Nゲージ客車 オロ61形式の作成②

初版 2020/08/16 22:22

前回の続きです。

GMキットベースで車体組み立てまで終了したので、隙間のパテ埋め、サンディングの後に塗装などの仕上げ工程に入ります。

作業の順番及び塗色は以下のようにしました。


1. 金属パーツにマッハ 69Cメタル用シールプライマー着色を筆塗り

2. 全体にGSIクレオス Mr.メタルプライマー

3. 室内(内側)、妻板貫通扉(外側)にGM淡緑1号

4. 室内側マスキング

5. 等級帯の部分に淡緑6号の代用で、「GM淡緑1号+FARBE #034 室内用グリーン =1:1」で調色したもの

6. 等級帯部分を1mm幅でマスキング

7. 車体全体にモリタ ぶどう色2号

8. 客室サッシ部塗装の為、サッシ以外の外板をマスキング

9. GM鉄道カラーNo.8 銀色

10. デッキ扉サッシ部 GM鉄道カラーNo.8銀色筆塗り

11. 洗面所窓Hゴム GM鉄道カラーNo.14灰色9号をカラス口で縁取り

12. インレタ転写(車番:オロ61 2003 東オク)

13. 車体全体にGM鉄道カラーNo.44 クリアーコート(半光沢)

14. 屋根塗装の為、車体ぶどう色部分のマスキング

15. GSIクレオス Mr.カラー タイヤブラック C137+フラットベース C30 = 2:1 で調色したもの

16. 窓ガラス取付、ベンチレータ取付(KATO製)


※塗装方法は記載がない部分はすべてエアブラシ


こうやって書くと結構ありますね。

客室サッシは筆塗りされる方が多いようですが、私は原則マスキングの上、エアブラシでシルバーを塗ります。このほうがキッチリ仕上がります。

マスキングテープは少し突き出し量を多めに(つまり多めに隠す)。

下の画像は筆塗りとの差です。

上が1987年に作成したGMのスロ62(筆塗り)、下が今回のオロ61。

筆塗りだとどうしても曲がってしまいます。ただ、筆塗りで曲がっても、カラス口で青色15号(このスロ62では)で角を補修するとラインがしっかり出ます(やっていませんが)。

カラス口は他にもHゴムの表現に使います。オロ61では便所・洗面所の窓だけですが、固定窓が続くオロネ10やオシ16などでは重宝します。筆塗りは台無しにしてしまうので、タッチアップ補修以外は絶対に避けるべき。これは断言できます。

私が使っているのは親からもらったもので、多分1960年代のモノ。高校生の頃、GMの冊子でこの塗装方法が紹介された35年ほど前から使っています。

続いて下回り。

KATOのスロ62用を使うのですが、どうしても冷房用のディーゼル発電機他が邪魔に思えて仕方が無いので、ザックリ切り取りました。ただこの作業、必要な部分まで傷をつけがちなので、あまりオススメしません。

今回も若干傷が付きましたが、通常は目立たないので、ほどほどにして終わらせました。

下の画像は比較用で、

上段:スロ62(加工前の状態と同じ)

中段:今回のオロ61

下段:KATOのオロ61(これを参考にした)

です。

客室シートは1等車らしく、赤地に白カバーを表現、自作室内灯を装着。

車体と床下を合体させてようやく完成。

妻板上部の延長もあまり気になりません。

比較のためにKATOの青いオロ61と並べてみます。それほど遜色無いと思いたい(笑)

少し車高が高いので、裏面リブの移設が必要かもしれません。

ぶどう色のオロは2両無いと「津軽」「十和田」などのフル編成が組めません。2両目作成はしばらく先になりそう。それまでは青オロと組み合わせて、塗色変更過程の1965年前後の設定なら使えると思います。


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鉄道模型(Nゲージ)を中心にコレクションをご紹介します。鉄道模型は1978年から1988年まで活動、その後は車(実車)の趣味で一時中断、20年後の2008年から再開しました。ジャンルは昭和30~50年代の東海道を中心とした、国鉄特急、急行、準急列車にほぼ絞っています。
また、ディテールアップ、特定番号で作成をしたものをアップしたいと思います。

ちなみに車は国産旧車で日産セドリック・グロリアが好きで、1973年式230型の実車を2台、約30年所有しています。

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