discogs のススメ 〜discogs との出会い〜

初版 2021/09/29 23:22

改訂 2021/09/30 00:48

僕がdiscogs を知るきっかけとなったのはおよそ6年前の事です。


ある夏のこと、親戚の葬儀の帰り道。県をまたいだ長い道のりのその途中、以前8ヶ月ほど住んでいた県北の町を通りました。食事のため立ち寄ったその町に、何度かお世話になったレコード店がある事を思い出し、特に用事もなくお店を覗いてみました。


目当てのビートルズのレコードは数も多くなく、しかし気になったアイテムが一枚だけありました。それがロシア盤RUBBER SOULでした。

このレコードとの出会いが、僕とビートルズの距離をさらに深め、世界の人達と繋がっていく大きな出来事になったのです。


手に取ったロシア盤RUBBER SOULはなんだかクセのある、変なラクガキを書き込んだような表ジャケ、UK盤とは違う裏ジャケといった「奇妙なアルバムジャケット」と、すでに所有していたロシア盤アルバムA Taste of Honeyで聴かせる「きれいな音」の印象で購入を決めました。確か3000円前後の価格でした。


車の中でジャケを直接手に触れると、まず驚いたのはその「紙質」でした!本当に薄くてすぐに破れてしまいそうな材質!昔学生の頃、プリントに使われていた「わら半紙」そのもの!

その時の感想は「こんなもんでレコードの音がえぇ訳無いわ!」と、ショックを受けました。


帰宅後、遅い時間だったためヘッドホンをつけてレコードを試聴しました。すると…

「演奏が始まらんじゃないか!」と回るレコードに目を向けると「ランイン(最初の無音部分)がやたら長い!」これじゃ始まらんわいや。ようやく演奏が始まりA1♪Drive My Carを終えA2♪ノルウェーの森のおよそ半分を過ぎた頃「おっ?!」と思う場面が。個人的にこの♪ノルウェーの森はRUBBER SOULの中でもさほど気にしていなかった曲でした。それが、聴き流していたにも関わらず、足を止めて、いや耳を止めてすぐさま針をA2の頭に戻したほど。

明らかに今まで聴いてきたこの曲とは違う。それを気づかせたのはPaulのベースラインの鮮明さ。そしてベースの音ではなく「リッケンバッカーの音」と気づかせるほどの立体感。

B面に入りB6♪If I Needed Someoneのギターソロの場面、ほとんどのレコードではギターソロのパートしか聴こえませんが、ギター2(と呼ぶのかな?)の音が並んで聴こえて来る!


これら様々なギャップと驚きにより、ロシア盤RUBBER SOULを調べる事になったのです。


数日後、インターネットを使って検索をしても中々ヒットしません。何度か検索を試したある日、おかしなサイトに入って(迷って)いました。


そこが世界の音楽サイト「discogs 」でした。


そこにはRUBBER SOULと呼ばれるアイテムが600とも700ともあると記載されていて、その違いは前の日記に記した通り。

この中にロシア盤も含まれていましたが、そのロシア盤にも何種類もあるなんて!

いや、そりゃ多少の知識は持っているつもりでしたが、僕の知識なんてあまりにもちっぽけなものに感じました。

当然、僕の興味は抑えることは出来ず、さらにその迷路に迷い込む事になったのです。


(続く)


https://muuseo.com/momoten4010/items/1


RUBBER SOUL Russia | MUUSEO(ミューゼオ)

https://muuseo.com/momoten4010/items/1

momoten4010

(今回この日記に書いた表現と、数年前に書いた上のアイテム紹介の表現に多少ズレがあります。どちらかと言えば今回記した記憶の方が正しいと思います)


#discogs

はじめまして!自称イギリス人、職業はロックンローラー兼フットボーラーです(もちろん違います)。
とにかくBEATLES LOVEです(ホントです)!
なぜここまで、と自分でも不思議です。
レコードを初めて買ったのは中学三年の夏、あれから30年の時を過ぎてしまった今でも…

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    利右衛門

    2021/09/30

    ロシア盤のわら半紙ジャケ、実際に手に取ってみたいです🎵
    私、何度も迷い込んでるのにdiscogsはよく分からなくて(^^;
    続き楽しみにしてまーす🤩

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