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UNCLE DOG / OLD HAT
SG 4253 1972, UK SIGNPOST Org. イミディエイトで脱力ソフトロックを演っていたTWICE AS MUCHのD.スキナーが結成したUKスワンプバンド。 メンバーがなかなかに渋くかなりヤバい。 ボーカルを分け合うキャロル・グライムスは、元デリバリー。このデリバリーのキャロル以外のメンバーが後のハットフィールド&ザ・ノウスに発展。 B.のジョン・ポーターはロキシーやB.フェリーとの活動。というより、後のスミスのプロデューサー。80'sのUKインディを支えた人物だったりする。 G.のサム・ミッチェルはスライドギターの名手で、のちにTAB譜付きの教則本的スライドギターのアルバムとかも出している本当に上手いお方。 で、ゲストがフリーからポールコゾフとラビットが、他にもホーンセクションはアヴェレージ・ホワイト・バンド。 そしてD.スキナーはこのUNCLE DOG解散後は、あのアーニー・グレアムと組んでクランシーを結成する。 ビートルズやストーンズの様な太い幹ばっかり追っかけるのではなく、やっぱり枝葉のようなマイナーなユニットの片割れが、英国ロックの至る所で重要な人達とすれ違いながら紡いで来た音を追っかけるのもまた楽しかったりする。 英SIGNPOST原盤。SIGNPOSTはISLAND傘下のレーベル。バンド名、タイトルがデカデカと表記されている米国盤は良くみかけるけど、英国盤は割と真剣に探さないと出てこない1枚。 #犬ジャケ #uncledog #ukswamp #CarolGrimes #DavidSkinner #johnporter #sammitchell #paulkossoff #rabbit #averagewhiteband コゾフの演歌の様な臭いギターソロ…ここまで記名性の高いギターで客演は立派 https://youtu.be/7-imVh6UMEw https://muuseo.com/naokeith/items/936 https://muuseo.com/naokeith/items/931
Swamp Rock Rock LP, Album UKNaokeith
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SMALL FACES / OGDENS' NUT GONE FLAKE (mono)
IMLP012 May.1968, UK IMMEDIATE lilac label Org. 1L/2L , 1,A/1,M 漢気溢れる暑いR&Bとくすんだ田園風景に溶け込むフォーキーな楽曲がサイケデリックな意匠を纏って見事なまでに融合した、S.F.のというより、英国サイケデリアの最高傑作の1枚。 特にB面の"HAPPINESS STAN"とサブタイトルのついた、楽曲の曲間をコックニー訛り全開の老人が月の欠けた半分を探しに行くお話を朗読する展開は、コンセプトアルバムとしてもしっかりと機能している。 S.F.はこのアルバムで全英No.1(しかも6週間も!)と、遂に天下を取る。 特筆されるのはその内容だけでなく、グリン・ジョーンズのロックのダイナミズムを表現した録音。ドラムにフランジャーをかけるのだけはあまり好きじゃ無いけど、フォーキーな曲からデカい音までダイナミックレンジいっぱいに、音場感のある音は素晴らしいの一言。(特にステレオ盤) レコードの話 タバコ缶を模した変形見開きジャケはとにかく継ぎ目が破れやすく細心の注意で扱わなければいけないシロモノ… CDでも何でも良いのでUKロック好きなら絶対手元に置いておかなくてはいけない1枚。 #smallfaces #psychedelicrock #immediate #stevemarriott #ronnielane #ianmclagan #kennyjones #glynjohns ロニーレーンの表情豊かなVo.も◎ https://youtu.be/22iu_TQ6Vo0
Psychedelic Rock Rock LP, Album UKNaokeith
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P.P. ARNOLD / THE FIRST LADY OF IMMEDIATE
IMSP011 1968, UK IMMEDIATE lilac label Org. 1967年に3枚のシングルを発表し、満を侍してのデビューアルバム。 自作とカバー ミディアム〜スローとアッパーなR&B ストリングスアレンジとロックバンド マリオット&レーン、ミックジャガー、マイク・ハースト、オールダムと4組のプロデューサー それぞれがバラバラにとっ散らかっているのに、不思議と何の違和感もなくアルバムの中でそれぞれを殺さずに調和している。 調和というより、ゴスペル仕込みの本格黒人シンガーが白人リズムセクションのロックバンドをバックに歌う構図が最初から壊れている。 そんな相反する要素が溶け合っているのが、まさにLONDONのR&B きなみに、GROOVYはSMALL FACES がバックを付けているけど、他のバンドスタイルの曲は多分THE NICE 後のエマーソン、レイク&パーマーだ。 THE NICEはそもそもP.P. ARNOLDのバックバンドとしてスタートしたけど、P.P.とマリオットが良くなっちゃってライヴとかレコーディングに穴を開けるようになったんで、単独で活動を始めた。なんて話が一人歩きをしている。真偽の程は知らない。 まぁとにもかくにも最高の1枚! これが英国のソウルと断言できる。このいびつさが愛おしい。 #pparnold #immediate #smallfaces #mickjagger #londonrandb #swinginglondon #britishrandb #mod #mods #thenice Small Facesも関係の深いレーベルメイトのロジャー・ニコルスのwould you believeをP.P.も。同じくレーベルメイトのTWICE AS MUCHの曲もカバーしたりと、IMMEDIATE総動員☆ https://youtu.be/QxY0Hnp1o_k
