『史上最大の侵略』ソロプレイ3

初版 2019/10/19 20:08

ドラフトについて思うこと

専門家の意見では今回のドラフトでは阪神が100点満点中90点で一番いいドラフトをしたそうですが、そもそもドラフトって、指名される側個人の人権をないがしろにしてないでしょうか。希望する球団に入れないというのは、選手の一生を左右する問題ですしね。まあ、球団は違えど同じプロ野球だからいいのかなぁ。昔は結構悲劇もありましたよね。

戦力均衡のためのウェイバー方式だとは思うのですが、日本は1位指名だけ独特ですよね。完全にショーアップのためにやっているようで、なんだか好きになれません。見ている方はドキドキしていいかも知れませんが、もっとうまい方法はないもんですかねぇ。

それでは次にシステムについて。

システムの肝として、全49話が原作のストーリーに基づいて1話1枚の侵略カードという形で表現されています。場に裏向きに置かれている時には星人が地球侵略のための暗躍中を表し、表になるとそのたくらみが発覚したことを表します。侵略カードには、1ターンに置ける侵略チットの枚数(暗躍時と発覚時それぞれ)、暗躍限界(裏向きのまま置ける侵略チットの上限)、戦闘力、TDF値(ウルトラ警備隊が攻撃した場合の効果)が設定されており、この5つの数字で原作各話の特徴を非常によく表しています。1枚の侵略カード上に侵略チットが13枚以上置かれたらその侵略が成功、星人側の勝利となり地球は侵略されてしまいます。逆に全ての侵略カードが除去されたら地球防衛軍側(TDF)の勝利となります。

この暗躍時と発覚時のチット上限が絶妙で、基本的にプレイ中は複数の星人の侵略が同時進行し、簡単に侵略行動が実行できるけどばれやすい侵略作戦、なかなか進まないけどばれにくい侵略作戦、発覚したら一気に作戦が進行する侵略作戦など、原作の内容をうまく反映したシステムになっています。

また、TDF値も原作に従い、ウルトラ警備隊が活躍した話は高く、攻撃が効かなかった話は低いまたは全く効果が無いように設定されており、この怪獣はウルトラセブンで倒すべき、この怪獣はウルトラ警備隊の攻撃で削っておくべきなど、ヒストリカルな行動をとらなければ不利になるように作られています。

また、暗躍限界が設定されているため、一定以上の侵略チットが置かれた侵略カードは、星人側自ら表にしなければ(侵略行動をバラす)、又はウルトラ警備隊の偵察でバレなければそれ以上侵略チットを置く(侵略作戦を進める)ことができません。

暗躍中であれば、侵略行動を進めれば進める程(侵略チットを置くほど)ウルトラ警備隊の偵察により発覚する確率が高まります。このあたりは良くできています。


ゲームの準備として、侵略カード、イベントカード、インフォメーションカードを混ぜて1山にします。

侵略カード:TVの49話分に相当するカード。

イベントカード:ウルトラ警備隊が有利になるカード。「クラタ隊長の参加」など。

インフォカード:トピックが起きるカード。物語後半に設定されている侵略カードの使用解除に関係。

次に、星人側は最初の手札6枚を引き、TDF側は全ての隊員カード、兵器カード、ウルトラセブンカード、カプセル怪獣カードを受け取ります。

1ターンは以下のフェイズに分かれてます。

1)星人側アクション

2)警備隊隊員配置

3)偵察判定

4)警備隊再配置

5)戦闘

6)勝利判定


1)星人側アクション

星人側は以下5種類のアクションを、8アクションポイント(AP)分まで好きに選んで実行できます。

・カードを1枚引く 2AP

・侵略チットを1枚置く 1AP

・侵略カードを1枚置く 2AP

・侵略カードを1枚表にする 3AP

・ダメージを1減らす 3AP

2)警備隊隊員配置

TDF側は、星人の暗躍中の侵略作戦を暴くために(侵略カードを表にするために)、各エリアに(エリアは宇宙、街、山、海、関係者、基地の6つ)好きなように隊員カードと兵器カードを配置(パトロール)することができます。但し、兵器カードは2枚まで、隊員は、キリヤマ隊長がいなければ1エリアに3人までしか配置することができません。

