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【アフロデイテス・チャイルド – 雨と涙 】
A面:Rain And Tears/雨と涙 B面:Don't Try To Catch A River/流れゆく恋 アフロデイテス・チャイルドはギリシャで結成されましたが、1967年のギリシャは軍事独裁政権に入ったこともあり、バンドは活躍の場を求めてイギリス行きを決意します。 ロンドンに向かう途中、1968年5月の事件に関連したストライキのせいでパリで立ち往生しますが、その滞留時間を使ってフランスでレコーディングして生まれた曲が「雨と涙」です。 この曲はデミス・ルソスのハスキーボイスが際立つ美しいバラードですが、パッヘルベルのカノンをモチーフにしたクラシック音楽的な部分も感じられます。 B面の「流れゆく恋」は対照的にアップテンポなナンバーです。 なお本シングルのリリース後、アルバム『エンド・オブ・ザ・ワールド』が発表され、2曲ともアルバムに収録されました。 ▪️レーベル:Philips ▪️規格番号:SFL-1178 ▪️フォーマット:7"(レコード), 45 RPM ▪️国:日本盤 ▪️リリース:1968年 (2024年5月 記)
Aphrodite's Child プログレッシブ・ロック/ギリシャ PHILIPS 7" 45RPMnw1043
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【セバスチャン・ハーディー - 哀愁の南十字星】
A面:Openings Part I B面:Openings Part II アルバム『哀愁の南十字星』のラストナンバーです。 美しくも切ないメランコリー感が漂う泣きのギターソロをメインにしたインストゥルメンタル曲で、終盤はテンポアップして、アグレッシブな展開をみせます。 なおアルバムバージョンは13分ですが、シングルでは前半部分をA面、後半をB面に分割・編集してあります。 ▪️レーベル:Mercury ▪️規格番号:SFL-2133 ▪️フォーマット:7"(レコード), 45 RPM, 白レーベル見本盤 ▪️国:日本盤 ▪️リリース:1976年 (2024年5月 記)
Sebastian Hardie プログレッシブ・ロック/オーストラリア Mercury 7" 45RPMnw1043
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【Le Orme – Piccola Rapsodia Dell'Ape】
A面:Piccola Rapsodia Dell'Ape 4:43 B面:Raccogli Le Nuvole 4:45 両曲ともアルバム『Piccola Rapsodia Dell'Ape』に収録。 アルバムを通してストリングス、クラシック・ギター、ピアノ、各種打楽器を使用し室内楽を意識した作品です。 また牧歌的なナンバーも多く収録されてます。 「Piccola Rapsodia Dell'Ape」はアルバムからシングルカットされたタイトル曲で、バイオリンでミツバチの羽音を再現するところから始まり、そのあとは室内楽のアンサンブル演奏へと展開していきます。 Michi Dei Rossiの各種打楽器もとても印象的です。 ▪️レーベル:Philips ▪️ 規格番号:6025 252 ▪️フォーマット:7"(レコード), 45 RPM ▪️国:イタリア盤 ▪️リリース:1980年 (2024年5月 記)
Le Orme プログレッシブ・ロック/イタリア PHILIPS 7" 45RPMnw1043
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【Yes – Sweetness】
A面:Sweetness 3:43 B面:Something's Coming'(from"West Side Story") 7:07 「Sweetness」はYesのファーストシングル。 Jon Andersonのクリアヴォイスの美しさが際立つラブバラードで、ファーストアルバム『Yes』に収録されてます。 ヴィンセント・ギャロが監督・脚本・音楽・主演の映画「バッファロー’66」(1988年)では エンディングで使用されました。 B面「Something's Coming'」はアルバム未収録。 もともとはレナード・バーンスタイン作曲のミュージカル『ウエスト・サイド物語』の楽曲です。 ▪️レーベル:Atlantic ▪️規格番号: 650 171 ▪️フォーマット:7"(レコード), 45 RPM,A面Mono,B面Stereo ▪️国:フランス盤 ▪️リリース:1969年 (2024年5月 記)
Yes プログレッシブ・ロック/イギリス Atlantic 7" 45RPMnw1043
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【Renaissance – Island】
A面:Island 3:37 B面:The Sea 3:00 A面「Island 」はファーストアルバム『Renaissance』の収録曲。 Jane Relfの綺麗なソプラノ・ボイスとメロディーが美しい、オリジナル・ルネッサンス の代表的な曲です。 アルバムバージョンは終盤にJohn Hawkenによるバロック調のピアノソロがありますが、シングルバージョンではその部分はカットされ、ボーカルパートのみに編集されています。 なお、2018年のAnnie Haslam率いるルネッサンス 日本公演でも演奏されました。 B面「The Sea 」はアルバム未収録曲です。 ▪️レーベル:Island Records ▪️規格番号:6014 005 ▪️フォーマット:7"(レコード),45 RPM ▪️国:フランス盤 ▪️リリース:1970年 (2024年5月 記)
