はじめに

初版 2023/11/09 17:54

改訂 2024/01/18 11:34

ミュージアムを博物館とか美術館とか訳してしまうと、これが音楽と関連のある言葉だということがわからなくなる。
Museum も music もどちらもミューズ(Muses)を語源としているので、大元ではつながっているのだ。
Muuseo に音楽関連の記事が多いのは偶然ではないのである。
と、やや強引に関連づけておいて、さて、

一週間ほど前に、ビートルズの新曲が出るというので、こちらでも紹介があった。
そのとき張られたリンクをたどってその曲をきいてみたが、AIの進歩とはすごいものだなと感心した。

それと同時に、ビートルズ以降の半世紀に及ぶ音楽とはいったい何だったのか、という疑問もわいてくる。
21世紀になって四半世紀すぎたいまも、本質的にビートルズから脱却した、真に新しいポピュラー音楽は出てきていない。
そして20世紀前半まで音楽界を牽引してきたいわゆる純音楽(クラシック音楽の流れ)は大衆的な訴求力を失って、これといった新作を生み出せずにいる。

うーむ、いいのかな、こんなことで、と思うわけですよ。
私に残された命があと何年あるかわからないけれども、どうも真に21世紀的といえる画期的なポピュラー音楽(←ここが大事)には出会わないまま死んでしまいそうな気がする。

それはそれとして、さきのビートルズの話に戻ると、くだんの新曲をきいてから、大昔の「青盤」を取り出してきいてみた。
すると驚いたことに、そのなかの一曲 I am the warlus がその後何日も頭のなかで妄執のように鳴りつづけているのだ。
ビートルズの曲の感染力、呪縛力はこのことからも明らかだろう。
こういうのは、不快ではないが、しかしあまり好ましくはない。

困ったなと思っているうちに、今度はべつの曲が warlus に置き換わった。
それはNHKのみんなのうたに出ている「カヌーのうえでひとやすみ」という曲。
3分にも満たない短いものだが、曲調といい声質といい、じつに耳に心地よい。
これが妄執のような warlus を追い払ってくれた。

この曲を歌っているのは大和田慧という人。
ベースになっているのは60年代のボサノバやサンバだから、やっぱりビートルズ時代を一歩も出ていないけれども。

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ktr

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    nine_o_nine

    2023/11/10 - 編集済み

    「カヌーのうえで…」とてもいいリズムですね♪おなじく先日、ちょっと毛色異なりますがラジオのみんなの歌で流れてたtico moon 「透明なぬくもり」と言う曲が嵌りました。 「ウォルラス」「インナーライト」等ぐるぐると...いまだ中学の頃から居座るビートルズ妄執より解脱出来ずにいます^^;

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      ktr

      2024/01/18

      いまようやっとコメントを読むことができました。
      お返事たいへん遅くなり申し訳ございません。
      カヌー、ご存じでしたか。
      みんなのうたは、けっこういい曲がありますね。
      「透明なぬくもり」、サンプルでもあれば試聴してみたいです。
      ビートルズは、あまり好んで聴くわけでもないのですが、無意識のうちにかなり侵されているようです。

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