R34スカイラインGT-R Z-tune

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1770万円という驚きの価格が掲げられ、2005年の東京オートサロンの注目を一身に浴びたのが ニスモ R34 GT-R Z -tune です。きらびやかなチューニングカーの中にあってその外観は控えめながら一種独特のオーラを発散していました 。それもそのはず、この GT-R は日産のレース部門を担当する ニスモ により一台一台ハンドメイドされるマシンだったのです。 高性能パーツを搭載した内容もさることながら、製作工程さえもレーシングカーと同等。まず ニスモ が厳選したスカイライン GT-R V スペックの認定中古車を徹底的に分解 。ドア開口部はスポット溶接を追加し、フロントストラットアッパー部やセンタートンネル部にカーボン材を張り込むなどボディ剛性が高められています。エンジンは数々のレースを戦った GT-R のノウハウを注入。 ブロックからクランクシャフト、ピストンなど主要部品はすべて専用パーツ、 しかも熟練のメカニックによりチューンされ 、最高出力500馬力 、最大トルク55 kg /mを発生します。 また増大する熱対策として、 インタークーラーやラジエーターが見直され、 フロントにオイルクーラー、リアにデフオイルクーラーが装着されています。 さらに足回りはレースで実績のある SACHS 社製ダンパー、ブレーキはブレンボ社との共同開発によるもの。 加えて高出力に対応し扱いやすさを追求したスーパーカッパーミックスツインクラッチを採用しています 。外観上の特徴となるエアアウトレットが貫かれたボンネット、片側で15mm広げられたフロントフェンダーなどは F 1マシンのモノコックにも使用されるドライカーボン製。 風力が考慮されているのはもちろん、 超高速域でも変形しない剛性の高さを誇ります。にしても創立20周年を記念してリリースされた ニスモR 34 GT- R Z-tune 。世界最速最強のロードゴーイングカーをキーワードに開発されたこの究極の GT-R のステアリングを握ることができる幸運なドライバーは、 わずか20人だけなのです。

白サフ→タミヤスプレーのアルミシルバー

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