-
シナバー
今までで色合いを写すのが一番難しかったシナバーです。 深い紅色で透明でありつつも、表面は角度によって金属を思わせるような反射をします。 辰砂とも呼ばれ、古代中国では皇帝たちが不老不死の薬として飲んでいたそう。 しかしこのシナバーは水銀の原料ですから、不老不死どころか猛毒ですね。 またハリーポッターの一作目で登場した「賢者の石」もこのシナバーなのだとか。 でも昔の科学的知識もない人たちが美しい石から神秘的なエネルギイを得ようと思う感覚、わからないではないですね。 というより、今でもパワーストーンと呼ばれてヒーリング効果などで利用されていますから、人間は元来石に対して自然の力を感じているのでしょう。 僕個人としてはあまりそういったスピリチュアル的な角度からは興味を抱いていないのですが、とある鉱物に対して特例的に気にしてるものがあります。 ギベオンという隕石の一種で、輝きや独特な模様がとても魅力的ですごく欲しいのですが、その石の効力が「交通事故に遭いやすくなる」というものなのです。笑 ドライブ好きの自分としてはなんとも引っかかってしまう部分があり、中々購入に踏ん切りがつかない状態が続いております。 もし手に入れた際にはまたこちらで紹介させていただきますね。
3000円 中国Kota Suzuki
-
マラカイト 勾玉
別名:孔雀石とも呼ばれるマラカイトです。 マラカイト ですよ。ゲーム好きのそこの貴方、ラとカの順番を間違えないように。 さて、突然ですが僕は緑という色が大好きでして、特に意識はしていなかったのですがいつのまにかこのサイトに投稿した鉱物も緑のものばかりになっていましたね笑 色んな色の鉱物を持っているのですが… ちなみに僕のベストグリーンアイテムは、少し小さいけど残り一点だったから無理矢理履いてる緑ローファーです。 ポリシー>外反母趾 をスローガンに今後もひとつ頑張っていきたいなと思っております。 話が脱線しました。マラカイトです。 はい、こちらは頂き物の勾玉なのですが、マラカイト特有の色合いと模様が勾玉の形とかなりマッチしていて中々味のあるイッピンとなっております。 パッと見の印象よりも、じっくりと色んな角度から眺めたり、撫でてみたりすることでジワジワと虜になっていきました。存在感の強い原石や、加工によってスルメ的に魅力を発揮したりと多様な美しさをもった鉱物ですね。 サウイフモノニワタシハナリタイ と賢治も申しております。
貰い物なので不明Kota Suzuki
-
パライバトルマリン
ジュエリーとしても非常に高い価値を持つパライバトルマリンです。 トルマリンの中でも眼を見張るような鮮やかさの青緑が特徴的です。 もちろん僕の持っているものは宝飾品には使えないようなレベルの原石なのでしょうが、それでもこれだけの美しさがあり、足の小指の爪程の大きさにも関わらずコレクションケースの中で威光をビシビシと放っています。 ちびまる子ちゃんでお馴染みのさくらももこさんも非常に気に入っていた宝石だったそうです。 当然それはそれはハイクラスなパライバを持っていたのでしょうね… 名前のパライバというのは、産出地であるブラジルのパライバ州が由来になっています。 希少性と人気から1ctあたりの価格が最も高い宝石としてもその名を轟かせているとのこと。 人生にサクセスした暁には是非パライバを一粒沈めたシャンペンを片手に東京の夜景を見下ろしましょう。
忘れました ブラジルKota Suzuki
-
アポフィライト(グリーン)
こちらは誕生日に父親から貰ったアポフィライトです。大きいです。 父親は毎年誕生日に石をくれるのですが、毎年大きいです。やはり男とは、父とは、大きくなくてはならないと。そう言ったことを石を通じて僕に伝えているのでしょう。 しかし冗談抜きに毎年本当に大きくなっているので、そろそろ僕もちゃんと親を安心させないといけないのかもしれませんね。 前置きが長くなったのでアポフィライトについてはサクッといきますよ! アポフィライトという名前の由来は、加熱することによって葉っぱの様な形に結晶が剥がれ落ちることから ギリシャ語の”apo”(~から離れて)と”phyllon”(葉) をかけて名付けられたそうです。 葉っぱのような形に剥がれ落ちると言われても正直全然ピンとこないのですが、火力も勇気も足りないので誰か代わりに試してみてください。
貰い物なので不明 デカいKota Suzuki
-
エピドート
こちらはエピドートという鉱物です。見た目が気に入ったので購入したのですが、どういう石なのかよく知らなかったので調べてみたところ、「過去からの解放」という厳かな意味合いをもっているという事以外よくわかりませんでした! まあ僕はそもそも鉱物自体綺麗だから集めているのであってあまり専門的な知識などは無い為当たり前といえば当たり前なのですが…笑 深い緑色をしておりガラスのような光沢があります。そして表面には海ブドウのように粒々とした結晶が付いていますね。 素人目にみてもやたらとオシャレ度の高い石ばかり売っているお店で購入したので、そこらのエピドートよりもオシャレです。匂いもそこはかとなくAXEの様な香りがします。本当です。
