- malumesito00000 Museum
- 6F 大日本帝国古銭録
- 【昭和二十三年】日本国貨幣 一円黄銅貨
【昭和二十三年】日本国貨幣 一円黄銅貨
ご覧いただきありがとうございます。
こちらはかつて日本国で流通していた「一円黄銅貨」になります。
昭和二十三年から昭和二十五年にかけて発行され、こちらはそのうちの昭和二十三年製のものになります。
素材は五円玉でお馴染みの黄銅でできており、直径は20mm、量目は2.96gです。
書類上は3.2gなので、使用により摩耗したものだと考えられます。
また、周囲にはギザもあり、大きさ的に似ている、現代の一円玉とは区別しやすいようになっています。
それらの視点から見れば、この「一円黄銅貨」はどちらかというと、五円玉や百円玉の近縁なのかもしれません。
戦後のインフレと黄銅の価値の上昇によって、額面価値を素材価値が上回る可能性があったため、昭和二十五年に製造打ち切りとなり、昭和二十八年には法律改正によって、通貨としての効力を失うことになりました。
そのため、戦後に発行された円以上の貨幣のうち、唯一効力を有していない貨幣となっております。
(2025/2月時点での「一円黄銅貨-昭和二十三年」の収蔵数:9点)
(情報参考元:Wikipedia)
