ついでに、いろんな I Feel Fine 比べてみた。

初版 2021/08/25 17:01

改訂 2021/08/27 19:35


昨晩遅く、書きかけだったシングル盤 I Feel Fine の説明(に、なってるかわからんけど笑)を完成させました。


その曲を聴きながら文章を書く、というのが今の僕のスタイルなんですが、それを何度も繰り返していくうち(ホント、その一曲のみをリピートしてる)「そういやボンビョンの後にハイハットの音が聴こえるレコードがあったはず〜」と思い出しました。

そこで、I Feel Fineが入っているアルバムを色々引っぱり出して聴き比べてみました。


ちなみにI Feel Fineとの出会いは中2の時。初めてビートルズを知った「赤盤」の、友達から借りたカセットテープです。

ビートルズの前半のヒット曲を集めたアルバムなので、どの曲もお気に入りになりました。

ただ、この時はマイチャートの中に、I Feel Fineは上位にはいませんでした笑



①IN ITALY イタリア盤 PMCQ31506

モノラル盤です。この盤では、シングル盤には聴こえなかった「ハイハット」が遠くから聴こえてきました笑

このレコードを入手して30年近くなりますが、数年前までモノラルかステレオかなんて知りませんでした汗

以前同タイトルの日本盤と聴き比べた時初めて気づいたのです汗

聴感はシングル盤ほどの鮮度はないものの、ボーカルとやや高音にシフトしたものです。



②IN ITALY 日本盤 EAS-81525

上の話しの通り、購入後しばらく経ってからようやく気づいた「これはステレオ盤なんじゃね」な日本盤です笑

このレコードは聴感では一番だと思います♪

ステレオ盤ならではの楽器の分離度、瑞々しさ。シングル盤では地味な存在だったベースもよく聴こえ、耳コピするならこのレコードがオススメ!

気に入らないことと言えばジャケ写の粗さです。このレコードが発売された80年代以降のものはコピー感が強く、音は良くても「パーフェクト」とは言ってあげれなーい!スマヌ。


肝心のボンビョンのところ。他のどのレコードにも聴こえない「準備前」の様子が収録されています。

わずか数秒の事ですが、まず「ページをめくるような」音がハッキリ聴こえます(リンゴのスティックの音、と言われています)。

その後Paulらしき声で「黒色(クロイロ)?」か「イロイロ?」または「エロエロ?」のようにひと言だけしゃべる声が聴こえたのち、例の「ボーン〜」に入ります!

オモシレー笑!



③GREATEST ドイツ盤 C 062-04 207

ステレオ盤。初めてこの盤を聴いた時、A1抱きしめたいのステレオバージョンを聴いて、ぶっ飛んだ事を今でも強く覚えています!

「ドイツ盤スゲーーー」伝説の始まりでした笑


で昨日。B1のI Feel Fineを聴くと…。

何だこりゃ?でした。めちゃめちゃエコーかかっとる笑

まさに「風呂場で録音したよ」的な笑

いやいや、エコーかけて良いのはアメリカ盤だけじゃね?つか、アメリカにケンカ売ってる?ぐらいの音作り。

ワァオ、知らんかったー。


この辺になるとハイハットの事、どうでもよくなった笑



④1962-1966 US盤 SKBO3403

ステレオ盤。

このレコードがなければ、今の人生とは全く違うものだったと言えます。

衝撃の一枚です。でもこのレコードは2枚組。ややこしい笑


好きな曲、たーくさん詰まったこのレコード、改めて針を落とすと「残念」なものでしたー泣


音が薄っぺらい。とにかく作りました、みたいな。レコードから録音した生のカセットテープを使って「ワシオリジナルテープ」的なレベルの音。

US盤だからなのか、編集盤だからなのか。

悲しくなりました。

できれば気づきたくなかった。


ハイハットの事なんて別にいいじゃん。



⑤BEATLES '65 US盤 ST-2228

ステレオ盤。

元祖エコーエフェクト盤笑

たしかに、そのエフェクト効果を聴きたいために買ったものだけどさ。

ドイツのGREATESTとは違うエコーのかかり方でした。それにも少しビックリ!先に聴いたドイツ盤と同じマスターを使うなんて事はないだろうからなぁ。

そっかぁ、ドイツとは違うのか。



⑥PAST MASTERS ロシア盤 BM 0008

(A面のレーベル)

ステレオ盤。さらにはリアルステレオバージョン満載!

一般的なものは2枚組だけど、このロシア盤はバラ売りされているようです。

ロシア盤ならではの、とてもきれいな音です。ただし音圧が低い事もロシア盤の特徴。他のレコードを聴くときよりボリュームを上げる必要があります。


ロシア盤は音はとても良いけど、ジャケやレーベルを見るとどうしてもブート感が拭えません笑



⑦PAST MASTERS vol ONE & TWO

EEC盤(たぶんドイツ?) 7 91135 1

(見開きジャケ 内側)

