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MCRALEN MERCEDES MP4/15 2000
2000年のF1参戦車。98年、99年と連覇を果たした美香。ハッキネンがファンジオ以来の3連覇に挑んだ00年シーズンでしたが、3度立ちはだかったのは当然永遠のライバルであるシューマッハでした。 シーズンは序盤からシューマッハがリード、ハッキネンが中盤以降逆転する展開となったものの最後には過去2年と同じく速くも脆いMP4の性格が災いしタイトルを失うことになりました。 この2000年シーズンはしかし、結果など問題ではないほど見どころの多い一年でした。セナの41勝によりによってサンマリノGPで並んだシューマッハの号泣記者会見、未来永劫語り継がれるに違いないベルギーGPのスーパーオーバーテイク、そして決戦の地となった鈴鹿。 この鈴鹿でシューマッハとハッキネンは完全に他のドライバーとは別の次元にいることを示しました。予選では2人だけで4度トップタイムを更新し合い最終的な差は0.009秒、3位クルサードと4位バリチェロは遅れること0.4秒、、、 普通ならチャンピオンになった前2年のマシンを買っているところですが、シューマッハのF1-2000が既にあり。上記の通り素晴らしいシーズンを演出してくれたことに敬意を表し、敢えて選んだ一台です。
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マクラーレン・メルセデス MP4-23 2008
2008年のF1チャンピオンマシン。07年、F1史上誰も達成したことのないルーキーチャンピオンに限りなく近づいたハミルトンでしたが一歩及ばず、初戴冠への期待が持ち越された翌08年、ライバルとなったのは前年王者のライコネンではなく意外にも(失礼)覚醒したマッサでした。 シーズン最終戦のブラジルGP、待っていたのはF1史上最も劇的な幕切れでした。雨がらみのレースはマッサが同年最多勝となる6度目のトップチェッカー。ハミルトンがチャンピオンになるには前を行くベッテルを抜いての5位が必要ですがペースに差はなく万事休す。ハミルトンのフィニッシュを前に喚起に沸くフェラーリピット(特にマッサ父)でしたが、このラテンぶりがこの後のドラマを更に盛り立てる(?)ことに、、、 コースに目を転ずると異様に遅いペースで走行する4位のトヨタ、グロック。微妙な雨量にドライタイヤで賭けに出たもののファイナルラップに強まった雨脚で賭けは失敗、10秒以上あったベッテル&ハミルトンとの差もこの1周の間にどんどん縮んでいったのです。ベッテルは最後まで抜けなかったハミルトンでしたが最終コーナーでグロックを交わし5位でフィニッシュ、当時最年少記録となるチャンピオンを獲得したのでした。 09年からのレギュレーション変更を前にした空力デバイス満載&溝付きタイヤの最終世代ですが、このあたりの時期がF1原体験の自分には魅力的な形状です。しかしこのあと10年以上マクラーレンからチャンピオンが出ないとは、この時は想像もできませんでした、、、諸行無常。
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McLAREN HONDA MP4/5
1989年のF1チャンピオンマシン。強すぎたホンダへの当てつけともいわれたレギュレーション変更を経て迎えた 89年、それでも強かったマクラーレン・ホンダでした。 ホンダは当時の供給チームだったウィリアムズ、ロータスとの議論を通じ89年のエンジンをV10とすることを決定、 傑作MP4/4の発展型シャシーとの組み合わせでタイトルを勝ち取ります。もはや伝説と化した89年のセナ・プロ対決ですが、 対立の象徴となった「鈴鹿のシケイン」の主役もこのマシンでした。 後年から見るとこのマシンに積まれたエンジンがV10だったという事実は大変興味深く見えます。 このRA109が改良を受け続けながら「無限ホンダ」時代まで使用されたことからも分かる通り、結果的には この時代の正解はV10。その「正解」だったV10でしかも2連覇という最高の結果を残したにもかかわらず、 そののちにホンダは91年からV12を投入したわけです。 開発中のエンジンを見て「やっぱりV12はいいな」といったという本田宗一郎氏。理屈を超えた「伝統のV12」への 情熱を燃やしたメーカーはフェラーリだけではなかったということでしょうか。
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McLAREN HONDA MP4/4 1988
1988年のF1チャンピオンマシン。それ以前からすでに名声を得ていたアイルトン・セナでしたが、88年のマクラーレン移籍により その才能はF1史に永遠に残る輝きを放つことになりました。チームメイトは当代最強ドライバーのアラン・プロスト、当時F1最多勝記録を 更新し続けていたチャンピオンと期待の新星の組み合わせは16戦15勝というF1史上最高の成績を残します。 彼らの快進撃を支えたMP4/4ですが、設計者はマクラーレン「F1」の生みの親としても知られるゴードン・マレー。彼がブラバム時代から 採用していた低重心コンセプトのシャシーと低燃費・高出力ホンダV6の組み合わせは、高い信頼性と相まって抜群の競争力を発揮しました。 この後一時代を築くことになるマクラーレン・ホンダの始まりですが、後世の書物を読む限り自分にはこの頃がこのシャシーの限界だったように思えてなりません。 ホンダエンジンの優位を忘れて徹底した車体開発がされていたら、92年以降のウィリアムズはもっと苦労していたと思うのですが、、、
