1935

初版 2024/01/21 13:16

改訂 2024/01/21 13:16

⬇︎以下は前年1935(昭和10)年の記事から。(`1936年と分けました)

國際寫眞新聞』1935(昭和10)年 4月號より。


"私にはたつた一つ先生から貰つた國産の鈴木ヴァイオリン一挺の外何もないのです"

戦前のSP盤録音に使用された楽器に関しては、Altus盤のライナーノーツ「諏訪根自子 小伝」中に

演劇評論家の藤田洋さんによる"鈴木政吉が作ったヴァイオリンを弾いたとされている"との記述がある。

丁度、この雑誌が刊行された時期は録音の真っ最中であった事も鑑みればご本人による大変興味深いご発言

=証言であると言えましょう。

1935年3月の「婦女界」掲載の一枚⬆︎。耽美で憂いのご表情ながら文字通り冬(騒動)の終わり・・・春の訪れを告げる一枚ですね?

さて、'35年は多くの曲…実に全録音26曲中の半数以上の14曲がレコーディングされました。クラシックにしては販売好調たのでしょうか?それ故の増刷?それとも政令表示義務が変わった所以?同じタイトルでもこの歌詞カード(投込み)にもバリエーションがあり大変興味深いです。

このスタンプは何を意味するのでしょう?ご存知でしたらご教示戴ければ幸いでございます<(_ _)>

#諏訪根自子愛器

ご来館有難う御座います。

忘れじの'美貌なる昭和'、諏訪根自子さんの奏でられたヴァイオリンの音色が大好きです♪

近頃は蓄音機で聴くのが愉しみ^^

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