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週刊新潮 1960(昭和35)年 3月28日 通巻 二百十五号(五巻 第十二号)
"さよならアンナさん -ソビエトに帰る老バイオリニスト"…と題された巻頭5ページの特集。 ご来日が大正7年。在日42年、教え子は千人をはるかに越えるそう・・・その代表格が巌本真理さんであり諏訪根自子さん(*その確固たる絆は戦前/渡欧前、紆余曲折あっても戦後も続いた。帰朝第一回公演時の終演前迄の楽屋に立ち入る事を許されたのは、母を除けばアンナ先生のみだった事もその信頼は揺るぎない事の証)。日本のヴァイオリン教育の母と称しても過言では無いでしょう?その功績は計り知れません・・・。 ロシア革命から時代に翻弄されたその人生。離婚されていたとは言え、その後も小野家との関係は続いていたが少し遡る嘗ての夫であった俊一氏の逝去も一つの区切りであり、且つ姉ワルワーラさんも病身であられた事もあり、かくして64歳のアンナ先生は北コーカサスのスフミ市に移られた。 ここを後年、尋ねられた日本の教え子(早稲田のロシア語講師として活躍されたその姉のワルワーラ=ブブノワ先生の)さんの手記が大変興味深いです。 https://core.ac.uk/download/pdf/144469047.pdf またこちらも大変興味深い事に小野洋子さんも、'07年 ビエンナーレでモスクワを訪れた際に脚を伸ばし叔母の足跡を辿られている。 https://russkiymir.ru/en/publications/303677/ 撮影:松崎国俊さん #諏訪根自子 #nejikosuwa #小野アンナ #annabubnova #小野洋子 #yokoono #週刊新潮
雑誌 新潮社 日本:古書店さんnine_o_nine
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FOCUS 1983(昭和58)年10月14日 号
今回は後年、少し慣れ親しみました時代に・・・とは申しましても前世紀、昭和58(1983)年のことですが^^; 所謂、写真週刊誌「FOCUS」に掲載されましたトピックを。 この2年前に『バッハ:無伴奏』で"カムバック"され、この年の9月28日に23年振り*のリサイタルを神楽坂の音楽の友ホールにて催されましたその模様(お写真)です。*撮影は堀田正実さん 冒頭にはパンフレットの事にも触れられていて…(ぜひみてみたいなぁ)そして翌年の、あの大島婦人と再会された茅ヶ崎市民会館での公演も決定している事も既にアナウンスされています。 しかし文面からも、この頃、既に幻の/神秘的/伝説の存在であられた事が伝わって参りますね? (深田さんの『美貌なれ昭和』は同年・同月このすぐ後に刊行される事になる!) "23年振り" 60年台初頭にコンサート活動を休止されたのは、一般にその23年前=1961年3月のN響との…と言われてますが、大変興味深い事に手元に一冊、それ以降の日付のリサイタルのプログラムがあります。 またそれも追って・・・ 【追記】 厳密にはその('60年代初頭)後、'76(昭和51)年 三越名人会ご出演を皮切りに各種団体・自治体招聘による演奏等々、それまで幾度かの単発公演が 記録されておりますことを付記します。ゆえに"ご自身名を冠された単独リサイタル…と言う意に於きまして"の「23年振り」であります事を捕捉させて戴きます<(_ _)> #諏訪根自子 #nejikosuwa
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