10000万円位Kota Suzuki
-
スクテルド鉱(方砒コバルト鉱)
スクテルド鉱(方砒コバルト鉱)です。 方砒って全く変換できなかったのでコピペしました。面倒臭いのでもうこの記事でこの名前はこれから先だしません。 コバルトの一部がニッケルや鉄に変わることで色々な呼び方に変わる、とのことです。 学生時代にアルミホイルに可能な限り力を加えてぎゅうぎゅうに固めたら綺麗な鉱物みたいになるんじゃないか?と思い授業中にひたすらアルミを押しつぶし続けていたことがあるのですが、その時できたのが正にこれによく似た物体でした。 そんなこともあり、この鉱物を見たときに何となく青春時代のかおりを思い出したものでした。 さて、こちらの標本はモロッコ産なのですが、モロッコといえばベルベル人ですよね! え?ベルベル人をご存知でない!? では皆さん是非スクテルド鉱を調べる前にベルベル人について調べてみてください。 もれなく「ベルベル」といく文字がゲシュタルト崩壊していきます。
2500円 モロッコKota Suzuki
-
キツネ石
これはキツネ石といいます。 糸魚川特有の石だそうで、以前ヒスイを拾いにいった際に副産物として拾ったものです。 副産物といってもお目当てのヒスイは拾えなかったのですが。 つるっとした純白のボディに申し訳程度に淡いグリーンがさしています。 拾った時は海水に濡れていてピカピカしていたのと、その色合いから鑑定してもらうまでもしかしたらヒスイかも!と期待していましたが、現実はあまくなかったようですね。 実際に周りで鑑定してもらっている人もキツネ石と言われ落胆している人が何人か見受けられました。 優しい顔でおすまししながらも現実の厳しさを我々に教えてくれる、中々食えない野郎です。
0円 新潟県糸魚川市Kota Suzuki
-
オーケン石
今回紹介するのはみんな大好き(?)オーケン石くんです! このオーケン石くんの特徴はなんといってもウサギのしっぽのようなふわふわ丸々としたその可愛らしさですね。 離れて見ると本当に毛が生えているかのような質感をしています。 そして近くで見てもやっぱり毛が生えているかのような質感をしています。 実際は毛のように細かい結晶がびっちりと生えているそうです。生えているかという表現が正しいのかはわかりませんが。笑 手で持つと指先に細かい結晶が付着してキラキラとします。あまり素手で触ることはおすすめしませんが。 僕は直接触って愛でるタイプなのでそのうちこのオーケン石くんは薄毛になってしまうかもしれませんね。かわいそう。 個別のケースなどには入れていないのでなんだか埃が付いたり汚れたりしてしまっていますが、まあ売ったりするものでもないのでそれはそれで愛着の証として良いかなーなんて思ってます。 ただお店で新品のオーケン石くんを見ると、真っ白でふわっふわでなんとも言えない気持ちになりますね。 買った時はあんなに気持ちよかったバスタオルが次第にごわごわになっていくような、あんな感じです。 結晶の詳細とかは特に気にする必要はありません。見て触って感じるタイプの鉱石です。
2000〜4000円くらいKota Suzuki
-
スフェーン
僕は基本的に原石が好きなので、一部研磨してあるものなどはあってもあまりルースを買うことはないのですがこのスフェーンは例外でした。 ちなみにルースとはカットや研磨などの加工が施されており、指輪などの土台に入れられていない裸の状態のものを指します。まあ写真の通りですね。 なぜルースに手を出したかと言うと、このスフェーンという石はダイヤモンドを超える"輝度"を持っているそうで、カットするととても美しく輝くからです。 あとは単純に僕が購入できるようなところではスフェーンはルースの状態でしか出回ってないと思います。売る方も商売ですからね、仕方ないですね。 そしてこのスフェーン、いざ選んでみるとものすごく純粋に「高い程綺麗!」という正直でいやらしい性質(?)があり、値段と質の折り合いをつけるのがとても大変な石でした。 余談ではありますが、せっかく綺麗な石の写真なのに背景がいつも味気なくてなんだかなーと思っています。笑 今回に至っては美しさを強調するため苦肉の策として暗い廊下で懐中電灯で照らすという自体が発生しています。 さらにボッケボケにピンボケした写真を載っけているのは、図らずもその状態が一番本来の色合いを映しだしていたからです。笑 撮影環境も考えなきゃなぁと思っている今日この頃です。
10000万円位Kota Suzuki
-
コベリン
