McCartney

初版 2023/10/08 16:29

改訂 2023/10/08 22:09

最近マイ・ブームのポール・マッカートニーの初ソロアルバム「McCartney」

当初、アルバムの半分がインストゥルメンタルの宅録で「Abbey Road」を完成させた人とは思えない内容に戸惑いすら感じたものの今改めて聞くと癖になります。

特に71年前後のポールの曲が好きなもので。


「That Would Be Something」「Every Night」,「Junk」,「Maybe I'm Amazed」等の名曲やインストナンバーもポール・マッカートニーのグルタミン酸が滲み出た佳曲揃い。

初めて買ったのは中坊の頃なので当然日本盤。

ゲートホールドカバーでリンダの撮った家族写真で裏もリンダが撮った娘メアリーとのツーショット。
後に買うUK,US盤も同じジャケット。

「That Would Be Something」邦題(きっと何かが待っている)は91年の「公式海賊盤」にも入ってたのとジョージ・ハリスンもこの曲と「恋することのもどかしさ」は素晴らしいと誉めるべきところは誉めている。あとは期待しないでいいし、そうすると全てがボーナスになるとジョージらしい皮肉コメントが最高。←まあ、1970年当時の感情的心情は理解できるけど、そんなに酷い曲だらけじゃないよ。(ジョンもくだらないとバッサリだったけど)

当時「Every Night」「Junk」この曲の為にこのアルバムを買ったのでした。

「Teddy Boy」これはゲット・バック・セッションのビートルズバージョンの方が好きです。
曲の終わり頃に歌い出す(しつこくプレイするポールに飽き飽きした感じかな?)ジョン・レノンの合いの手が最高にイイ!
やはりポールにはジョンがベストマッチ。

「Momma Miss America」は70年代にどこかのラジオ番組のテーマに使われていた。
「Singalong Junk」インストバージョン。曲がいいから歌がないのも嬉しかった。
「Maybe I'm Amazed」これ、シングルカットすれば良かったのに。
「Kreen Akrore」、ドラム中心の演奏にリンダの息がハアハアするインストナンバーも味があってGood。

80年代に西新宿の新宿レコードでUK盤を入手。
コーティングジャケットが美しいのみならず、各楽器の音の良さは改めて聞くとさすがの貫禄。

UK盤 UKプレス A-2U 6/OH  B-2U 2/LP 

同じくUK盤フランス委託プレス盤
盤が柔らかくて軽く3-U/4-UにしてはUKプレスより音がいい。シンバルの音が新鮮で全体に音の輪郭が良い生き生きした音。

US盤 LAプレス。

US盤 abkco表記無し。

全体にドンドコ迫り来るロックな音。特にタムの音がガンガン来る。ランオフを見ると両面共手書きでRL。
つまりZEPPでお馴染みのボブ・ラドウィッグのカッティング。ガッテンしました。

McCartney沼
王道のUK盤、ロックなUS盤、昭和の東芝赤盤と聞き比べは楽しく、あとは丁寧な仕事のニュージーランド盤、ウルグアイ盤、モノラルのブラジル盤がどんな音か気になります。

沼の沼。最後に最近大炎上した時事ネタを借りて「Show must go on(`・ω・´)ゞ」

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    MATHEW STREET 1962

    2023/10/08 - 編集済み

    『McCARTNEY』は、粗削りですけど良いアルバムですね。

    10年後の『McCARTNEY Ⅱ』は、リアルタイムで買ったのですが、内容的には期待外れと言う感じでした。

    『McCARTNEY Ⅲ』はノーコメントです。

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    • 「McCartney」はアップルを通さずに作成してるものの青リンゴのレーベルが使われてるのも嬉しいポイントです。EMIレーベルだと魅力半減です。
      「McCartneyⅡ」のジャケの微妙な表情はどういうことでしょう?

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