Renaissance プログレッシブ・ロック/イギリス Island Records 7" 45RPMnw1043
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【マイク・オールドフィールド - ギルティー】
A面:Guilty 4:01 B面:Excerpt From Incantations 4:13 A面「ギルティー」はディスコ・ビートを取り入れた曲で全英シングル・チャート22位のヒットとなりました。 スタジオ・アルバム未収録曲ですが、後にコンピレーション・アルバム『The Complete Mike Oldfield/ザ・コンプリート・マイク・オールドフィールド』に収録されました。 B面はアルバム『呪文/Incantations』からの抜粋で、「パート4」の後半から終わりのちょっと前の部分になります。 アルバムではこの後、最後のクライマックスを迎えます。 ▪️レーベル:Virgin ▪️規格番号:VIP-2749 ▪️フォーマット:7"(レコード), 45 RPM ▪️国:日本盤 ▪️リリース:1979年 (2024年5月 記)
Mike Oldfield プログレッシブ・ロック/イギリス virgin 7" 45RPMnw1043
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【フォーカス - ハーレム・スカーレム】
A面:Harem Scarem 3:07 B面:Early Birth 2:56 アルバム『ハンバーガー・コンチェルト』に先行して発売された、1974年来日記念盤シングル。 A面「ハーレム・スカーレム」はアルバム『ハンバーガー・コンチェルト』収録曲で、『悪魔の呪文 (Hocus Pocus)』を彷彿させる軽快なナンバーです。 B面「アーリー・バース」はアルバム未収録曲ですが、『ハンバーガー・コンチェルト』収録の「バース」(7:44)の初期版だそうで、「バース」を短くした感じ(2:56)です。 ちなみに「バース」は、ヤン・アッカーマンが長男の誕生を機に作った曲とのことです。 ▪️レーベル:Polydor ▪️規格番号:DP 1937 ▪️フォーマット:7"(レコード), 45 RPM ▪️国:日本盤 ▪️リリース:1974年 (2024年5月 記)
Focus プログレッシブ・ロック/オランダ Polydor 7" 45RPMnw1043
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【ピンク・フロイド – アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール (パートII) 】
A面:Another Brick In The Wall (Part II) /アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール 3:14 B面:One Of My Turns/ワン・オブ・マイ・ターンズ 3:41 全英、全米シングルチャートで1位を記録し、大ヒットした「Another Brick In The Wall (Part II)」日本盤です。 アルバム『ザ・ウォール』収録されています。 本国イギリスでは「Point Me at the Sky」(1968年)以来11年ぶりのシングルリリースだったとのことです。 本シングルバージョンは、アルバムバージョンから出だしのギターリフを追加し、終わりのギターソロの部分を途中からフェード・アウトして短くしたものです。 ちなみにコンピレーションアルバム『時空の舞踏』収録バージョンは、出だしがシングルバージョン、終わり方はアルバムバージョンになっています。 ▪️レーベル:CBS/Sony ▪️規格番号:06SP 453 ▪️フォーマット:7"(レコード), 45 RPM ▪️国:日本盤 ▪️リリース:1979年 (2024年5月 記)
Pink Floyd プログレッシブ・ロック/イギリス CBS SONY 7" 45RPMnw1043
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【Premiata Forneria Marconi – Dolcissima Maria】
A面:Dolcissima Maria 4:01 B面:Via Lumière 3:31 両曲ともアルバム『L'Isola Di Niente/甦る世界(イタリア語盤)』に収録。 「Dolcissima Maria/ドルチッシマ・マリア(通り過ぎる人々)」はアコースティック・ギターのアルぺジオと静かな歌に始まり、後半はフルートが美しいメロディを奏でてくれます。 そして演奏が終わるとメロトロンの余韻が残ります。 「Via Lumière/ルミエール通り(望むものすべては得られない) 」はアルバムバージョンから前半のJan Patrick Djivasのベース・ソロと終盤のシンフォニックに展開するパートがカットされ、アグレッシブなジャズ・ロック部分のみの短縮バージョンになってます。 ▪️レーベル:Numero Uno ▪️ 規格番号:ZN 50326 ▪️フォーマット:7"(レコード), 45RPM ▪️国:イタリア盤 ▪️リリース:1974年3月 (2024年4月 記)
Premiata Forneria Marconi プログレッシブ・ロック/イタリア Numero Uno 7" 45RPMnw1043
