佐内正史写真集 フレンズ ミッシェル・ガン・エレファント

0

1998年出版。この頃ほぼバンドのパーマネントのカメラマンであった佐内正史が撮り続けたミッシェルをまとめた写真集。
97年の「WORLD STEREO LYNCH TOUR」のライブ写真、それに伴う渡英時のトーラグスタジオでの録音風景、ロンドンでのライブの様子などが収められている。

「カルチャー」「ゲット・アップ・ルーシー」でのジャケやブックレット、ビデオ「WORLD STEREO LYNCH」で観たことのあるアレコレもあるが、やっぱり佐内正史が撮るミッシェルはいい。やたら細長い変な版型だけど、ライブ写真なんかはこのワイドなスケールでバンッと見るってのが中々よい。
なんとも荒い(粗い)写真ではあるけれど、ライブの時の熱気というか狂ってる感じが、何なら小綺麗なライブ映像なんかよりよっぽど出てると思う。そうそうこんな感じっていう。

スペシャのロンドン密着で初めて観た佐内さんは確か坊主でまだめっちゃ若くて(調べたら普通にチバと同い年で当時28とかなんだね。もっと歳下に見えた記憶だった)、全然「写真家先生」とか「オシャレカメラマン」みたいな感じじゃなくて、飄々としたパンクキッズ然としてて格好いいなあと思った。ミッシェルの面々にめっちゃイジられてたりしたけど笑、可愛げがあってでも生意気そうで最高だったね。
まさにフレンズってタイトルだったしね。

Default