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鉱物標本 リベセナイト(Libethenite)
別名:燐銅鉱、リベテン石 産地:Bugalho Mine, Sao Bras dos Matos, Evora, Portugal 銅のリン酸塩鉱物。ヒ酸塩鉱物であるオリーブナイト(オリーブ銅鉱、Cu2(AsO4)(OH))と固溶体を形成する。 リベセナイトは1823年にAugust Breithauptが、当時ハプスブルク帝国領ハンガリー王国の鉱山都市Libetbánya(ドイツ語ではLibethen、現スロバキア共和国Ľubietová村)の古い鉱山内で発見し、その地のドイツ語読みから命名した。この地域からはマラカイト(*1)やアズライト(*2)が採掘された他、同年にユークロアイト(Euchroite、Cu2(ASO4)(OH)・3H2O)も発見されている。 リベセナイトは上記の様な銅鉱床の酸化帯から発見され、アパタイトやモナザイト、ゼノタイムといったリン酸塩岩の風化によって生成される。 2020年、池袋ミネラルショーにて購入。 *1:マラカイト →鉱物標本 マラカイト(Malachite) *2:アズライト →鉱物標本 アズライト(Azurite)
鉱物標本 4 亜ガラス光沢、樹脂光沢、蝋光沢、脂肪光沢たじ
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鉱物標本 プセウドマラカイト(Pseudomalachite)
別名:擬孔雀石 産地:Nchanga, Chingola, Zambia 銅のリン酸塩鉱物。見た目がマラカイト(*1)に似ているため、ギリシャ語で偽や擬を意味する"ψευδής, pseudes"が名前に付けられた。同じ化学組成だが異なる結晶構造を持つ鉱物としてルジバアイトとライヘンバッカイトが存在する。 最初に発見されたのは1813年で、その後1950年までの間に発見されたdihydrite, lunnite, ehlite, tagiliteやprasinといった鉱物も分析によりプセウドマラカイトであることが判明した。 同じリン酸銅鉱物であるリベセナイトと共に産出することがある。 2020年、池袋ショーで購入。 *1:マラカイト →鉱物標本 マラカイト(Malachite)
鉱物標本 4~4.5 ガラス光沢たじ