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【マイク・オールドフィールド – エクソシストのテーマ】
A面:Theme From "The Exorcist"/エクソシストのテーマ 3:18 B面:Tubular Bells/チューブラー・ベルズ 4:39 A面は「チューブラー・ベルズ/パート1」最初の部分を分割・編集・つなぎ合わせしたもの。 B面は「チューブラー・ベルズ/パート1」最後の部分。 この日本盤シングルは1974年9月にリリースされましたが、元となったUS盤はアメリカで編集され1974年2月に発売されました。 ただし編集についてはマイクから許可を得られてなかったため、イギリスでのシングルリリースは許可されなかったそうです。 その代わりに6月に「Mike Oldfield's Single (Theme from Tubular Bells)」がリリースされることになりました。 《エクソシストのテーマについて》 アルバム『チューブラー・ベルズ』は1973年5月にリリースされ、7月には全英でチャートインするなど話題になっていました。 そこで映画監督のウィリアム・フリードキンはその「パート1」の最初の部分を映画『エクソシスト』の劇中とエンド・クレジットの一部に使いました。 ただしマイク・オールドフィールドには使用の許可を得てなかったみたいで、問題になってしまいます。 映画自体は大ヒットし、曲の方も話題になり、オリジナル・サントラの発売よりも前にリチャード・ヘイマン楽団が演奏したシングルも発売されました。 一方で配給元のワーナー・ブラザースはオリジナル・サントラを出すにあたり、問題になっている「チューブラー・ベルズ」の楽曲についてはカバー曲にして発売します。 演奏はTHE MYSTIC SOUNDSというグループで、録音に際しマイク・オールドフィールドは一切関わっておらず、また「エクソシストのテーマ」としてシングルも発売されました。 映画と音楽の話題性から数々のカバーが発売される中、日本ではキャッチコピーに"本命盤‼︎"と謳ったマイク・オールドフィールドのオリジナルバージョンからの編集盤シングル(Virgin盤)が発売されることになりますが、マイクの意向が反映された編集ではありませんでした。 尚、『チューブラー・ベルズ』からマイクの意向を反映したシングルは1974年6月に「Mike Oldfield's Single (Theme from Tubular Bells)」としてリリースされていますが、映画『エクソシスト』で使用された「パート1」ではなく、「パート2」からの抜粋で別アレンジされたものでした。 ▪️レーベル:Virgin ▪️規格番号: LL-2638-VR ▪️フォーマット:7"(レコード), 45 RPM ▪️国:日本盤 ▪️リリース:1974年9月 (2024年4月 記)
Mike Oldfield プログレッシブ・ロック/イギリス virgin 7" 45RPMnw1043
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【East Of Eden – Jig-A-Jig】
A面:Jig-A-Jig B面:Marcus Junior A面「Jig-a-Jig」はもともとはアルバム未収録。 イギリスでヒットを記録し(全英シングルチャートは最高7位)、その後ヨーロッパのみ発売されたコンピレーションアルバム『Jig-a-Jig』に収録されました。 この曲は伝統的なアイルランドのフォーク・ジグをアレンジした曲で、バイオリンを中心とした陽気なナンバーです。 後半に向けて速度がアップすると、現地の人がジグを踊っている光景が目に浮かんできそうです。 B面「Marcus Junior」はアルバム『Snafu』に収録されている「Leaping Beauties for Rudy / Marcus Junior」の後半部分で、サックスをリードとしたメロディに、ベースとドラムが軽快なリズムを刻むジャズロック・ナンバーです。 ▪️レーベル:Deram ▪️規格番号:DM 297 ▪️フォーマット:7"(レコード), 45 RPM ▪️国:UK盤 ▪️リリース:1970年 ▪️スリーブ:ジャケットなし (2024年4月 記)
East Of Eden プログレッシブ・ロック/イギリス DERAM 7" 45RPMnw1043
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【Osanna – There Will Be Time】
A面:There Will Be Time 2:58 B面:Milan Calibre 9 (Prélude) 2:45 フランスのファッションデザイナー、ピエール・カルダンが資金を出して設立したレーベルからリリースされたフランス盤シングル(通常盤)。 本国イタリアでは通常盤シングルは出ていないらしいです。(プロモ盤はあるそうです。) 2曲ともセカンドアルバム『Preludio Tema Variazioni Canzona(ミラノ・カリブロ9)』に収録。 A面「There Will Be Time」はアルバムではラスト曲の「Canzona 」です。 B面「Milan Calibre 9 (Prélude)」はアルバムでは1曲目の「Preludio」です。 A面「There will be time」はメロディがとても美しい感動的なバラードナンバーです。 ライブではいつも演奏され、日本公演でも披露されました。 作曲はLuis Enriquesz Bacalovです。 B面「Milan Calibre 9 (Prélude)」はOsannaのヘヴィ・ロックとLuis Enriquesz Bacalovによるオーケストラ・アレンジが相まって荘厳な雰囲気を出している曲です。 ちなみに本曲収録のアルバム『Preludio Tema Variazioni Canzona(ミラノ・カリブロ9)』は映画『Milano Caribro 9』のサントラということなんですが、映画で使用されたのは、10曲中2曲(「Preludio」と「Tema 」)だけだそうです。 ▪️レーベル:Les Disques Pierre Cardin ▪️規格番号:AZ 10.794 ▪️フォーマット:7"(レコード), 45 RPM ▪️国:フランス盤 ▪️リリース:1972年 (2024年4月 記)
