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ドイツ Ⅳ号駆逐戦車ラング
ソビエト軍の傑作戦車T34やKV-1に驚いたドイツ軍は、急遽対応できる戦車を作り始めました。当初はⅣ号戦車の車体を流用して48口径75㎜砲を搭載したⅣ号駆逐戦車を生産しましたが、すぐに砲塔をパンターと同じ70口径75㎜砲に変換した、Ⅳ号駆逐戦車ラング(Sd.Kfz.162/1)を生産し始めました。この搭載した長砲身こそラング最大の特徴で、500mの距離から140㎜以上の装甲版を撃ち抜く威力を持ち、大きな期待なうちに1944年5月から量産に入りました。しかしすでに二次大戦も末期、わずか900両余りを生産しただけで終戦を迎えます。約1.85mと極めて低い車高、洗練されたスタイルは、理想的な形態、性能を備えた駆逐戦車と高く評価されています。 #タミヤ #駆逐戦車 #ドイツ軍
35088 MM88 戦車・AFV・歩兵 1/35ちょこ大佐
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ドイツⅣ号突撃榴弾砲ブルムベアー
1942年、スターリングラードを攻撃したドイツ軍は、市内のビル等の建物を要塞化して抵抗するソビエト軍にひどく苦戦していました。この経験から、強力に要塞化された都市の攻撃を主目的に開発されたのがⅣ号突撃榴弾砲戦車ブルムベアー、別名ストゥームパンターⅣ号(Sd.Kfz.166)である。ブルムベアーとは「気難しい人」「不平不満を言う人」という意味である。シャーシはⅣ号F型戦車のものを流用、全面100㎜にも及ぶ強力な装甲版による戦闘室に威力ある150㎜榴弾砲搭載、1943年4月~5月にかけて60両の第一次生産がおこなわれ、一部がクルスクの戦いに投入されたのですが、戦車戦となったクルスクの戦いでは、市街戦に特化したブルムベアーはその実力を十分に発揮できませんでした。ブルムベアーが本来の実力を示したのは、イタリア戦線、そして後期の東部戦線からです。臼砲に近い曲射性能を持つ150㎜榴弾砲が山がちのイタリアでの運用に適し、また後期の東部戦線ではソビエト軍がドイツ国境に迫り、市街戦が多くなったからです。このためブルムベアーの生産は1943年12月から再び強化されることとなりました。Ⅳ号戦車の発展に伴い、シャーシはⅣ号H型及びJ型のものが流用され、更に細部も改良が加えられ、市街戦専用車としてその地位を確保していきました。特殊用途の戦車でありながら、最終的な製造台数は300両近くになったと言われています。 #タミヤ #突撃榴弾砲 #ドイツ軍
35077 MM77 戦車・AFV・歩兵 1/35ちょこ大佐