言っても、既に50年前のデータなので再現可能なのは限界があります。 ちなみに、近代戦用のデータとしてソ連、イギリス、カナダ、アメリカ、オーストラリア、フランス、イタリア、西ドイツ(!)の各艦船データもあります。 潜水艦の唯一の攻撃方法である魚雷は敵艦に直撃しないと命中せず、実際に発射された後マップ上を航行し、各ターン60度単位で位置を管理されるため、まず当たりませんw。左舷、船首、右舷同時発射で3本撃っても敵艦の航行先を読んで当てるのは相当の技術が求められます。 #潜水艦戦
19本 ? 戦術級 1Turn=90秒 1へクス=200m 1Unit=1艦ちょこ大佐
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La Grande Armee(大陸軍)
「アウステルリッツの戦い」 1805年、ヨーロッパではフランスに対し第三次対仏大同盟が結成される中、ナポレオンはイギリスへの上陸を計画し、ブローニュに18万の将兵を終結させた。これに対し対仏大同盟のオーストリア軍7万がバイエルンに侵攻、ナポレオンは軍を回してこれを包囲、降伏させた。ナポレオンはそのままウィーンに入城するが、大同盟はロシア軍とオーストリア残軍を結集して決戦を挑む。ナポレオン軍7万に対し、ロシア・オーストリア8万と不利なフランス軍だったが、芸術的なまでのナポレオンの用兵指揮によってフランス軍が勝利した。この戦いはフランス、ロシア、オーストリア三国の国王が戦場に揃っていたため、三帝会戦とも呼ばれている。 「イエナアウエルシュタットの戦い」 1806年、それまでヨーロッパでは中立的立場を取っていたプロイセン(後のドイツ)だったが、フランスの覇権が中部ドイツまで及ぶに至って危機感を抱き、イギリス・ロシア・スウェーデンと共に第四次対仏大同盟を結成した。そして単独でフランスに戦いを挑むのである。しかし、フランスはイエナ・アウエルシュタットの戦いでプロイセン軍を壊滅させ、その勢いのままベルリンに入城、大陸封鎖令を発令して経済的にイギリスを追い込もうとした。そしてフランス軍はプロイセン国王を追って東プロイセンに進撃、救援に来たロシア軍とアイラウで激突した。 「エックミュールの戦い」 1809年、ナポレオンがスペインとの抗争で苦戦しているのを見てオーストリアはイギリスと再び第五次対仏大同盟を結び、バイエルンへと侵攻した。ナポレオンはこれに迅速に対応し、エックミュールの戦いでオーストリア軍を撃破し、ウィーンに入城した。続くアスペルン・エスリンクの戦いでは、ナポレオンは自身が軍を率いての初めての敗北をオーストリア軍に喫した。しかし、このままではすまされないとフランス軍は再びワグラムにてオーストリア軍と激突、これを撃破した。 『ラ・グランドアーミー』は、ナポレオン戦争をキャンペーンレベルで再現するゲームです。ゲームには3つのキャンペーンが含まれており、1805年のフランス軍がブローニュに終結してからアウステルリッツの戦いでロシア・オーストリア軍を撃破するまでの期間、1806年のプロイセンとのイエナアウエルシュタットの戦いの前後1年間、1809年のオーストリアとのエックミュールの戦いを含む前後1年間をキャンペーンレベルで再現しています。ナポレオンが一番ナポレオンらしかった年代、フランスを囲んですべてが敵国という当時のヨーロッパにおいて、四面楚歌の状態での縦横無尽のフランス軍の活躍を再現できます。 #対仏大同盟 #ナポレオン #ナポレオニック
3本 ? 作戦級 1Turn=10日 1へクス=15㎞ 1Unit=師団ちょこ大佐
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Wabbit Wampage
『ワビットワンページ』は、プレイヤーがブラウンさんの農場で農夫ブラウンと凶悪ワビット達に分かれ、1年を通じてニンジンを育てたり、建物を破壊したり、相手を攻撃したりして得点を競う、2~4人で遊べるブラックジョークのマルチプレイヤーゲームです。ルールでは凶悪ウサギ=War+Rabbit=ワビットと記載されており、また、バグバニーとも書かれています。バグバニーと言えば、かの有名なバックスバニーを想起させ、そう思ってイラストを見ると…。似ています。バックスバニーのパロディゲームととらえてもいい感じです。 1ターンは各季節に分かれており、春には畑を耕し、夏にはニンジンを備蓄し、秋には敵を叩き、冬には建物を破壊してそれぞれ勝利ポイントを稼ぎます。最終的に一番勝利ポイントを獲得したプレイヤーが勝者となります。 翌年には『ワビッツワベンジ』という続編も発売されました。 #ワビッツ
ルール(4P) ユニット?個 マップ4枚 カード?枚 8面体ダイス2個 無し 無し 戦闘級ちょこ大佐
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Liberty of Death:The American Insurrection
