モチベーション

初版 2024/06/05 16:50

当館は怪獣フィギュアを中心に展開する趣旨でオープンしました。その後なし崩し的にあれもこれもと部屋を増やして行き、現在に至ります。勢いで作ったもののさっぱり展示が滞ってしまっている部屋もチラホラ。その中でもすっかり展示が途絶えてしまっているのがデアゴスティーニから刊行された「サンダーバード2号&救助メカ」です。それにはちょっとした理由がありまして。

救助メカ自体の数は半ばを過ぎてあと10台ほど。「いい加減さっさと作って展示しろ」というご意見はごもっともです。実際ちまちまと作ってはおりますが、「ある事」に気付いてしまって手が止まってしまったんですよね。それは

上の画像の右下は有名なメカ、「ジェットモグラ」です。そして左上が「アナスタ湖探検車」になります。救助メカでは大きい部類に入るジェットモグラですが、探検車はそれ以上の大きさ。

設定では大型のハーフトラックといった感じで、フロント部が長いにせよジェットモグラより大きいとは思えません。座席のシートの大きさもやたらにデカく、縮尺が違っているとしか思えんのです。このシリーズのスケールは1/144.。それを考えるとこの探検車は倍のスケール1/72くらいが妥当だと思います。要するに大き過ぎるんですね。

そしてもう一つ、上の画像の左下がジェットモグラですが、右上が「ジェットクレーン車」になります。

こちらも設定では車幅がジェットモグラと同じくらいだと思うんですが、実物の車幅はジェットモグラの倍近くあります。これもちょっと大きいのではないかと。救助メカを作っている方々のブログなどでも「探検車とクレーン車は大き過ぎ」と指摘されています。

そしてこれは救助メカではありませんが「移動指令センター」。

こちらは逆に内部のシートがやたら小さいんですよね。赤ちゃん用の椅子かというくらい小さい。これではちゃんとした指令は送れませんw シートを大きくするとセンター自体の大きさもふた回りは大きくしなきゃいけなくなるでしょう。そうするとコンテナに収まりきれません。

こういうメカの「大きい小さい」というのはコンテナのミニチュアが大小作られたため生じた齟齬と思われます。大型のメカは大型のコンテナのミニチュアから発進し、小型のメカは小さなコンテナのミニチュアから発進する・・・確かにそれぞれカッコいいシーンに描かれてますが、お陰で整合性が取れなくなった結果だと思われます。

そんなこんなでこの大きさの違いをどうしようかと悩んでおる次第。最初の勢いはどこへやら、やる気つまりモチベーションがダダ下がり状態。そのためここ数年展示が出来ていないのであります。それでも残り数台のメカはすんなりと展示出来ます。悩む気持ちは置いといて一歩踏み出さねばいけませんね。

洋物・和物問わず、約30年かけて集まって来ました怪獣怪物宇宙人モンスターの溜りに溜ったコレクションをぼちぼちと気の向いた時にアップします。ソフビ・スタチュー・アクションフィギュアと何でもござれ。イマイチと思った画像は入れ替えますのでゆるりと気長にお付き合い下さいませ。そんなコレクションからこぼれたアイテムもサルベージして展示いたしましょう。
さあ、それでは開館のお時間となりました・・・。

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