ソリッドモデル製作あれやこれや その2

初版 2023/05/11 16:14

改訂 2023/05/11 17:10

ソリッドモデル製作もいろいろな工程があるわけですが、木削りの作業自体は3割ぐらいで、下地加工やパーツ類の制作で同じかそれ以上かかるわけです。後半は塗装の乾燥待ちの時間が結構ありますので、この辺は合理的に配分すれば製作時間を結構短縮できます。

スピットファイアはエゾマツを用いましたが、繊維方向には丈夫ですが全体には柔らかい。加工はしやすいですが、細部は折れたり割れたりしやすい。下地にクリアラッカーを塗ってしまえばそこそこ強いです。コクピット部分は切り欠いて薄板を貼って整形してあります。翼と胴体の継ぎ目も作りましたが、ココはモデリング ペースト(リキテックス)を少し盛って紙やすりでなめらかに。こうやって作った木地にラッカーやプラサフで下地を作る工程は漆塗りそっくりです。ちなみに漆塗りの下地は砥の粉と生漆を混ぜたものですが、安物は膠ですんで、クリアラッカーも似てなくはない(セルロース系)

P-61の胴体は米杉でつくりましたが、米杉は軽い、繊維方向に非常に強いが、それ以外はかなり脆い。こういう工作には向いていない気もするが、一旦使い始めたのと木目がきれいなのでそのまま使いました。ウェスタン レッドシダーは造作、建材としては結構高級感があります。

いわゆる建材類でも使うし模型用にも使うと言えば一般にはヒノキが使われますが、ソリッドモデルに関しては特にヒノキは使っていませんが、もちろん使っても構いません。建材用のヒノキはかなり硬いです。細かいパーツはやはり繊維の方向が均質な朴の木や桂などの広葉樹系の材が向いてます。

これは透明風防ガラスの再現で使っている塩ビ板の絞りという方法です。熱して柔らかくなった塩ビ板を型に押して絞り出すわけです。ちなみに本物もアクリルの絞りでこういった風防類を製作します。

本塗装前の状態ソリッドモデルですが、このP-61のキャノピーのマスキングはほとんど罰ゲームのようで、本当に面白くなく忍耐のいる工程です。風防のマスキングは出来上がりの印象にかなり影響があるので、やはり避けられませんが、なんとかならんか、、

細かいところでは ハンダ付けを使ってパーツを作るというのがあるんですが、電子工作でICのピンをランドにはんだ付けするほどの厄介さはないでしょう。プロペラはハンダでなくても作れますが、脚はハンダと真鍮で作るのが依然一番良い方法です

これは最近制作したPIC32MXの44pinタイプを基板にハンダ付けしてUSB気圧計ロガー(水晶発信時計付き)を作ったものですが、ハンダ付けはかなり大変な作業です。特にブリッジといってICとICの足が短絡しないように入念なチェックをしなければなりません。これで結構堪え性がつきます。

ソリッドモデルのプロペラと主脚にハンダ付けをつかって制作したP47サンダーボルトの例(ホコリが汚いのはご容赦下さい)

ハンダを使って作ったプロペラは均質な感じに仕上がるので良いんですけど、やたら重くて息で回らないとか加工がやや大変とか困った難点もあるわけです。 

ソリッドモデルを作る機種選定にかんしてはアメリカ機が多くなっていますが、デザイン的には一番好ましい感じがするのがレシプロ時代のアメリカ機ということで落ち着いてしまっているからなのですが、特別な思い入れがあるわけではなく木彫でなんかで何のオブジェにしようか、、というのと大差はありませんねえ、、

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