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山口冨士夫 / ひまつぶし
HRLP227 2021(1974), JPN HMV Re. 冨士夫の一世一代の名作、ひまつぶしが、HMV RECORD SHOPの独自企画でアナログ再発。 実は昔CDで購入した際、世間様の言う名盤の評判の割にいかにも「ギタリストの歌う歌」が好きじゃ無くて全然ピンと来なかった。 それからずいぶん経っての再購入。久しぶりに聴くひまつぶし…凄くいい。 ストーンズ直系のギターサウンド、シンプルなロックンロール、SSW的独白と至って内容はシンプルなんだけど、どことなく全体に漂う寂寥感のようなもの。村八分という祭りの後の寂しさ。 そんな独自のトーンが凄くいい。 村八分にもティアドロップスにも一瞬いたシナロケにも見られない顔。 まぁそんな事は置いておいても、最高なロックンロールギターを堪能するだけで充分だ。 本当に得難いギタリストを亡くしたんだな…と、改めて哀しくなる。結局2回くらいしか生で観ることができなかったけど、やっぱり山口冨士夫はスペシャルだ。 #山口冨士夫 #今日買ったレコード からかわないで https://youtu.be/_WIihQ2vlQ8
Rock LP, Album JPN 1974Naokeith
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HATFIELD AND THE NORTH
VIP-6910 1978(1974), JPN VIRGIN white label "見本盤" IMMEDIATEのソフロデュオTWICE AS MUCHを UPしてから、その関連するアーティストを数珠繋がりで聴いて来た。 CAROL GRIMES AND THE DELIVERYを母体に一方はTWICE AS MUCHのD.スキナーとCAROL GRIMESが合体してUNCLE DOGに。 残されたメンバーを核に、もう一方はカンタベリーロックの最大の果実と言われるHATFIELD AND THE NORTHに行き着く。 HATFIELD AND THE NORTHと言えば、この次に発表した2ndのROTTER'S CLUBがとにもかくにも絶対的な評価だけど、1stも捨てたもんじゃない。 とはいえ、ここで聴かれるキーボードの音色が個人的にかなりニガテで、「こんなもんFUSIONぢゃねーか」と途中で聴くのを辞めようと思う瞬間が何度か訪れる(あくまでも「個人の感想」death) そんな時たち止まらせてくれるのが、リチャード・シンクレアのジェントルなボーカル。 キャラバン時代から彼のボーカルに、デヴィッド・シンクレアの「くぐもったオルガンの音色」こそが自分の中のカンタベリーなので(ソフツ派ではなくキャラバン派ですね)そのシンクレアブラザーズの片割れがボーカルとして参加しているHATFIELD AND THE NORTHは自ずと聴かない訳にはいかないのです。(そんな得意じゃないけど) 我が家のレコードは日本盤再発時の見本盤。 1978年に購入した際の所有者のサイン(笑)付き。 "トミエ・ホンマ"さん。 78年にこんなアルバムを買う女子。 今やさぞ素敵な歳の取り方をさらているのかな。 と会ったこともない前所有者に思いを馳せるのもこれまた中古レコの良い所。 落書きあり。として価値を落とすとか無粋な事は言わないの。 #Canterburyrock #hatfieldandthenorth #PhilMiller #RichardSinclair #PipPyle #DaveStewart やっぱこれ。このジェントルな声こそが英国。 https://youtu.be/mBCT5Hzxts8
Canterbury Rock Rock LP, Album JPNNaokeith
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CAROL GRIMES / WARM BLOOD
CA 2001 1974, UK CAROLINE Org. (何人かいる)「英国のジャニス」の待望のソロ第一弾。 前にアップしたTHE DELIVERYは、CAROL嬢と袂を別った後、HATFIBLD AND THE NORTHへと発展。 これまた前にアップしたIMMEDIATEのサイケポップデュオ、TWICE AS MUCHのD.スキナーと組んだUNCLE DOGでUKスワンパーとしてバージョンアップ。 で、満を侍してのソロデビュー。 バックもなかなかに豪華。 ホーン隊はAWBの面々 コーラスにJESS RODEN ギターは米からRON CORNELIUS と英米燻銀が揃うUKスワンプアルバム。 ジャケを見ると、CAROL嬢の後ろで、デリバリーのジャケに写っていた花のようなデザインの絵にソックリのものが飾られているのに気付く。全ては繋がっている。そんなちょっとした気付きがたまらなく楽しい。 ちなみに、VIRGIN傘下のCAROLINE RECORDSの第一弾のレコードがこれ。ヴァージンと同じデザイン。デザインは当然ロジャーディーン。キャロラインのロゴデザインはもっとロジャーディーンぽい。 #carolgrimes #ukswamp #virgin #rogerdean https://muuseo.com/naokeith/items/936 https://muuseo.com/naokeith/items/932 https://youtu.be/xf3zQE5qL-U
Swamp Rock Rock LP, Album UKNaokeith
