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E3系R4編成・前期型
E3系0番台は時期によって屋根の形状が少しずつ異なっています.特に前期型のR1編成,R2~R16編成は,屋根に合計三つのカバーが並ぶ,後期型とは異なる屋根を持っていました. ところが模型では,KATOは後期型仕様の製品のみ,Tomixは初期「こまち」の屋根形状が前期型に該当するものの,車番はR17編成と矛盾していたり. そんな前期型の特徴的な屋根を再現するべく,私がフォローしている1/160新幹線ファンの方の作品を参考に,KATOの「こまち」元R22編成を加工しました. そしてなにより,R4編成はE3系こまちのラストランセレモニーに充当された編成です.現在はノーマルで活躍中ですが,近いうちに「ありがとう こまち」のラッピングを施す予定です. #鉄道模型 #新幹線 #E3系 #こまち #改造
鉄道模型 Nゲージ KATO ポポンデッタななじさんじゅっぷん(JRUZ)
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E6系Z2編成「スーパーこまち」
秋田新幹線の新型車両E6系で,2013年デビュー当時の最速列車「スーパーこまち」を再現したKATOモデル.N模型のE6系デビューは実車の運転開始とほぼ同時期の3月で,トミックス製品に約4ヵ月も先行して発売されているところに気合が感じられます. 実車同様の鮮烈な茜色の顔と屋根はもちろん,屋根端の黄色い標示が再現されています.細かいところを見ると,ヘッドライト内は銀色に塗装され,全体が均一に光るようになっており,トミックスに比べて煌びやかに光る印象があります.ちなみに,モータ車の12号車の車輪には,E5系「はやぶさ」との連結時を考慮して,トラクションタイヤが装備されていません.そこで,駆動力を稼ぐため,室内に金属板のウェイトが内蔵されています. 2023年現在はアップデートされた「こまち」製品の発売で,この「スーパーこまち」製品は生産終了していますが,さほど入手困難ではないのが嬉しいところ.現行のE6系に設置されている荷物置き場の再現や,東北デスティネーションキャンペーンのロゴ貼り付けも検討中です. 主な加工点 2023.10.15 乗務員室ドア窓に編成表記インレタを施工
鉄道模型 Nゲージ KATO 17600円ななじさんじゅっぷん(JRUZ)
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200系E7編成東北・上越新幹線
KATOによる200系新幹線の改良製品です. 200系新幹線を製品化したのはKATO,Tomix,エンドウ,そしてMicroAceの四社. TomixやMicroAceはこれまでさまざまな200系モデルを製品化してきました.一方で,KATOは1982年に0系に先立って製品化して以降,2012年にご覧の改良品を発売したのみ.いずれのロットも,プロトタイプは初期のE編成となっています. そのため,ボディの設計自体はなんと40年以上昔のものなのです! しかし,基本的な造形技術が高いために特段の古臭さを感じさせないのが驚きです.あえて言えば,コの字形のアーノルドカプラーによる連結で,車両間の隙間と連結面が目立ってしまっている点くらいです. 編成は,パンタグラフカバーや高圧引き通しのない屋根を持ち,5号車に車販準備室つきの225-400形,7号車にグリーン車215形,9号車にビュフェ車237形を連結.PS201形パンタグラフはこの製品から可動式になったうえ,金属製でTomix製のパーツに比べて壊れにくくなっています. そのほかに1号車に禁煙車のマークが印刷され,ヘッドライトのリムが銀色で表現された他,普通車の座席色がワインレッドからオレンジ系の色に変更されています. #鉄道模型 #新幹線 #200系
鉄道模型 Nゲージ KATO ヤフオクななじさんじゅっぷん(JRUZ)
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E2系J14編成東北新幹線「はやて」