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PORSCEH 917L 1971
1971年のル・マン24h参戦車。1960年代、スポーツカーレースでは小排気量クラスの覇者として知られたポルシェですが、69年からの新レギュレーション(排気量上限、生産義務台数等)の変更に合わせ、総合優勝を狙えるマシンを開発、917が誕生しました。搭載されたエンジンは5L水平対向12気筒、初期はその操縦性の悪さから性能を発揮できませんでしたが、改良の積み重ねにより70年、71年と見事ル・マン連覇を達成します。見るからにドラッグ低減が主目的のその形状、実にクラシカルな魅力を放っています。
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Mclaren TAG Porsche MP4/2 1984
1984年のF1チャンピオンマシン(の同型車)。「不死鳥」ニキ・ラウダがわずかに0.5点差(かの有名な雨のモナコGPが豪雨打ち切りでハーフポイントになったため)でプロストを下すという激闘で知られるシーズンです。F1史に残る豪華なドライバー陣営ですが、プロストは速さで明らかに勝りながらも百戦錬磨の同僚を結局上回れませんでした。年間ポール0回でチャンピオンに輝いたラウダから、後に最多勝ドライバーとなるプロストは果たして何を学んだのでしょうか。
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RENAULT R26 2006
2006年F1チャンピオンマシン。2006年は前年に初戴冠を成し遂げたアロンソが2連覇に挑戦、(1度目の)引退を控えたシューマッハを下したシーズンでした。あれから10年、実に残念なことにアロンソは未だ3回目のチャンピオンに輝くことができずにいます。そう遠からぬ将来、彼にまた栄冠が輝かんことを祈りつつ。
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WILLIAMS HONDA FW11B 1987
1987年のF1チャンピオンマシン。ドライバーはネルソン・ピケ、自分がやりたくてもできないモテモテ人生を謳歌したドライバー、、、ではなくて速く、クレバーなドライバーとして大いに尊敬する存在です。やっぱり3回もチャンピオンになるには速いのは当然として冷静でクレバーなドライビングが必要ということでしょうか。生涯成績で彼とマンセルとを比べた時に、自分はそのことを感じずにはいられません。
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MERCEDES BENZ C-CLASS DTM 2005
2005年ミカ・ハッキネンのDTM参戦車。F1引退後のハッキネンの数少ないレース活動の一つですね。ほぼ同じ見た目の市販車も発売されていましたが、まま「族車」なルックスなのに「公道レビュー」がCAR GRAPHICに掲載されていたのを記憶しています。SUPRE GTとの規則統一は果たしてどうなるのでしょうか、、、
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TOYOTA TF106 2006
トヨタの2006年F1マシン。初表彰台を成し遂げた翌年ということで更なる好成績が期待されましたが、、、結果として伸び悩み。”トヨタのエース”だったトゥルーリ車ですが、私見ながらトヨタが最後まで勝てなかった一因はドライバーではなかったか(トゥルーリがダメという意味ではなく)。いいドライバーに乗ってもらえるのも実力、自分は2009年にアロンソがトヨタに来ていたら、トヨタ初優勝は成し遂げられていたと信じています。
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McLAREN MERCEDES MP4-22 2007
2007年カナダGP、ルイス・ハミルトン初優勝車。この頃のF1マシン一番かっこいいと思うのは私だけでしょうか。日本ではあまり人気が無い(らしい)ハミルトンですが、自分はすごく好きなドライバーです。強烈なスピードに勝ち切る精神力、いくらか言動が荒っぽくても大好きなのは、彼のことをレポートに書いた大学の授業の成績が良かったからかもしれません、、、
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TOYOTA TF109 2009
今のところ最後のトヨタF1。これなら来年は、と思わせてくれたマシンでしたが、それでも頂点には届かなかった、、、99年ル・マンで勝ちきれないまま行ってしまったF1はやはり2位どまり。2位になることと勝つことの間には、小さいようでものすごく大きな差がある。この車を見ているといつもそのことを感じてしまいます。
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REDBULL RENAULT RB6 2010
2010年のF1チャンピオンマシン。記念すべきベッテル初戴冠車、ラメ入りのメットがかっこいい。個人的には、09年~のレギュレーション変更で一気にかっこ悪くなったマシンの中で抜群にかっこよく思えた一台です。
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PORSCHE 935 1976
1976年ワトキンス・グレン6h優勝車。いわゆるモビー・ディック?あまり詳しくない年代のため、、、マルティーニストライプはいつ見てもかっこいい。
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