Machine Parts Festival day1

初版 2024/04/18 09:42

改訂 2024/04/20 11:14

NWN/Hospital Festivalが大々的に大阪で行われた一週間後、東京の落合Soupにて、Machine Parts Festivalが2日間に渡って行われました。先述の大阪のフェスからの流れなのか、外国からの観客が東京にも押し寄せており、2024年4月13-14日の2日間ともソールドアウトとなっての開催となりました。オーガナイズしてくれたKenny、本当に有難う!と言う訳で、私K2は、1日目のトリを務めてさせて頂きました。

先ずは、Machine Parts Festival day 1の模様を書き留めておきたいと思います。16:30に開場し、DJ Scum氏が音楽を掛けながら、客入れの時点で、観客の9割が外国人と言う雰囲気で、「ここは本当に日本なのか?」と勘違いする程です。その時点で、私はひっそりと座っていたのですが、何だかファンらしき外国人の方から、絡まれたり、CDRを手渡されたりで、困惑していました。

Supperession/Shitstorm (殆ど見えずw)

そうして、オン・タイムで、一番手のグランド・コア・バンドSuppression/Shitstormのショートカットな演奏が始まり、場を暖めてくれます。観客もこの頃にはほぼほぼ満員になり、皆さん、ノリノリで拳を振り上げています。バンドは、この後、直ぐに横浜に移動らしく、サクッと演奏を終えて、撤収していきます。やはりバンドと言うのは盛り上げ易いのかもしれませんね。

SD.KFZ

お次は、SD.KFZ。KorgMS-20mini シンセとLapTopをセットして、最初はドローン風の分厚い持続音を流していましたが、やがて、すこーしだけリズムめいた音になってくると、何とVoを入れて、最終的に、パワー・エレクトロニクスとなりました。これはちょっと意外な展開でした。

The Nausea

3番手は、The Nauseaです。何と、彼女はちゃんとヴァイオリンも弾ける人なのですが、恐らくルーパーとかを使ってのヴァイオリンの多層化した反復音をベースに、更にヴァイオリンのフリーな演奏を重ね、また後半(2曲分演奏してた)は、ヴァイオリンから放出される轟音の中、Voまで披露してくれました。個人的には好みの音でしたね。

Sehktor8

4番手は、Sehktor8だつたのですが、何と彼は、サンプラー1台だけで演奏を開始。何とまあ、潔いと言うか。それでいて、出てくる音は多彩で、こう言うやり方もあるのか!と発想の柔軟さに舌を巻いてしまいました(こう言う簡素な機材で待ち時間をちゃんと演奏すると言う発想が凄い!)。

Dissecting Table

次は、元々ハードコア・バンド愚鈍のVoでもあった辻一郎氏のソロノイズ・ユニットDissecting Tableです。私は今回が観るのは2回目なのですが、多数の発信機(自作シンセ)による頭の中を駆け回るような電子音をPCで制御しつつ、怒号のようなデスVoの応酬から成る演奏で、それに加えて、何と!ドラムまで叩き始めて、ビックリしました。中々、貴重な演奏であったと思います。気合いが違いますねぇ。

Mo*Te

お次は名倉くんのソロノイズ・ユニットMo*Teですが、どうも腰を痛めていたらしく、本当に演奏できるのか?と皆んなが心配している中、ヨボヨボとステージを向かい、始まった途端に、体調とは真逆のハーシュノイズをぶちかましてくれました。また、ちょっと早めに演奏が終わったら、観客からの声援を受けて、演奏を再開。これは感動モノでした!本当に!

Deterge 

トリ前は、Detergeです。使っている音源はサンプラーなのかな?ノイズ、ブレイクコア、パワー・エレクトロニクスなんかをミキサーに入れて攪拌後、それぞれを取り出したかのようなカラフルな演奏で、これまた、日本にはない演奏パターンだなと感心してしまいました。結構、簡素な機材でしたね。あっぱれ! 

K2

いよいよトリで、私ことK2の出番です。もう、テーブルの端まで観客が迫っており、全然余裕がありませんでしたし、また機材のパッチングも全然変えていなかったのですが、とにかく立ったり、座ったりしながら、演奏ができました。で、もうこれで終わろうとしても、観客から"One more song!!"とか"K2! K2!"とかアンコールをせがまれ、Soupの西山さんが「時間あるのでやりますか?」と聞いてきたので、「それじゃあ、やりましょう!」と。人生で初めてのアンコール演奏をやってしまいました。いゃ〜お恥ずかしい。まぁ、それなりに私も楽しめましたので、結果オーライですね。

それで、終わってからも、写メ大会です。

Christopher Grove (Cipher Production)とK2

K2, DJ Scum, Skin Crimeのお二人, Government Alpha

Skin Crime

そんなこんなで、私はヘトヘトになって、ホテルに戻りました。皆さんは、Day 2も楽しめたと思います。

写真提供は、カシューナポリちゃんと硬いとばちゃんです。どうも有難うございました🎵

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Dr K2

ノイズ歴約40年のDr.K2が今まで聴いてきた音楽(主に地下音楽)を出来るだけアナログ縛りで紹介していきます。ご興味のある方はどうぞご自由に観て聴いていって下さい。アングラのコンサルジュ。

twitter:@k2kinky

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