コベリン。 まず名前が可愛いですね。コベライトとか銅藍とか呼ばれることもあるみたいですが、僕は圧倒的にコベリン派です。名称について諍いは今のところ起きていないようですが、有事の際には先制攻撃も辞さない覚悟です。 さあなんとなくマイナーなこのコベリン。実は僕も割と最近知りまして、どこかのサイトでたまたまこの石のルースの写真を見かけまして「なんダァこれは?めちゃめちゃ青いし綺麗だしあと名前が可愛い!」となった訳でその年のイベントではコベリンばっかり探してました。 するとケースの中に一個だけコロンとそれらしき石が… お店の人にこれはもしやコベリンですか?ときくと「ああうん、そうそうコベライトだね、あんまり出してるところないから珍しいよ。」とのこと。異教徒なのはこの際目を瞑ることにし感動の眼差しで観察していると、まげわっぱみたいな入れ物をとりだしてきてそこからゴロゴロとコベリンが…ひゃあ。 お店の人曰くいっぱいあるけどいっぱい出すとありがたみが減るから小出しにしてるとのこと。 同感同感、と思いながらわっぱの中を漁ったのでした。
4000円くらいKota Suzuki
-
貝
貝です。 貝ですよ。いけませんか、鉱物じゃないですか。種類も知りません。 ヒスイを拾いに行った時とは別に、日本海に行く機会がありまして、まああんまり楽しいお出かけではなかったのでせめてもの思い出にと拾ってきました。 貝ですよ、ええ。
0円 日本海沿岸のどこかKota Suzuki
-
ネフライト
ネフライトは玉(ぎょく)と呼ばれ、古代中国では宝飾品などに使われていました。 翡翠(ヒスイ)は知っている人も多いと思いますが、そのヒスイを硬玉と呼ぶのに対しネフライトは軟玉と呼ぶそうです。 そして何を隠そうこのネフライトは僕が自分でヒスイを拾いに有名な産地である糸魚川の浜辺を散策して手に入れたものなのです! 先に言っておくとヒスイは残念ながら採れなかったのですが、この石を拾った時は「ヒスイにしちゃあかなり黒いけどぶっちゃけ原石の違いなんてよくわからねえし明らかに他の石と違うし、これはよもや…」と鼻息を荒くしたものでした。近くの施設で鑑定してもらえるのですが、あっさりネフライトと鑑定され野生のヒスイをゲットする夢は先延ばしとなりました。しかしながら名付きの石を自分の手で採取できたことには大いに満足しており、そんな訳で他の石とはまた違った思い入れのある一石となっています。 写真だとかなり黒っぽいですが、実際は結構ダークグリーンで、抹茶のあんこみたいな感じです。(わかりにくい)
0円 新潟県糸魚川市Kota Suzuki
-
エチオピアオパール
出ました!オパールです! 何が出たかって言うと、それはもう僕が大好きな石って事です! はい、ということで今回はエチオピア産の赤っぽいオパールですね。オパールは持っているのについつい買ってしまう事が多いです。とはいえほんとに宝飾品レベルの物はその値段もブイブイ言わしてるので、僕が買えるのは裸でころころ転がされて売ってるあんまり光ってないオパールですね。でもその中で良い光り方をしてる物を見つけると、掘り出し物を見つけたぞー!と逆にお得感がアップしたりします。 このオパール君もそんな一人で、見つけて手にとってすぐに購入を決めました。オレンジ色でツルっとした表面に怪しく浮き出る緑の輝きがさながらオーロラのようで大変よろしい仕上がりになっています。 オパールは写真だとその美しさがかなり伝わりづらいので、もし気になった方は是非生で見ることをオススメします!
3000円くらい エチオピアKota Suzuki
-
水晶
誰もが知ってる超有名石。水晶です。 アクセサリーはもちろんのこと工業的に利用されていたり、占いで用いられたりと実用性(?)にも富んでいます。雑貨屋や土産屋にもよく置いてあるので、石に全く興味のない方でも見たり触れたりした機会は一度や二度ではないでしょう。そして僕が持っているこの写真の水晶は、石を集めることになったきっかけでもあります。当時小学生だった僕に母が京都旅行のお土産として買ってきたものでした。まるで溶けかけの氷のような儚さと美しさに心奪われ、毎晩この水晶と一緒に入浴していました。 記念すべき石コレクションの第1号な訳ですが、実際いまでもかなり気に入っていて、様々な水晶を見る機会があっても、心の中で「ふん、うちの子のが綺麗だわね。」とボヤいています。 もし水晶を購入する機会があったら、ありふれているからこそ数ある中から自分にビシッとくるオンリーワンな水晶を見つけてみてくださいね。
不明 小学生の頃Kota Suzuki
-
ダイオプテース
深い緑色が美しいダイオプテースです。なぜかスマホで撮影すると2枚目の画像のように青みがかってしまい、本来の色を伝えられなかったので、止む無く拡大マシーンを使いました。 全部同じ石で撮影しています。 ちなみにこちらの拡大マシーン、スマホのカメラ部分に挟んで取り付けるだけなのですが、ものすごく高倍率に色んなものをみることができてかなり楽しいです。個人的には石を見るより自分の毛穴や毛根を見ている時間の方が長いくらいでした。かなりおススメです。 話がそれましたが、その美しさゆえにかつてはエメラルドと間違えられていた事もあるようです。単純に色の綺麗さでいえば個人的にはエメラルドよりもダイオプテースのほうが優雅で好みです。 石言葉は心の傷の癒しと安らぎだそうですよ。失恋したら是非。
鉱物標本 4000円くらい カザフスタンKota Suzuki