こちらはE2系0番台のはやて仕様です. E2系の最初期の編成で,1997年に登場しました.当初,東北新幹線で運用されるJ編成は,長野新幹線のN編成と同じ8両編成でラインが赤の車両でした.2002年に東北新幹線が八戸まで開業し,「はやて」のデビューにあわせてJ編成には10両に改造され,ラインが赤からつつじピンクに変更されるなど,東北新幹線用としての更新が行われました. すでにモデルを公開しているE2系1000番台とは,大きなパンタグラフカバーや窓の形,ワイパーの本数など,さまざまな外観の違いがあります.初期のE2系0番台の窓は正方形に近い小窓の形をしていますが,10両化時にJ編成に連結されたE225-100形(7号車),E226—400形(8号車)のみ1000番台に準じた横長の窓を持っています.そのためレイアウトの直線上にこの車両をフル編成でおくと,大小の窓のミックスがわかります. 当方の車両センターで2番目に導入時期が古いE2系で,個人的に思い入れが深い子でもあります.当初は基本と増結Aの7両で導入し,のちにジャンクで購入した旧ロットの車両をカプラー交換しながら組み入れて10両にしています.2023年の10月に付属の車番用インレタ,世田谷車両センターの全面表記インレタを用いてJ14編成に仕上げました. E2系0番台の普通車の特徴である茶,紫,青系がランダム配色の座席を再現するために,高校生時代に初期の7両へ室内パーツの着色を行っています.室内灯を入れた車両の窓をのぞき込むと,カラフルでにぎやかな室内の様子が楽しめます.そのうち全車両への座席彩色,室内灯装備を行う予定です.
鉄道模型 Nゲージ TOMIX ポポンデッタななじさんじゅっぷん(JRUZ)
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E2系J71編成東北新幹線「やまびこ」
当方の新たなE2系コレクションをご覧いただきありがとうございます. E2系1000番台のTomixバージョンです. E2系1000番台は東北新幹線「はやて」としてデビューし,E5系の登場後は「やまびこ」や「とき」に活躍.J51-75編成までの15編成がつくられましたが,J70編成以降の6編成は2010年の東北新幹線新青森延時に製造された,「最終増備車」などと呼ばれるE2系の最新グループで,J69までの編成に比べ,行先表示器のフルカラーLED化,パンタグラフ周辺の形状などわずかなバージョンアップが見られます. E2系「はやて」では,ライバルのKATOが1000番台をJ51-69編成仕様で発売したのに対し,Tomixはすでに金型を持っていた0番台のはやて仕様を発売.しかし,上越新幹線への移籍といったE2系1000番の運用の変化にあわせ,Tomixも一から金型を作り,1000番台製品を発売するようになりました.この製品では,先述の最終増備車をプロトタイプに選んだことで,先行のライバルとの差別化に成功しています. モデルの出来も気に入っています.同社0番台製品になかった,屋根の赤い注意喚起標示がインレタで再現できます.特につつじピンクの帯の色合いは,まるで薄紫のようなKATO製品に比べ,より実車に忠実で美しくなっています. Tomixは併結用のE3系のラインアップも豊富なので,このE2系との多彩なコラボが実現可能です.つばさとの運用がメインになりますが,実車は「はやて」にも充当されていたので,私のお気に入りはE3系こまちとの共演です.
鉄道模型 Nゲージ TOMIX メルカリななじさんじゅっぷん(JRUZ)
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E4系P16編成・旧塗装・増結用
こちらはTomixE4系兄弟の次男坊です. 基本Aセットをベースにしています.ヘッドライトは白色で,可動式パンタグラフ,両方の先頭車に他の車両を併結するTNカプラーが装備されています.そのためE4系Maxの編成増結に対応したセットになっています. 2023年9月に9~16号車の表示と各種編成番号を施しP16編成を命名しました. 「Maxとき」や「Maxやまびこ」の下り側8両を担当し,兄弟のE4系と共に1634人を東北・上越地方へいざないます.
