5000年前の世界~『北の縄文世界と国宝』

初版 2023/10/10 14:34

改訂 2024/03/12 22:04

9月初め、「北海道・東北の縄文遺跡群」のユネスコ世界遺産登録を記念して開催された、「北の縄文世界と国宝」展に行って来ました。

現在まで国宝指定された土偶は5体ありますが、そのほとんどが北海道にやって来るという幸運!特に家内は何度も東博に土偶を見に行く縄文フリークですので、必定私が運転手です。

札幌市厚別区にある北海道博物館。北海道の歴史を知るならこの施設が一番です。マンモス、ナウマンゾウの化石も置いてあります。

こちらはマンモス。

入口で出迎えてくれた重要文化財「遮光器土偶」(でもこれはレプリカです)。サンドイッチマンの伊達さん似。

国宝「縄文の女神」。4500年ほど前に作られました。パンタロン風の裾広がりの下半身が個性的。

同じく国宝「仮面の女神」。こちらも縄文中期(5000年ほど前)に作られたものです。

国宝「縄文のビーナス」。なんとも可愛らしいプロポーションです。

国宝「中空土偶」。ウルトラマン風の風貌です。これは男性でしょう。

体育座りの国宝「合掌土偶」(レプリカ)。

黒曜石で作られた国宝「大型尖頭器」。17000年前の見事な工芸品です。

亡くなった子供の足型を象った7400年前の土板。今も昔も子を思う親の心、切ないですね。

国宝「火炎型土器」二台。5000年前のダイナミックな造形です。

展覧会の入口ホール。日本人のご先祖の芸術性を堪能した展覧会でした。

観覧後、「おこっぺアイス」を食べて一休み。バニラ、あっさりとした甘味で牛乳の味が引き立ちます。し・あ・わ・せ……。

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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