モノラルカートリッジ

先日購入した「モノラルカートリッジ」。

30年以上前の安いシステムコンポで、どのくらい効果があるのか。

何枚か聴いてみて共通の感想。

レコードに針を落とし最初の「ポツッ」という音は聴こえるけどそれ以降に続くプチノイズはほぼ聴こえない。以前何かのサイトか本に記してあった事を思い出した。

「ステレオ針ではノイズを拾ってしまう」という事を。

モノラルレコードをモノラルカートリッジで再生すると、なんだかコンディションの良いレコードを買ったような感じ。

余計なノイズが聴こえなくなったことにより、演奏に緊張感さえ感じてしまうのは大げさな印象？この事だけでも今回の買い物は大成功！

アルバムPlease Please Meを聴いて

（UK mono Decca委託盤）

A1 ボーカルが前面に出てかなり元気の良い印象。

ステレオ針の時と比べ、モノラル針はバックにバンドメンバーを従えて歌ってるような感じで聴こえる。そのため、演奏が少し後ろに下がった様子でギターやドラムの金属音（シンバル、ハイハット）が大人しく聴こえる。

A3はJohnがさらに切なく、A4はGeorgeがより楽しく聴こえる！

アルバムRubber soul を聴いて

（UK mono ラウドカット盤）

初盤は盤の後半、内周へ進むにつれ音が割れて途中のA4くらいで聴くのをやめてしまうほどの、悲しい盤（「ラウドカットはすごい！」と言う、他の人の評価とは違い、個人的には最後まで聴く気がしない）。

しかし、これをモノラルカートリッジで聴いてみると、内周の極端な音の歪みを感じる事なく聴けてしまった！

モノラル針の特性のおかげで、高音と低音を抑えて音の歪みが軽減されたのだと思う。

また今回購入したモノラルカートリッジはMC型で、出力は低いものの音質の繊細さが特徴。そういった組み合わせもあり、こういう聴こえ方になったのだと思う。

感動。

この一言につきる。

#レコード

#BEATLES

#モノラルカートリッジ