「黒部の太陽」DVDです。
以前から観たくて、ヤフオクでレンタル落ちのものを格安で購入しました。
三船敏郎×石原裕次郎のツートップで挑んだ、一大スペクタクルです。
昭和30年代、高度経済成長期に建設された、黒部川第四発電所の中でも最大の難工事と言われた、大町トンネルの工事を描いた作品です。
「題名のない音楽会」の司会でも有名な、黛敏郎さんの勇壮な音楽に、難工事の現場をリアルに再現したセットから、伝わってくる緊迫感と、見ごたえある迫力は、石原裕次郎さんが「大画面で観てほしい」と仰った通りのものです。
この作品には三船敏郎さんや石原裕次郎さんの他、豪華なキャスト陣が出演しており、印象に残ったのは、宇野重吉さんと寺尾聰さんが、実際に親子役で共演しており、本当の親子なだけに、二人の間のやり取りのリアルさが、ひしひしと伝わりました。
また、十数年後には「西部警察」に出演し、「ルビーの指環」をはじめとするAORの数々をリリースして、大人の雰囲気を漂わせることになる寺尾聰さんですが、この映画の撮影当時は20歳過ぎということもあって、まだまだ初々しさが感じられるところも新鮮でした。
23インチの大画面モニターを購入したところで、もう一度観てみようかなと思っています。
三船敏郎、石原裕次郎他
邦画
ポニーキャニオン
sat-2019