British R&B Pop LP, Album UKNaokeith
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BRYAN FERRY / ROYAL ALBERT HALL 2020
DJEBFL001LP 2021, UK Dene Jesmond Records 2LP, CD and Concert Program B.Ferryのサイトオンリー販売のアナログ。 御大のサイン付きをオーダーしたのに、サイン無し…その代わりと言ってはあまりにもなCDと頼んでもいないコンサートプログラムが今日届いた… 2019年の来日公演、渋谷オーチャードホールの最前列でかぶりつきで見た御大の腰のグラインドと蚊の鳴くような出ていない声。 最高のライヴの追体験。と思いきや、このコンサートではワールドツアーのセットリストとガラッと変えたプログラムとのこと。また新たな気持ちで楽しめそう。 クレーム入れてやりとりするのもめんどくせーので、これはこれで楽しもうと思う。 音は変わらないからね。 P.S.クリスペのギターも聴きもの! #今日買ったレコード #bryanferry #chrisspedding #roxymusic デカダンス、ダンディズム。どれも正しい! イギリスの西川のりお。も正しい- https://youtu.be/J90rYuonJWo
Rock 2LP, Album + CD 2021Naokeith
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SMALL FACES / MY MIND'S EYE / I CAN'T DANCE WITH YOU
F12500 Nov.1966, UK BOXED DECCA Org. XDR-39235-T1-1C Demo Ver. 1,I/1,B MY MIND'S EYEのマト1は誤ってデモ音源が収録されてしまい、ソッコーで回収が入った1枚。 通常に比べ、演奏もモタっとしていて心なしか覇気が無い感じ。 そもそもこの曲自体を7"で切るのをメンバーは快く思っていなかったらしい。 て言うほど悪い曲でもなく、R&Bバンドが見せたポップな一面がステキだし、後のフォーキーサイケへの足掛かりとも言える曲。 c/wは和田アキ子真っ青の"ハッ!" 多用のマリオット節炸裂♬ #smallfaces #stevemarriott #ronnielane #ianmclagan #kennyjones #mod #mods #britishrandb #londonrandb もう完ぺきにLondon R&Bを卒業している感じ。 https://youtu.be/Jaw1yi9k6Pk
Mods Rock 7" Single UKNaokeith
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THE WHO / TOMMY (US promo)
DXSW7205 US DECCA WHITE LABEL PROMOTIONAL COPY TommyのUS白ラベプロモ盤。 レア。と言う意味では手持ちトミレコの中で1番レアではありますが、別にそこはどうでも良くて、やはりUS盤。WHOの持つ(意外に)繊細な面がスポイルされるマッシブな音。 やっぱりUKのバンドはUK盤で聴きたい。 #petetownshend #rogerdaltrey #johnentwistle #keithmoon https://muuseo.com/naokeith/items/724?theme_id=21616
Rock Opera Rock 2LP, Album USNaokeith
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THE BEST OF MUDDY WATERS
LP-1427 US CHESS BLACK/SILVER Label Org. 1957,US 明日からの一週間の始まり。 気合いを入れて今日の終わりにマディを聴く。 スタートであり究極の到達点。 誰もが束になってもびくともしない高く厚い壁。 https://youtu.be/nr839d9t44I
chicago blues blues LP, Album USNaokeith
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BLACK CAT BONES / BARBED WIRE SANDWICH (UK DECCA nova)
