南アフリカからの〜あの娘は17才

ある日、ひと月前に買い物をしたショップのセラーからメッセージが届いた。

「なんじゃ、珍しいこともあるのぅ」と嬉しさと間違いメール？と疑いを持ちつつメールに目を通す。「やあ、こないだはどうも。またBeatlesのローデシア盤を出品したよ。見てみて」と簡単な文章ながら、驚愕の内容が書かれているではないかっ！

とにかく「レア」とか「希少」という言葉に弱いのである…。前回ゲットしたレッドパーロフォンの♪FromMeToYouやお気に入りの♪DriveMyCarなどその他を十分聴き込んでいないのに「もう買うのか？」と自問自答した。

高い送料と、レコードもシングル盤ながら価格もそこそこする。セラーには「中々景気も良くならないし、今回はどうするかなー」なんてメッセージを送り返したり。春のボーナスカットのため、その判断は簡単ではなかった。

そうこうしているうち、いつの間にか数枚のローデシア盤を、世界の誰かがお買い上げしてやがる！「おい、それはワシのために用意されたもんじゃ！断りなく勝手に買うなや！」なんて声が届くはずもなく…。

「どうせ買うなら1枚だけじゃ送料がもったいない！」と送料限度と予算を考えながら4枚をチョイス。ローデシアと南アフリカ盤を2枚ずつ購入した。

この時の本命は南アフリカ盤の♪Just Seventeenという曲。実はこの曲♪I Saw Her Standing Thereなのである。Just Seventeen〜はI Saw Her〜の歌詞の始めに出てくる言葉で、なんでこんなタイトルに変えたのか不思議だけど、こういうのを手に入れるのが、たまらんのです笑

当然曲はUK盤のそれと同じでした。ただ音質は明るく軽快なロックに仕上がっていて、デンマーク盤の低音の効いたサウンドとは違ってとても良い！とても気に入りました！本命が期待通りの結果を出しました！