Illaenus crassicauda
本種については、だいぶ前に丸まった小さいのを手に入れたが、どうしても気に入るに至らず、手放してしまった。
一般的には人気のあるらしいエンロール標本が私にはダメなのは、いったいどうしたわけだろうか。
この Illaenus crassicauda はイレヌスの模式種とされているけれども、じっさいのところイレヌスというよりは、北米で産出する Nanillaenus に近いのではないかと思う。
Nanillaenus は Thaleops と混同されることもあり、最近ある研究者がこのあたりのごちゃごちゃしたのを整理したようだが、ともあれその代表種とされる Nanillaenus americanus を本種 Illaenus crassicauda と比較してみると、その類似には注目すべきものがあるように思う。
いちばん最後にその北米種の写真を入れておいたので、ご覧ください。
全長:33mm
Kukruze level
UORD
Alexeevka quarry, St. Petersburg region, Russia
ktr