SDN 15 1970, UK DECCA nova Org. stereo press 邦題「有刺鉄線サンドウィッチ」(笑) マディのフーチークーチーマンの歌詞の一節から取られたバンド名からしてブルーズをベースにしている。 Freeのポール・コゾフとサイモン・カークが初期に在籍していたバンドで、後のLeaf Houndの前身バンド。また、G.のROD PRICEはFOGHATで一躍名を上げる。 こんな感じで元いた人と、このバンドから巣立った人が有名になっていて、本人たちが1番無名…みたいなバンド。で、はなから売るのを諦めている実験レーベルからの発売てのがいかにもレア盤になるべくしてなった様なとこがある。 とにかくヘビー。 引きずる様なミディアムヘビーブルーズ中心で、聴き疲れ度ではかなり上位に位置するアルバムだけど中毒性は高い。 フリーの主要メンバーが在籍していた事も関係しているか、ミディアムヘビーで間の多い隙間だらけの音は確かに僕が好きだった頃の初期Freeに似ていなくもない(結局、この辺と比べるとFreeの個性は全てアンディ・フレイザーだと言うことが分かる。こっちはただボーボー鳴っているだけのB.) 少しレコードの話。 DECCA novaはDECCAの実験レーベル。 商業的に売れる見込みのないアーティストの作品発表の場として設立。 せめてDERAM辺りでちゃんと売られていれば、当時のレーベルメイトになるのかな?サヴォイ・ブラウンくらいには売れた気がする1枚。 #blackcatbones #bluesrock #heavypsych #hardrock #rodprice #foghat #leafhound #free #paulkossoff #simonkirk https://youtu.be/yJHGB_xqZkM
Blues Rock Rock LP, Album UKNaokeith
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JOHN MAYALL AND THE BLUESBREAKERS Featuring ERIC CLAPTON / I'M YOUR WITCHDOCTOR/TELEPHONE BLUES (US 7")
ZS7-502 Oct.1965, US IMMEDIATE yellow/red Label Org. US7" USにはバンド名+Featuring ERIC CLAPTONとある。なんとかECメインで売り出したい気持ちが見て取れる。 USイミディエイトの黄赤レーベルは、UKイミディエイトより少しだけレア。しかし音はUK盤の圧勝。 #johnmayall #ericclapton #jimmypage #johnmayallandthebluesbreakers #bluesrock https://youtu.be/t0ikI0WtI7Q
Blues Rock Rock 7" Single USNaokeith
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THE YARDBIRDS
SSX 1018 1965, SWEDEN COLUMBIA (SKANDINAVISKA GRAMMOPHON) Org. スカンジナビア・グラモフォン独自製作のYARDBIRDSの編集盤。 US For Your Love同様EC時代楽曲とBECK時代がごっちゃになっているけどここでもECはガン無視。 最新シングルEVIL HEARTED YOUまでが収録されているのがキモか(For Your LoveはFIVE YARDBIRDSまで) あまり楽曲は関係なく、ジャケを楽しむべきブツかな(笑) #yardbirds #Theyardbirds #keithrelf #ericclapton #jeffbeck #paulsamwellsmith #jimmccarty #chrisdorja #britishbeat #londonrandb #psychedelicrock
British R&B Rock LP, Album SWEDENNaokeith
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JUDEE SILL / DREAMS COME TRUE
water140 2005, RUNT 2CD JUDEE SILLの3rdアルバムとして残されていた完全未発表曲をJim O'RoukeがMIXして「作品」として整えたアルバム。 前2作に比べるとバンドアレンジが強調され、祈りにも似た彼女独特の世界観はかなり後退している代わりに、J.オルークのおかげか?グッと現代的な音になっている。 J.SillはACID FOLKのタグでカテゴライズしているけど、このアルバムはアシッドフォークとは口が裂けても言えないアルバム。 個人的には開けずにそっとしまわれたままでもよかったかな。。。とは思うけど、だからと言ってこのCDが前2作の価値を毀損するものでも無い。 純粋に「幻の3rdアルバム」として、前2作とは切り離して楽しむべきものかな。 CD2はホームレコーディングやデモと、今や懐かしいQuickTimeによる動画(笑) 今やプレ値になっちゃっているCD 3rdアルバム。として位置付けるなら、全2作同様カタログ落ちさせてはいけないアルバム。だと思う。 #judeesill #jimorouke #ssw #countryrock https://youtu.be/Uz5xt1_5JEk
SSW 2CD US 2005Naokeith
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THE CAKE / YOU CAN HAVE HIM / I KNOW