鉄道模型 Nゲージ TOMIX メルカリななじさんじゅっぷん(JRUZ)
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E4系P5編成・旧塗装
当方TomixのE4系ファミリーのうち、最も年長のP5編成をご紹介しましょう. 製品は2005年に発売された最初のE4系Maxの模型で、基本セットにAとBの二種類があります. この編成は学生時代の部活の全国大会で入手した6両の基本Aセットに2両の増結Bセットを加えて組成しており、当車両センターでは設立間もない頃から活躍する大ベテランです. 増結Bを入手する前はこの2両をE456とE459でこっそり代用して8両を組んでいましたが、4年経ってようやくフル編成を組めるように. これを機に全車両に1~8号車の号車番号、付属の車両番号と世田谷車両センターさんの前面表示インレタを施しP5編成になりました。
鉄道模型 Nゲージ TOMIX イベントの出品ブースななじさんじゅっぷん(JRUZ)
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E3系L53編成山形新幹線「つばさ」
こちらは1000番台の銀色「つばさ」. 1999年に山形新幹線の延伸に伴い先輩のL51,L52がデビュー.プロトタイプのL53編成は6年遅れて2005年に登場. 新塗装に変更された後も多数派2000番台に混じって「つばさ」でしばらく活躍します. すでに公開している2000番台との大きな違いに,ヘッドライトの形(0番台と同じ),元自由席車両の16,17号車のシートピッチと窓数,座席の色などがあり,当モデルでも的確に再現されています.というか,こちらの発売のほうが早かったのですが. 細かい点では,行先表示「つばさ/指定席・自由席」が印刷によって再現されており,この点はE3系「こまち」の同社モデルと一緒です.また,ドアの横の緑色の3羽の鳥のシルエットマークも新型の2000番台では後年撤去されており,このE3系1000番台ならではです. デビュー時からのE4系Maxやまびことの連結はもちろん,Maxの東北新幹線撤退に伴い,つばさの新パートナーに就任したE2系1000番台との最高速度275km/hコンビも楽しめます.
鉄道模型 Nゲージ KATO メルカリななじさんじゅっぷん(JRUZ)
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E4系P7編成新幹線<Max>
KATOのE4系Max旧塗装の2代目の製品で,プロトタイプはP7編成になっています. 最初期の製品に比べ,全車禁煙化後の姿を再現しているほか,ステッカーの内容が一気に充実したものになり,座席標示や9-16号車時の号車表示,グリーン車用ステッカーが付属しています.
鉄道模型 Nゲージ KATO 秘密ななじさんじゅっぷん(JRUZ)
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E4系P21編成新幹線「Max」
KATOの2006年発売で一番最初のE4系Maxのモデルです.プロトタイプは新幹線総合車両センターのP21編成となっています.3,8号車には喫煙マークがあり,発売当時の仕様になっています. 号車番号,行先表示「Maxやまびこ」が印刷済みなので加工の必要がないのが嬉しいところです.また付属の行先表示シールを使えば上越新幹線「Maxとき」など別の列車や,「東京」「仙台」「新潟」「ガーラ湯沢」(あれ,越後湯沢はどこに...?)を再現することもできます.その一方で9-16号車時の号車番号と,座席種別のシールはまだ収録されていませんでした. 唯一の欠点は,Tomixのように編成番号が選べないことでした.16両併結運転をこのE4系Maxで行うと1編成しかないはずのP21編成同士の連結になってしまいます.これは新塗装の「Maxとき」製品も同様.しかし2022年発売の新しいE4系MaxのロットはP7編成に車番が変更されており,そちらと連結することができます. 当方では単独運転から先述のP7編成との重連「Maxやまびこ」,E3系L63編成「つばさ」との運用など幅広く活躍する優秀な車です.