Osanna プログレッシブ・ロック/イタリア Les Disques Pierre Cardin 7" 45RPMnw1043
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【Genesis – The Carpet Crawlers】
A面:The Carpet Crawlers 4:33 B面:The Waiting Room (Evil Jam) 4:04 アルバム『The Lamb Lies Down on Broadway』からシングルカットされました。 ライブでもよく演奏され、Genesisの代表的なナンバーの一つだと思います。 B面「The Waiting Room」(Evil Jamは原題らしい)も『The Lamb Lies Down On Broadway』に収録されている曲ですが、本シングルはLPバージョンではなく、ライブ・バージョンです。 この曲は1974-1945年ツアーではコンサートによって違う内容/演奏時間で演奏されたインプロヴィゼーション・ナンバーです。 本シングルではロサンゼルスのShrine Auditoriumでのライブとのことですので、Boxset『Genesis Archives 1967-1975』に収録されているライブバージョンと同じ時のものと思われます。 なお、「The Carpet Crawlers」は1999年にベストアルバム『Turn It On Again - The Hits』発売の際に、1974年オリジナルバージョンの時と同じラインナップ(Tony Banks, Phil Collins, Peter Gabriel, Steve Hackett, Mike Rutherford)によって新しく録音されるることになります。 「The Carpet Crawlers1999」と題されたこの曲は、Phil CollinsとPeter Gabrielの2人でリード・ボーカルを分かち合い、またPeter Gabriel時代の5人による演奏は感動的でしたが、この5人によるレコーディングはこれが最後と思われます。 ▪️レーベル:Charisma ▪️規格番号:CB 251 ▪️フォーマット:7"(レコード),45 RPM ▪️国:UK盤 ▪️リリース:1975年4月 ▪️スリーブ:ジャケットなし (2024年4月 記)
Genesis プログレッシブ・ロック/イギリス Charisma 7" 45RPMnw1043
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【ピンク・フロイド – 夢に消えるジュリア】
A面:Julia Dream/夢に消えるジュリア 2:35 B面:Summer '68/サマー'68 5:28 1971年来日記念盤として日本オリジナルのシングルになります。 「夢に消えるジュリア」はもとは1968年のシングル「It Would Be So Nice」のB面として発表され、アルバム未収録でしたかが、1971年コンピレーション・アルバム『ピンク・フロイドの道』に収録されました。 本シングルは同アルバムからのシングルカットという形にもなってます。 曲としては哀愁感漂うメロトロンが印象的なバラードです。 「サマー'68」はアルバム『原子心母』(1970年)収録のリチャード・ライトの作品で、静かなピアノで始まりますが、その後ブラスセクションが加わり重厚な曲に展開していきます。 ▪️レーベル:Odeon ▪️ 規格番号:OR-2840 ▪️フォーマット:7"(レコード), 45 RPM ▪️国:日本盤 ▪️リリース:1971年 (2024年4月 記)
Pink Floyd プログレッシブ・ロック/イギリス Odeon 7" 45RPMnw1043
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【I Latte Miele – Sto Volando Con Te】
A面:Sto Volando Con Te 4:47 B面:Restiamo Insieme 3:12 アルバム『Aquile E Scoiattoli/ 鷲と栗鼠』(1976年)以降はポップ化していったLatte E Mieleが、1978年にLatte Miele名義で発表したシングル。 両曲ともにアメリカのグループのカバー曲で、アルバム未収録です。 (A面はExileというグループの「Kiss You All Over 」、B面はBeach Boysの「Don't Worry Baby」のカバー) ▪️レーベル:RCA ▪️規格番号:PB 6250 ▪️フォーマット:7"(レコード), 45 RPM ▪️国:イタリア盤 ▪️リリース:1978年11月 (2024年4月 記)
Latte E Miele プログレッシブ・ロック/イタリア RCA 7" 45RPMnw1043