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MOTT THE HOOPLE / THE HOOPLE
69062 1974, UK CBS Org. 2A/2B ロキシーの1stの印象的なモデル、Kari-Ann Muller嬢のまた別のお仕事。 モット・ザ・フープルのラスト作、「ロックンロール黄金時代」(しかしセンスのカケラも無い邦題w ただこのセンスの無さがモットらしくて◎)のジャケを飾っている。 髪にウヨウヨメンバーが張り付いていたり、写真に着色をして分かりにくいけどその美貌は健在☆ モットの2枚看板のうちの1枚、ミック・ラルフスが脱退し、もはや「イアン・ハンターとその仲間たち」然としたアルバム。 初期のアイランド時代の「思索する出来損ないのディランとロケンローのせめぎ合い」なモットが好きな自分にとっては、CBS移籍後の「単純明快ロケンローバカ一代」なモットは実はそんな好きじゃ無いのでラスト作、そうですか。そんなかんぢ。 ロキシーとは同じグラムロックのくくりだけど、ロキシーやボウイは「欧州デカダンス」と言いたくなる「気持ち悪い」美意識。が最高なのに対し、ブギーで馬鹿騒ぎ的(スレイド、ゲイリー・グリッター)なモットはどうしても部が悪い。 #mottthehoople #ianhunter #glamrock #kariannmuller カッコ悪いぜ!「子供だましのモンキービジネス」と言う言葉が頭をよぎる。 https://youtu.be/4MyJHh451Y4 https://muuseo.com/naokeith/items/880
Glam Rock Rock LP, Album UKNaokeith
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QUEEN / SHEER HEART ATTACK
EMC 3061 1975(1974), UK EMI Org. Back cover with TRIDENT STUDIO LOGO Inner Sleeve QUEEN LOGO "CREST DESIGN PRODUCTIONS LTD 1975" Inne Sleeve have round corner 2nd press QUEENのレコを調べれば調べるほど絶望的になる。 これも2nd press ちなみに1st pressは ジャケ裏にトライデントスタジオのロゴ無し インナースリーヴのクィーンロゴの下にG&L表記(裏面はEMC3061) インナースリーヴに2箇所DIE-CUTあり 74年11月発売なので75年発売ならそこまで気にする事なんて無いのですが、そこはレコード蒐集のけものみち。これで価値が恐らく段違い(笑) アルバムの内容は…キラー・クィーンに代表されるように高度な次元でアヴァンギャルドとポップを両立。 ただ、最高傑作のⅡと大作の間に挟まれて若干分が悪いか。 #queen #freddiemercury #brianmay #rogertaylor #johndeacon https://youtu.be/S0kTkxhyWNo
Rock LP, Album UK 1974Naokeith
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QUEEN Ⅱ
EMA767 1974, UK EMI Org. without on label "℗ 1974 Trident Audio Productions Ltd." inner sleeve 4cut 2nd press 今でもQUEENの最高傑作として燦然と輝く傑作中の傑作。 B.MAY中心のSIDE WHITE フレディの独壇場のSIDE BLACK のある意味コンセプトアルバム。 ロックバンドとしてのダイナミズムや楽しさをとるならSIDE WHITEだけど、このアルバムはフレディの独特の美意識に染め上げられたSIDE BLACKがとにかく凄い。 結局この後のQUEENはSIDE BLACKを希釈して拡大解釈したものに過ぎないのでは?と言ってしまいたくなるほどにフレディの個性で塗り潰されている。 QUEENは洋楽聴き始めの頃、ハマりにハマったものの、自分にとって、今となってはそこまでのめり込む対象では無くなったのですが、やはり久しぶりに聴くSIDE BLACKの質感は圧巻だった。 レコードの話。 Ⅱはマト5U/5Uが初盤。と理解していたのですが、ちょっと調べたらオリジナル盤ではあるけど、厳密には我が家のレコは2ndプレス相当と判明… 1stプレスの見分けかたとしては… ・レーベル面1時の方向(QUEENロゴの上)に"℗ 1974 Trident Audio Productions Ltd."があるもの(両面。過渡期として片面のみ表記のものもあり) ・インナーバッグの四隅の1箇所か2箇所がカットされているもの。 我が家のレコは記載なしの四隅全てがカットされているという紛れもない2ndプレスと判明(・ε・) まぁ、クィーンはこのアルバムもそうですが、何百回もダビングにダビングを重ねて、マスターテープが透けて向こうが見えるまでになっているくらいのものなので、そもそも音質云々を語るアルバムでもないとは思いますが、やはり好きなⅡは買い替え検討の1枚に決定かな…(◞‸◟) #queen #freddiemercury #brianmay #rogertaylor #johndeacon #glamrock #hardrock https://youtu.be/ZqNCzbiQzDg
