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達磨石(鉄丸石)
静岡県静岡市葵区大原藁科川 安部川流域の四万十帯には対角につながる窪みがある硫化鉄を含むノジュールが産します。同様な石は房総半島・三浦半島・室戸岬にも観られ、馬糞石・へそ石・鉄丸石などと呼ばれています。Tasseliaという巣穴の化石(生痕化石)と説明されますが、熱水による硫化鉄の濃集・冷湧水のメタンから生成した炭酸塩チムニー etc. 諸説あります。 "徹癌石"とゴロが良いことと、洋梨型の達磨に似た形が愛好家に珍重されます。 #鉄丸石 #馬糞石 #へそ石 #ノジュール
藁科川の転石 2020年11月prin
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天竜川梅花石
天竜川 天竜川の梅花石は黒地の母岩にピンク色の花が綺麗です。ネットの情報では「桃色梅花・ピンク梅花と呼ばれている」「地元では墨汁につけて母岩を黒く見せ、花を丸くみせるため針を使って淵どっていく」とあります。真贋確かめるためにタワシでゴシゴシ、案の定黒い水が出てきます。 紋様石は天竜川下流域が産地として有名です。古くから"暴れ川""暴れ天竜"として知られる川、治水のために多くのダムが造られています。上流域の礫が素直に旅することができません。天竜川梅花石は黒雲母片麻岩に含まれる柘榴石が正体のようです。阿南町や泰阜村など天竜川流域は柘榴石の産地として有名処、この石の生まれた場所は何処でしょうか?
3000円 ヤフオク 2020年11月prin
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新津軽小僧(珪乳石)
青森県五所川原市金木町喜良市 益富先生が昭和雲根誌で記述している津軽小僧は凝灰岩中の珪質の結核とし、フリントに似ているが成因は違うと記しています。どちらかと言いうとジャスパーに近い感じです。 新津軽小僧は発見者の加賀沢さんが火山ガラスの堆積した凝灰岩中に見つけ名付けました。鉱物的にはメニライトでオパールの一種です。ミネラルショーでよく見るフェアリーオパールと同じもので、和名を珪乳石と言います。 #新津軽小僧
-円 石友さんからの提供 2020年11月prin