100均プラレールの赤外線リモコン化

初版 2024/09/16 18:53

改訂 2024/09/16 18:55

まだまだ厳しい残暑が続いていますが、いかがおすごしでしょうか PICマイコンの電子工作をしばらくしていなかったのですが、ダイソーに格安プラレールがあったので、やや根拠なき義務感でリモコン化を思い立ち改造して走らせました。 機関車タイプを選択したわけですが、駆動車はすべて共通で単一電池一本&マブチモーターのスイッチ駆動で速度調整も方向転換もありません。

使用したマイコンはPIC16F1705で安価で使いやすいものでよく使っています。モータードライバーはDRV8830でI2C通信で制御するタイプのものです。I2C通信によるペリフェラルの制御は覚えるのがややめんどくさいですが、憶えてしまうと電子工作がぐっとお手軽になります。リモコンはジャンクで入手、通信パターンはArduinoで解析してあります。 赤外線通信の仕組みそのものは簡単ですが、赤外線受信素子でON,OFFの間隔を時間で計測してプログラムで処理します。 前進と後進 速度二段階 停止 徐々に減速停止の7通りの切り替えが出来ます。NEC方式という一般的な通信法です。 プログラミングの説明は大変ですが、関心のある向きはブログ記事もありますのでそれらを参考にしてください。

元は単3一本でマブチモーターを回す仕組みになっている駆動車ですが、二両目の屋根をぶち切って基板をしこんであります。 最後尾の車両は単4電池三本を収納する電源です。実際に走らせてみると、脱輪しやすいので調べてみると、本物のプラレールは4輪なのに対し、ダイソーのものは8輪で、なんでそうなっているのかわかりませんが、これが脱輪の原因らしいとのことです。 まあ脱輪してもなんとか走ってますけど、余計なら取り去ることも検討中です。このまま走らせていても芸がないので、駅の情景でもセットをつくるのもありかなと思案中。

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