Rock LP, Album UK 1974Naokeith
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BUDDY RICH / THE ROAR OF '74
GM 528 1974, US GROOVE MERCHANT Org. 全人類必聴のアルバム。 ビッグバンドジャズなんて眠いの聴けないと言う人にこそ聴いて欲しい音の塊と疾走感。 ルパン三世の音世界が好きならばその元祖を聴かないのは不幸。 これだけの大所帯を意のままに操りつつ、その大所帯が束になっても敵わないドラム大魔神の御大の凄いのなんのって! レコはシュリンク付きのNM 言うことなしの太い音。 #buddyrich #bigband #車ジャケ https://youtu.be/PZCvG1vJ3z0
Jazz Funk JAZZ LP, Album USNaokeith
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OSIBISA / OSIBIROCK
K56048 1974, UK WARNER BROTHERS BURBANK Label Org. オシビサでオシビロックて… 日本人が付けたようなタイトルのセンス(・ε・) そんなことよりジャケの中の人喰われてるし… #osibisa #afrofunk #afrorock https://youtu.be/Bik7ibSosr0
Afro Funk LP, Album UK 1974Naokeith
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MILES DAVIS / BIG FUN
PG32866 1974, US COLUMBIA Org. BITCHES BREW〜ON THE CORNER期、まさにエレクトリックマイルス全盛期のアウトテイク集。 そりゃ難解です(笑) それぞれの面に1曲の全4曲。なかなかに取っ付きにくいアルバム(笑) #milesdavis #electricmiles https://youtu.be/IRVvIovxPaA
Erectric Jazz JAZZ 2LP, Album USNaokeith
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NEW YORK DOLLS / IN TOO MUCH TOO SOON
6338 498 1974, UK PHILIPS Org. ドールズ好きの9割は1stの方が好きでしょうが、僕は2ndの方が好きなんです。 より分かりやすく より下世話に より猥雑に よりロケンローに と、初期衝動的なものは思い切り後退しても、圧倒的にギターの組み立て方、コーラスの付け方、曲としての完成度が高くなっているのに、より場末感やドンチャン騒ぎ度が増しているのは、素直に凄いバンドかと。 解散してジョニサンのハートブレイカーズはパンクに寄りすぎて全く持って好みじゃ無いんで、やっぱりドールズでこそ。て感じ ロケンロー #newyorkdolls #johnnythunders https://youtu.be/fMAtdDtXQfs
Rock LP, Album UK 1974Naokeith
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DR. FEELGOOD / ROXETTE / (GET YOUR KICKS ON) ROUTE66
UP 35760 Nov 1974 UK UNITED ARTISTS Org. Feelgoodsの記念すべき1st 7" VIC MALLEのmono一発録音こその緊張感。 ここまでロックを体現しているグループを僕は知らない。 大好きなバンドの大好きな1曲 #drfeelgood #wilkojohnson #leebrilleaux #johnbsparks #sparko #thebigfigure https://youtu.be/XaybV46MA6E
Pub Rock Rock UK 1974Naokeith
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BRINSLEY SCHWARZ / BRINSLEY SCHWARZ'S ORIGINAL GOLDEN GREATS
ベスト盤その1 必要な楽曲はほぼ全て収録 USP101 UK UNITED ARTISTS Org. #BRINSLEYSCHWARZ #pubrock #NickLowe
Pub Rock Rock UK 1974Naokeith
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BRINSLEY SCHWARZ / THE NEW FAVORITES OF BRINSLEY SCHWARZ
ラストアルバム いよいよDave Edmundsのプロデュース、全曲Rockfield Studio録音と言う最重要作で最高傑作。有終の美。 Nick Loweの代表作でもあり、コステロでも有名な(What's so funny 'bout)Peace, Love and Understanding収録 UAS29641 UK UNITED ARTISTS Org. #BRINSLEYSCHWARZ #NickLowe #DaveEdmunds #pubrock
Pub Rock Rock UK 1974Naokeith