「初盤道」と言う本を買って

先日、初盤のレコードを見つける攻略本を買い、日々手持ちのレコードの盤面、ジャケットと睨めっこしながら納得したり残念な思いをしたりして楽しんでいた。

主にビートルズ、ストーンズ(イギリスの元祖の方)、ビーチボーイズ、ZEPP、ドナルド・フェイゲン、フィービー・スノウ等々。

中でも私の愛聴盤、キャロル・キングの「TAPESTRY」(邦題：つづれおり)ではダメ出しを喰らってしまった。

キャロル・キングはアメリカのシンガー・ソングライターでビートルズのカバー曲「chains」「keep your  hands off my baby」の作者。

数年前に１９７１年の当時物ＵＳ盤を購入して音の良さに満足していたらこの本曰く、私の盤はテラホート工場製でパサついてボソボソした音だ。だがそれでも本国盤なので日英の初期盤に比べればマシ。
と、バッサリ！

テラホート工場製２ndレーベル⤴

(パサついてボソボソした音だと)

ではこの本曰く、(つづれおり)の初盤は、
①モナーク工場製がオリジナル、Ode70レーベル、曲目がスピンドルホールより右寄り。
②マト両面M2(もしくはM3)　
③Ode70インナー・スリーブ（もしくはOdeのみ）
④テクスチャ―ジャケ

以上の条件でebay,Discogsで漁ってやっとこさ発掘。

●モナーク工場プレス盤　本日着！

テクスチャ―ジャケではないが、〇の中にMRのイニシャル、△15732(3)／△15732-X(3)

盤を綺麗に洗浄してレコードプレイヤーにON 。

盤面に針を降ろすとチリノイズの音からして音圧の高さを感じる。
本に書いてあるように高い音圧と鮮明度が違うしっかりした音。

今まで聞いていた盤はパサついてボソボソは言い過ぎと思うがドライな感じで音の魅力度が劣るのを認めざるを得ない。

モナーク盤のご機嫌な音のおかげでこのアルバムを更に好きになりました。

恐るべし「初盤道」。