鉱物への紫外線照射
初版 2019/01/07 17:34
鉱物をコレクションしていますと、
時々自分のコレクションに対して紫外線を照射してみたくなります。
(普通の価値観からすると異常な行為なのですが、鉱物コレクターとしては普通?)
蛍光する鉱物で有名所は、英国産の蛍石が挙げられ、
結構綺麗な蛍石の姿を見る事が出来、目を楽しませてくれます。
しかし、蛍光により鉱物を判別する場合もあり、
例えば今日公開した、菱亜鉛鉱と異極鉱の場合、
昔は同じ鉱物として認識されていた程、この両者はよく似た鉱物です。
ところが、菱亜鉛鉱は蛍光しますが、異極鉱は蛍光しないという
特性の違いから、紫外線を照射するだけで判別が出来まして、
自分で鉱物の同定をする際、わざわざXRD(X線回折)を使用しなくても判別が出来、
結構便利だったりする訳です。
とはいえ…判別もそうなのですが、
やはり紫外光が照射され、普段とは異なる色に蛍光する鉱物の姿は美しい訳で…。
鉱物コレクターが、時々妙に自分のコレクションに紫外線を照射したくなる気持ち
分かってもらえますかね…(多分、「お前は阿呆か!」と言われそうですが(笑))
イギリス産の蛍石に紫外線を当てますと、非常に綺麗に蛍光してくれます。これは定番の楽しみ方ですね。
日本の平岩高山の蛍石も凄く綺麗に蛍光してくれます。これも蛍石の典型的な楽しみ方?
菱亜鉛鉱と異極鉱の混じったサンプルに紫外線を照射しますと、菱亜鉛鉱の部分のみが蛍光し、これにより判別する事が出来ます…なのですが、やはり見た目も美しい訳でして…。
#比較
#鉱物
#蛍光
ace
2019/01/07へぇー( ゚д゚)
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luhna-009
2019/01/07完全に趣味の世界ですから…(笑)。
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MOYO.
2019/01/10こんな風に変化して見えるのですね!
知識を広く持たれていて、素直に素晴らしい事だと思います。
luhna-009
2019/01/11蛍光する鉱物は、物によって蛍光の仕方が違うため、
いつもとても楽しく遊んでいます。
ただ蛍石がそうなのですが、同じ鉱物でも
蛍光する物としない物があり、この辺りの違いも
やってみなければ分からないという意味で、とても好きだったりします。
(まぁ…同じ鉱物でも産地によって蛍光しないというのは
蛍光の理論を考えれば、当たり前なのかもしれませんが、
それでもやってみる事が楽しいんですよね^^;)
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