こちらは2枚組です。

ロシア盤と共通するデータは「DMM盤」、ダイレクトメタルマスターという事です。

通常のレコード製造工程より早い段階で製品化するため音が良いそうです(あまりに簡単すぎる表現でスミマセン)。

楽器の分離度やバランスは先のロシア盤と同様のものですが、やはりこちらの方が音圧が高いです。


いやぁ、結構違いを感じました。

意外にも日本盤IN ITALYがとても良かったです。

ただ、UKシングルの迫力ある演奏には敵うものはないかな?そうだな。


楽しい時間でした♪



#BEATLES

#レコード

#I Feel Fine

#比べてみた

はじめまして!自称イギリス人、職業はロックンローラー兼フットボーラーです(もちろん違います)。
とにかくBEATLES LOVEです(ホントです)!
なぜここまで、と自分でも不思議です。
レコードを初めて買ったのは中学三年の夏、あれから30年の時を過ぎてしまった今でも…

Default
  • File

    利右衛門

    2021/08/25 - 編集済み

    めちゃくちゃ楽しく拝見させて頂きました(笑)
    わー、色んなお国のレコード持ってらっしゃる!🤩
    イタリアのライブレコード、面白そうですね!
    気になるなあ🎵
    I Feel Fineといえば、Mathewさんに教えて頂いた「15周年記念シングル」もなかなかでしたよ。
    ブォーーーンが始まる前に、ジョンが何か喋るんですが、日本語の「どうぞ🎵」って聴こえるんです(笑)
    お安いので、見つけたら是非😊✨

    返信する
    • File

      利右衛門

      2021/08/25

      そうそう、私もUS盤の「青盤」を持ってますが、やっぱり結構イマイチでしたよ(^^;
      1993年に出た日本盤の方が、断然音が良かったです🎵

      返信する
    • File

      momoten4010

      2021/08/26

      https://www.discogs.com/ja/The-Beatles-The-Beatles-In-Italy/master/230680

      返信する
    • File

      利右衛門

      2021/08/26

      このdiscogsって、以前から見方がよく分からないのですが、レコードの取引出来たりするんですよね?

      返信する
    • File

      momoten4010

      2021/08/26

      りえさん
      お疲れ様です♪

      「IN ITALY」の件です。
      このレコードが本国イタリアで発売された当初「ビートルズのライブ盤が発売された」と噂されたそうです。
      実はタイトルやジャケ写のそれとは違い、通常のスタジオ録音された曲の編集盤だったのです!

      たしかにまぎらわしいですよねー。

      個人的には好きなアルバムのひとつです♪

      I Feel Fineのおしゃべり、Johnですか。
      Paulだと思ったんだけどなー笑
      もうちょい聴きこまなきゃ!

      青のUS盤、やっぱり音は良くないですかー。手元にはUSの赤&青が棚に収まっています笑
      大好きなアルバムだけに、もっと良質な赤盤が欲しいと思いました!
      日本盤の安いモノが見つかれば買ってみます笑

      返信する
    • File

      momoten4010

      2021/08/26

      えー、知らないんですかー?

      教えて欲しいー?

      なーんて笑

      ヤバいですよー。
      世界を相手にするわけですからねー、覚悟はいいですか?笑

      僕がそう、いわゆる皆さんの言う「沼」にハマってしまったのはこの「discogs 」を知った事からだったんですから笑

      たまたま田舎のレコード店で手に入れた「ロシア盤 RUBBER SOUL」の事を知りたくてパソコンの中でウロウロしてたら、

      「やあ、どこから来たのかい?ここには宝物がたくさん、たーくさんあるよ。もっと先にもたくさんあるんだよ。さぁさぁ、見てごらん、君が欲しいものはこれかい?それともこれかい?まだまだ、たくさんあるよ」

      僕の目の前にはたくさんの「RUBBER SOUL」がありました。それはそれは、あまりの多さに驚きを隠せませんでした。

      その数およそ600を超すほどの量!もちろんレコードだけではなく、カセットテープやCDのソースの違い。ステレオとモノラル、正規盤やブート。UKやUS、ドイツ、フランス、日本など国籍違い、レーベル違い、フォント違い。

      まぁ、どこまで分別してるのやら。

      色々調べていくうち、このサイトではお買い物が出来ることを知り、その後英国紳士から貴重なレコードを手に入れることになったのです。

      マジで教えてあげたいです笑

      返信する
    • File

      利右衛門

      2021/08/27

      マジで教えて頂きたい(笑)

      返信する
  • File

    MATHEW STREET 1962

    2021/08/25 - 編集済み

    I FEEL FINE UKオリジナル・シングル盤は何んといっても本家本元ですから向かうところ敵なしでしょう。

    返信する
    • File

      momoten4010

      2021/08/26

      Mathewさん
      お疲れ様です♪

      そりゃそうですよねー!
      これが本家本元・正に本物!

      正直、最近色んな情報入りすぎて「マザー&スタンパー」が気になりすぎて…。
      「マザーが二桁?こりゃあ、マズイで。一桁探さにゃあ、ホンモノじゃないで」みたいな頭になってます汗

      ちょっとビョーキですよね汗

      返信する
    • File

      MATHEW STREET 1962

      2021/08/27 - 編集済み

      外注プレスは、EMIプレスより後の方が多いようですね。
      私のところのCAN'T BUY ME LOVEの外注プレス盤なんかA面13、B面14なんて言うのもあります。

      EMIプレス盤と外注プレス盤を聴き比べてみるのも、また一つの楽しみかと思います。

      返信する