インディのショルダーバッグ

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インディがいつも下げているバッグで、私にとって最も思い入れのある品。幼少の頃より、どうしてもこれが欲しかった…
横についた黒い丸いパーツやバッグの底にある空気穴みたいなのが映画でも確認でき、これは何かを流用しているのかもしれない、となんとなく思っていた。

今から20数年前、目黒の軍装品屋でまさにそのものを発見、2次大戦中のイギリス軍のマークVIIガスマスクのバッグであることが判明。中にガスマスクが入っていてちょっとお高かったがすぐに購入、バッグの底の丸い穴はガスマスクのフィルターのための空気穴であることや、黒い丸いパーツはバッグの反対側の小さなポケットに入っている紐を引っ張り出して体に回し、丸い部分に巻きつけて動かないようにするパーツであることなど長年の疑問が氷解し、私にとってまさにインディがお宝を手に入れた時のような感激だったのです。

その後、軍装品店やヤフオクなどで、一つ三千円くらいで売っていることがわかって買い漁り、たくさん持ってます(笑)。今ではマークVIIがインディのバッグであることが有名になり結構良い値段がついていますが、貴重な1942年製であることを考えると、妥当な値段であるとも言えます。ストラップは販売している場合もあるが、自作したほうが面白いです。実際のプロップはニッケルのバックルとカシメが使われていますが、私は真鍮にアレンジしてます。

数年前、ある考古学者と知り合い、彼がインディに憧れてこの道を選んだと聞いて嬉しくなり、一つプレゼントしました。
「これは考古学者が持つべきものだ」 と言いたかっただけなんですが。

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