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Altiocculus harrisi
三葉虫にあまり興味のない人にとっては、本種はたぶんエルラシアが長く延びたようにしか見えないだろう。 私もまあ現物を見るまではそんなふうに思っていた。 しかし、じっさいに見ると、やっぱりこれが違うんですな、当り前ですけど。 たんにエルラシアが延びただけではない、サムシングがそこにはある。 そのサムシングが本種の魅力を形作っているわけです。 しかし、前にLabログにも書いたように、表面を覆っている保護剤(?)のギラギラが、そのサムシングの発現を妨げているようにみえた。 そこでアセトンで剥がしてみたわけです。 結果は、おそらく前よりよくなった、少なくとも私の好みには合うようになったと思う。 ビフォーアフターの画像を並べておくので、ご覧ください。 全長:41mm
Wheeler Fm. MCAM Drum Mountains, Millard Co., UT USAktr
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Bumastus ioxus
ニューヨークのシルル紀代表として Dalmanites と双璧をなすもの。 なんの特徴もない三葉虫だが、この特徴のなさが本種の場合ある種の魅力になっている。 じっさいコレクターにも人気があるようで、状態のいいものは出るとすぐに売れてしまう。 ものによっては10㎝近くなるのもあるようだが、私はそんなに大きいのは要らない。 手のひらサイズが本種には相応しい。
Rochester Shale SIL Middleport, NY, USAktr