鉄道模型 Nゲージ KATO 秘密☆ななじさんじゅっぷん(JRUZ)
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E3系L63編成山形新幹線「つばさ」旧塗色
2016年ごろまで見られた旧塗装.プロトタイプはL63編成ですが,この編成はなんとE3系2000番台で旧塗装として活躍した最後の編成でもあります. クオリティもKATOらしい安定性があります. ギミックに富み,Tomix製品にない屋根の標示印刷,ヘッドライトのHID・シールドビームの色の再現はこの形式の精悍さ,かっこよさを際立たせているように思えます.行先表示は3色LEDを再現しており,「つばさ 140 東京」となっています. 私が所有するのは地元のポポンデッタで最後の一点だった再生産品.E3系こまちで味わったヘッドライト表現に惹かれて買うことにしました. 中古では流通が比較的多く,価格も標準的なものが多いのでおすすめできます. オープンノーズカプラーを11号車のE311-2003に採用しており,当車両センターでは新幹線区間でE2系J60編成による「やまびこ」,E4系P21,P7編成による「Maxやまびこ」との併結実績があります.
鉄道模型 Nゲージ KATO 秘密ななじさんじゅっぷん(JRUZ)
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E3系R22編成秋田新幹線「こまち」
プロトタイプはR22編成がチョイスされており,Tomixの最新製品と同じくR18編成以降の仕様になっています. E3系R編成の後期型の大きな特徴の一つは,ワイパーが2本であり,13-14号車間の屋根に碍子カバーがないことです.また,屋根の端には碍子が設置されているのもポイントです. 新規製作のため,1000番台と異なるパンタグラフカバーの形が作り分けられているのがマニアとしては嬉しい.その半面,ライトの位置が実車より少し下方になっているなど,KATOらしいデフォルメ(?)があります. 塗装色はTomixに比べると落ち着いており,ピンクの帯は紫に近く(個人的にはTomix「なすの」製品に次いで好きなピンク色),ホワイトの上半分は,「暗すぎる」といった批判があるくらいグレーに近い色になっています.これはどうやら同社のE2系「はやて」の色合いに合わせたものと考えられています. Tomix製E3系こまちを手にしたのを機にKATOの同車両に興味が湧き,入手困難になりかけていたこの製品を探して,各地の模型店やオンラインショップを探しまわった末に見つけた記憶があります.もっとも,近頃に再生産が行われ,初心者の方でも入手が容易になりつつあります. 11号車E311にはもちろんお約束のオープンノーズカプラーが装備されています.当車両センターでは在来線運用列車のみならず,新幹線区間ではJ68編成をはじめとするE2系1000番台・E5系「はやて」のよきパートナーも務めています. #鉄道模型 #新幹線 #E3系 #こまち
鉄道模型 Nゲージ KATO ポポンデッタななじさんじゅっぷん(JRUZ)
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E2系J60編成「やまびこ・とき」
KATOのE2系1000番台としては2発目の製品で,2021年ころの新幹線総合車両センターのJ60編成を再現しています. 東北新幹線では速達列車の運用を撤退したのち,東京ー仙台間のつばさ併結「やまびこ」や「なすの」を中心に活躍. E2系1000番台は上越新幹線の運用から2023年に撤退済みですが,発売当初は東北・上越新幹線にまたがる運用のため製品名は「やまびこ・とき」となっています.製品の行先ステッカーも「やまびこ」や「とき」などの運用がメインに. ボディはE2系1000番台が最前線で活躍していたころに発売された「はやて」製品とほぼ共通しているものの,全車 禁煙化や塗装の紫苑ブルーやつつじピンク,屋根の滑り止めの色調変更など,見比べのポイントがあります. 当方では発売に遅れること約2ヵ月半,地元のポポンデッタで発見し導入を決定しました. 10号車E224-1010には従来製品に同じくオープンノーズカプラーを装備し,実車そっくりの連結断面が楽しめます. このJ60編成の厳密な連結相手はE3系「つばさ」の新塗装に限られますが,当車両センターではこっそりR22編成「こまち」や旧塗装のL63編成「つばさ」との運用を組んだりも. また当車両センターで現在唯一室内灯工事が進んでいる編成でもあります.
鉄道模型 Nゲージ KATO ポポンデッタななじさんじゅっぷん(JRUZ)