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Wolf Eyes “Dumpsters & Attitude Vol. One”
皆さーん‼️2024年2月に、あの米国のベテランデュオWolf Eyesが来日ツアーしますよ❗️と言う訳で、またまた、Wolf Eyesの来日ツアー記念アルバム“Dumpersters & Attitude Vol. One”を紹介します。Wolf Eyesは現在、Nate YoungとJohn Olsonのデュオで、Psycho-Jazz(って言っちゃって良いのかな?)を演奏するバンドになっています。元々は彼等自身が2022年に自主制作CDRとしてリリースされた”Dumpersters & Attitude”を、日本のRockatansky RecordsがちゃんとLPとして今年(2023年)にツアー向けに再発してくれました。彼等のバイオグラフィーは以前、紹介しましたので、そちらをご参照ください。それでは、本作品について各曲をご紹介してきます。 ★A1 “Time Garbage .. Again”は、何とも形容し難い変なパルス音と虫に刺された所を掻くような電子音が乗ると言った不思議な音楽で、後半はパルス音も無くなり、改造Saxと波状電子音から成ります。 ★A2 “Nerves In A Blender”は、宇宙音のようなシンセで始まり、エコーの掛かったクラリネット(?)と重い反復リズムとYoungのVoから成る曲で、段々と盛り上がり、音塊化していきます。 ★A3 “Dumpster Attitude”も、重い反復リズムと斬り裂き魔のような電子音から成り、深いエコーのVoが入ってきて、往年のT.G.っぽい展開になっていきます。 ★B1 "’The’ Echo-Mines”は、パルスを有する持続電子音と付いては離れる微かな電子音から成りますが、途中で大きく展開し、リズムも出てきます。最後は、ショートループとなって終わります。 ★B2 “Ditched Tub”は、ダウンテンポで民族音楽調のリズムとシンセ音から成る曲で、やがて電子ドローンや改造リード楽器も加わわって、不意に終わります。 ★B3 “Exploding Time 2”も、重めでテンポダウンしたマシンリズムに、T.G.っぽいVoと改造リード楽器なんかが絡み合う曲となっています。 ★B4 Negacopic Buckets”は、正体不明な物音とか電子音とかが絡みまくって、塊となり、リード楽器らしき音や電子音が生々しく放射されています。どうもスタジオ・ライブ録音では? 今回、感じたことは、Wolf Eyesが、実は本当にT.G.の正当な嫡子だったのでは?と言う点ですね。リスナーの期待を裏切り、電子音やリード楽器音をノイズ化していく手法や、それに固執しないで、作品毎に違うアプローチをしていくのも、T. G.のミステリアスな面を現代的変換しているように感じました。これは益々、来日公演が楽しみですね‼️ 2/24, 2/25は落合Soupへ行こう‼️ [Ref Panda live session part 2] https://www.youtube.com/live/Kn-fxv6ovhA?si=SLmdj5lA19YY8Fl_ [BandcampのURLも貼っておきます) https://wolf-eyes.bandcamp.com/album/dumpsters-attitude #WolfEyes #Dumpsters&AttitudeVol.One #RockatanskyRecords #2024JapanTour #Reissue #LimitedEditions #700部 #ThrobbingGristle #Abstract #Noise #Electronics #MutatedReed #NateYoung #JohnOlson
Experimental / Psycho-Jazz / Anstract Rockatansky Records (self release) 0円Dr K2
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Ramleh “Grudge For Life”
実は、このRamlehのアルバムは、当時、付き合いがあったThe Gerogerigegegeの山之内純太郎くんから交換で頂いたものなんです。それで、聴くまでは、典型的パワ・エレだと思っていたのですが、実は、この作品作成の少し前に、Gary MundyはPhilip Bestと組んで、新Ramlehを始めたばかりで、音楽性も大きく変わっており、聴いてビックリした記憶があります。Ramlehのバイオグラフィーは以前に書いてありますので、そちらを参考にして下さい。この時期のRamlehは、初期の典型的パワー・エレクトロニクスのスタイルから、Mundyの志向がガラッと変わって、Skullflowerのようなギター・ノイズになったばかりで、本作品でも、バックはギターとベース(+オルガン)だけで全曲通してやっています。これを通して聴いた時は、文字通りのパワ・エレじゃなくて、がっかりしたのですが、今回、聴き直してみて、そのかっこ良さに気付きました。まるで、ヘビーなロックを聴いているようなリフとサウンドで、そこに、パワ・エレで鍛えたヴォーカルが乗り、ドラムレスの「ハード・ロック」のようです。しかも、リフやメロディまでありますから、それまでのRamlehファンは驚いたと思いますよ。しかしながら、こう言う変遷もあって、今のRamlehがある訳ですし、この前作品辺りでは、既にオルガン演奏によるメロディも含んでいた訳ですので、必然だったのかもしれませんね。皆さんも意外なRamlehのアルバム、聴いてみてください❗️ https://youtu.be/WyZJGZqO1_0 #Ramleh #GrudgeForLife #Vis-A-VisAudioArts #FeedbackNoise #NoiseRock #Experimental #Rock #Guitar #Bass #GaryMundy #PhilipBest #BrokenFlag
Noise / Industrial Vis-A-Vis Audio Arts 0円Dr K2