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VOW シリーズ
かつて宝島社からサブカルの代名詞の雑誌「宝島」が刊行されてました。その中の1コーナーがVOW(Voice Of Wonderlandの略)です。 「街中のヘンなものカタログ」というコンセプトで、主に読者からの投稿写真で構成されています。そこに寄せられた写真を元に構成されているのがこの本です。毎年一冊ずつ発行されてました。画像のは㉑という事で、2009年発行です。店頭にある変な貼り紙やおかしな店名の店、スーパーのPOPの誤植、などなどが大量に紹介されております。 他にみうらじゅん氏のこだわりのグッズ紹介、しりあがり寿氏の2ページマンガ、清水ミチコ女史の顔マネ塾が連載されてました。脱力感溢れるバカバカしくも愛すべき書籍です。 #サブカル #VOW #書籍
宝島社 993円+税オマハルゲ
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刑事コロンボ読本
先日展示したムックはイラスト入りで各話を紹介した楽しい物でしたが、こちらは一切のイラスト抜きで語られる骨太のコロンボ本です。 内容はざっくり言うとコロンボが生まれるまでの経緯、日本での反応とノベライズ、影響されて作られたドラマについてとなっており、主に日本でコロンボがどう受けたのかを考察するのに比重が置かれています。後半には貴重な対談やインタビューが掲載されており、中で横溝正史の対談は大先生がコロンボをどう感じていたかが知れて興味深いと思います。 もうひとつ、個人的にうれしかったのがある番組について触れられているところ。「和製コロンボ」というと「古畑任三郎」を思い浮かべる方が多いと思いますがそれ以前、1978年に作られたドラマ「チェックメイト78」というのがありました。「いつもの」サングラスに皮のジャケット姿のダンディーな松方弘樹が主演したドラマでしたが、「コロンボのパチもん」という印象で熱心に見ていなかったのを後悔しています。他の人もそう思っていたのか視聴率は低いまま終了してしまったそうですが、当時如何に日本がコロンボに影響されていたかを示していると思います。 #TV #コロンボ
宝島社 1780円+税オマハルゲ
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刑事コロンボ・完全捜査記録〈増補改訂版〉
刑事コロンボの全エピソードをイラスト付きで解説したムックです。イラストがあると分かり易いですよね。定期的に何度か“改訂版”として出版されている書籍です。 コロンボと言えば吹き替えの印象が強いので、吹き替えた声優・俳優についても詳しく紹介されています。イラストの横にさりげなく、その声を担当した方が他の作品で演じた代表的なキャラが小さく添えられてるのがニヤリとさせてGOOD!(5枚目の画像、オナー・ブラックマンの声の岸田今日子の傍にム―ミンw) 最後に各話の全犯人が身長と共に一覧で並んでいるという趣向が面白いと思います。 #TV #刑事コロンボ
宝島社 1890円オマハルゲ
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じつは、来週で・・・
新年最初の展示が「しり」というのが適当かどうかは置いときまして、以前展示した「できんボーイ」の漫画家田村信のインタビュー付きの一風変わったコミックです。 田村氏は70年代から活躍されてる漫画家さんですが、ちょくちょく連載誌が休刊になる事が多く、他にも様々な事情で「打ち切り」となった作品が多いのです。突然「実は連載が終わります」と担当編集者から告げられ、不本意ながらも無理矢理連載を終わらせるという苦い思いをマンガの誌面にぶつけた記録でもあります。 人気のある狩撫麻礼氏を原作者に迎えた異色のコラボ作品「エッヂ」も雑誌の休刊で打ち切り…というのが残念です。 #田村信 #マンガ
宝島社 790円オマハルゲ