アメリカ独立戦争は、1775年から1783年にかけて行われた、アメリカ東部海岸でのアメリカ東部沿岸イギリス植民地領13領とグレートブリテン王国の戦いです。この戦いによって、イギリス植民地領(後にアメリカ合衆国を宣言)はイギリス本国からの支配から脱し、政治的独立を果たしました。翌年、アメリカ独立宣言を発して、正式にアメリカ合衆国が発足しました。戦争序盤はイギリスがその優勢な海軍力を活かして東海岸の都市を制圧していましたが、フランスがアメリカについて参戦し、資金提供などの援助をし、続いてスペイン、ネーデルランド連邦共和国(後のオランダ)もアメリカに協力しました。1781年、フランス海軍がチェサピーク湾での戦いに勝利し、続けてヨークタウンの戦いでアメリカフランス連合軍がイギリス軍に勝利し、実質的な戦闘は終了、アメリカ合衆国の勝利となりました。 『リバティオブデス:アメリカ独立戦闘』は、アメリカ独立戦争での東海岸での戦いをGMT社のCOINシステムで再現したゲームです。COINシステムとは、Countrer Insurgency(反乱鎮圧、対ゲリラ活動)の略です。GMT社が2012年にCOINシリーズ第1弾として発売した「Andean Abyss(アンデスの深淵)」(1990年代のコロンビアでの反乱をシミュレートしたゲーム)で採用されたシステムです。その後COINシリーズは現時点で11弾まで発売されていて、特徴としては非対称の陣営同士(政府軍とゲリラ等)の対戦を再現するのに向いており、4人ぐらいまでの陣営を扱ったマルチプレイシステムでありながらソロプレイにも適しているという、ぼっちの味方のようなシステムです。『リバティオブデス:アメリカ独立戦闘』はCOINシリーズ第五弾にあたります。 #独立戦争 #自由か死か #COINシステム #COINシリーズ
? COINシリーズ#5 戦略級 1Turn=? 1エリア=? 1Unit=?ちょこ大佐
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CIVILIZATION(文明の曙)
『文明の曙』は、おおよそ紀元前8000年頃の農業の発明から紀元前3世紀中ごろのローマの出現までの古代文明の発展をテーマにした2~7人用のシミュレーションゲームです。それぞれのプレイヤーは東地中海と中近東の地図上の国を指導し人々とその文明を最良の所へ導くのが目的です。国同士の戦いは二次的要素で、あくまで自国の文明の発展が主な目的になります。舞台こそ地中海沿岸ですが、そういった意味ではウォーゲームではなく、ヒストリカルでもなく、人類国家の発展を抽象的に再現したシミュレーションゲームとなります。 このゲームを構成する特徴としては、文明カードと貿易カードがあります。文明カードはその国がどこまで文明が発展しているかを表すもので、「神秘主義」から始まり「窒業」「音楽」「建築」「土木工事」などがあり、自分の所有している貿易カードの点数、宝物の点数、そして既に所有している文明カードの点数により購入することができます。文明カードは、正しい文明ルートをたどる限り、既に所有している文明カードが、新たに入手する文明カードを購入するときに有利に働きます。貿易カードには、「粘土」「鉄」「塩」「香辛料」などがあり、貿易フェイズにプレイヤー全員で交換交渉を行います。自分の交換できる貿易カードの種類、枚数を宣言し、他のプレイヤーがそれに応じれば交換することができます。この際、全ての情報を言う必要が無く、例えば塩3枚と銅2枚を貿易に出すときには「塩5枚!」と宣言し、貿易に出すカードのうち、一番多い種類を宣言します。戦闘よりもこの貿易交渉が重要であり、うまく交渉し、うまく文明を進めたプレイヤーがプレイを有利に運び、最終的には歴史進歩チャートの最後のマスまで一番最初に進んだプレイヤーが勝者となります。 そういった意味では40年前の作品でありながらプレイ感は現在のドイツゲームに近く、今なお色褪せないテーマのゲームと言えるでしょう。 #文明の曙 #シビライゼーション #古代文明
ルール(20P) 歴史進歩カード マップ1枚 プレイングピース9セット 貿易カード74枚 文明カード72枚 プレイヤーマット7枚 順番決めカード7枚 1本 無し 戦略級ちょこ大佐
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The Road to Vicksburg
「ビックスバーグへの道」は、南北戦争ビックスバーグ方面作戦中に発生したチャンピオンヒルの戦いをシミュレートしたゲームです。北軍の司令官グラント少将率いるテネシー軍が撤退中の南軍を追撃し、ビックスバーグで撃破したこの戦いは、作戦全体の転回点となった戦いでもあります。ゲームのルールはBlue&Grayシステムを使用しています。 #ロードトゥビッグスバーグ #ブルー&グレイ
2本 ? 作戦級南北戦争 1Turn=45分 1へクス=? 1Unit=?ちょこ大佐