DL 80021 1967, German DECCA Org. w/PS 跳ねない GIRL POP とにもかくにも貼り付けたYouTubeを見て欲しい。 有名なVだけど、初見の時はあまりにもシュールなグループにひっくり返った。 この突っ立ってる子はジネット・ジェイコブス嬢。 ただやる気がない説 てんかんの持病持ちで立っていられないくらいフラフラ説 の2つの説がある。 ただ、この後32歳で亡くなっているのを考えると後者かもしれない。 ちなみに、TRAFFICのクリスウッドの嫁でもある。 ヒットもしなかったのにアルバム2枚出せたTHE CAKE どちらのアルバムも超オススメです。 ちなみにこのPS付き7"はかなり真剣に探してやっと入手した記憶あり。カラーでこのメンバーの写真がそもそも拝めないグループです(笑) #thecake #girlpop #jeanettejacobs #barbaramorillo #eleanorbarooshian https://youtu.be/sH2oI2H2lGE
GIRL POP R&B 7" Single GERMANYNaokeith
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YARDBIRDS / I WISH YOU WOULD / A CERTAIN GIRL
DB 7283 May.1964, UK COLUMBIA WHITE LABEL A-mark PROMO YARDBIRDSにとってもECにとっても最初の一歩はこの7"から。 K.Relfのハープを前面に押し出したI WISH YOU WOULDでECは空気だが、A CERTAIN GIRLの間奏で見せるソロは既にキレている。ECは後の長尺ダラダラ出癖満載のソロよりも、ヤードバーズ時代の決められた小節の中で印象的なフレーズをまとめあげる方が、全然カッコいい事を知ってほしい。 このAマークプロモはなかなかお目にかかれない1枚。 #theyardbirds #yardbirds #ericclapton #keithrelf #paulsamwellsmiths #chrisdreja #jimmccarty #britishrandb #londonrandb #rarestuff https://youtu.be/gxXFdLu-n3U
British R&B Rock 7" Single UKNaokeith
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LED ZEPPELIN / Ⅱ (PYE CONTRACT)
588 198 1969, UK ATLANTIC Org. 588-198-A j,1,KT 588-198-B G,1,KT 手書きマト PYE委託プレス 予約だけで凄まじい枚数だったⅡはパイにプレス委託を出しており、これはその委託プレス。 マトが手書き、DGの形状が異なる。の2点が判別法。 最初にこれを入手した時、マトが手書きなのを疑問に思いネットを使ってあちこちに質問して(UKのディーラーや、某有名 紙○○○探○○など)どこも最初分からなくて、各所でも色々調べて頂きやっとパイプレスと判明。 今やユニオンなどでもパイ委託プレスとして高値が付いていますが、日本で確認した最初のブツがこれ。と自負しています。 ちなみにそのユニオンで確か5K内外くらいの値段で購入した記憶あり。 音はATLANTIC盤に比べると若干ハイ上がりな気がしますが、押し出しの強い良い音です。 #ledzeppelin #jimmypage #robertplant #johnpauljones #johnbonham https://youtu.be/EasSXez4qwc
Hard Rock Rock LP, Album UKNaokeith
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LED ZEPPELIN / Ⅱ (UK WRECK盤)
588189 1969, UK ATLANTIC red/maroon Label Org. MAT : A▽2 1 1 8 / B▽2 1 1 11 LEMON SONG(members credit)表記 LIVIN' LOVIN' WRECK表記 とにかくZEPはレーベル面の表記揺れやら、ミスプリ、クレジット違いが多過ぎる… 金の亡者、ペイジ(Pay爺)が後々色んなミスプリやらジャケの色違いやら仕掛けときゃ値段上がってウハウハだわ。なんて思って仕組んだんじゃないか…と思わせるくらいに各盤ともバリエーションが多すぎて追いきれないです… Ⅱの気にすべき点は2点。 その1:THE LEMON SONGのクレジット変遷 ハウリン・ウルフのKILLING FLOORを丸パクリしておいて、シレっと改題、メンバークレジットにて発表。 ❶THE LEMON SONG(PAGE/BONHAM/PLANT/JONES)←ウルフの音楽出版社から訴えられる ❷ KILLING FLOOR(BURNETT)←本来あるべきクレジットへ ❸THE LEMON SONG(BURNETT)←翻案が認められ、玉虫色決着 ちなみに1stの幻惑されて。も、ほぼ無名のフォーク歌手の歌の丸パクリ。のちに裁判へと発展… その2:LIVIN' LOVIN' MAIDミスプリ MAID→WRECKの誤表記 なんでこんな間違え起こるかな… ちなみにWRECK盤が1st pressと言われています。 ここまで書いて力尽きて音質に触れられませんでしたが、UK BLUES ROCKの王道の良い音です。 #ledzeppelin #hardrock #jimmypage #robertplant #johnbonham #johnpauljones https://youtu.be/BgRg62NwLX0
Hard Rock Rock LP, Album UKNaokeith