3)偵察判定

TDF側は、隊員が配置された(偵察に行った)エリア毎に隊員の偵察値を合計して偵察を試みます。この時、その侵略カードに置かれた侵略チットの数が多いと発覚しやすくなります(侵略が進んでいるとバレやすい)。偵察が成功したらその侵略カードは表になります。表になると初めてTDF側が攻撃できるようになります。

4)警備隊再配置

TDF側は、配置された隊員1グループを他のエリアに移動させることができます。各地での分散偵察終了後、合流して発覚している作戦の怪獣を攻撃するというイメージです。

5)戦闘

・ウルトラ警備隊の攻撃

各隊員毎に発覚している作戦の怪獣に攻撃します。命中したら怪獣にはダメージが累積し、その怪獣の戦闘力を上回ったら倒すことができます(侵略カードが除去されます)。

・セブン変身判定

モロボシダンがウルトラセブンに変身できるかどうか判定します。一緒にいる隊員が多いほど変身しづらくなります。

・格闘戦

ウルトラセブンに変身成功したら、怪獣と戦うことができます。セブンは必ず必殺技を一つ選んで使用しなければならず、必殺技を使用するにはエメリウムエネルギーを消費します。ゲーム開始時にセブンのエメリウムエネルギーは決められていて、これが0になるとセブンは死んでしまいます。セブンの必殺技が命中したら怪獣はその戦闘力にかかわらず必ず倒せます。が、セブンの戦闘力と怪獣の残り戦闘力(戦闘力ー現在のダメージ)の差で必殺技が命中するかどうか決まるので、セブンが戦う前にウルトラ警備隊でできるだけ怪獣にダメージを与えておくのが重要になります。

6)勝利判定

星人側の1枚の侵略カード上に13枚以上の侵略チットが置かれていたら、星人側の勝利。

全ての侵略カードが除去されたらTDF側の勝利。


プレイに当たって、システムがソロプレイに不向き、というか手札スタイルのプレイがあるのでこのままでは無理、ということでソロプレイ向けに下記の変更を適用します。

まず、どちらの側のソロプレイにするかですが、星人側もどのようにフェイクをかまして地球侵略を成功させるか面白そうなのですが、ここはウルトラ警備隊側でということで、星人側のプレイをシステムに組み込みます。

シナリオはキャンペーンだとリプレイ記事が長く長すぎるので1クール13話のショートシナリオで。


セットアップの変更点:

侵略カード、イベントカードを混ぜて1山にするのではなく、侵略カードのみで1山、イベントカードのみで1山にする。


共通追加ルール:

・星人側がカードを引くときにはダイスを1個振り、1~4で侵略カードを、5~6でイベントカードを引く。

・TDF側の偵察時、偵察値よりー1する。(ソロプレイだと偵察の空振りが無くなるのでウルトラ警備隊側に不利にする)

・星人側は手札のカードを見てはいけない。

・侵略カードを置く場合、置くエリアを公開する。

・侵略カード記載のエリアと実際に置くエリアは一致しなくても構わない。


星人側アクションの選択方針:

1:場にセットしてある侵略カード(表裏問わず)が3枚以下の場合、侵略カードを1枚場に置く。空いてる場所が複数ある場合、置く場所はランダムにダイスで決定する。

2:手札が1枚以下の場合、カードを引く。カードの内容は見ない。

3:表向きの侵略カードがある場合、発覚時最大数の侵略チットを置く。

4:アクションポイントが残り1の場合、侵略チットを1枚置く。

5:1枚の侵略カードに侵略チットが8枚以上置いてある場合、その侵略カードを表にする。その場合、表にした侵略カードの暗躍限界が置いてあるチットより大きい場合、暗躍限界になるようにチットを追加する。これにアクションポイントは消費しないものとする。

※1枚の裏向き侵略カードに置ける侵略チットの枚数は1ターン2枚までとする。


偵察判定の変更点:

ウルトラ警備隊側が偵察をした場合、該当する侵略カードを表にして公開で偵察判定をする。

偵察に成功した場合、そのままプレイを続ける。

偵察に失敗した場合、その侵略カードを星人側の手札に戻してシャッフルし、新たに手札からランダムで1枚同じ場所に裏で配置する。置かれている侵略チットはそのまま。


以上の変更を加えてソロプレイ、いきまーす。

続きはまた明日…。

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ひとりこつこつとヒストリカルSLGをやっています。

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