皆滅冥土（ネタバレあり？）

（あくまで個人の感想です）

気になっていた劇場作品を観に行きました。
「花の詩女」という10年前の
永野護プロデュース作品です。

評判としては大体「絶賛」か「ボロクソ」のどっちかだったし
元ファンとしてのけじめを付けたかったのも。

さて、その評価ですが…
全体としては「可もなく不可もなし」と言ったところでしょうか。

クライマックスまでは割と淡々とストーリーが流れ
（ランドシップが航行してるシーンが大半）
強いて言うなら殿下の顔芸が永野らしいｗ

仕掛けてくるタイミングを予想していたにもかかわらず
当時に警戒レベルを上げてなかったとか

起動仕切り中は待ってくれる、なんて律儀なテロリストｗ
しかし詩女ベリンが制止するにもかかわらず無慈悲に殲滅する殿下ｗ

手がかり残ってないといいつつ（まあ後で見つかるのだけど）
後ろの残骸に描かれた「カリギュラの手」ｗ

ＬＥＤならすえぞうだろ？何で媚びたようなビジュアルにするんだとかｗ
ツッコミはさておき

知ってる知らないで選民思想のある作品とも言えるかな。

許せなかったのはやっぱり元となるファイブスターの改変。

マシンメサイア≒ゴティックメードなら納得できる
（ファティマも搭乗してないみたいだし）。

それが劣化だか純化したのがモーターヘッドなら理解する。

なのでいつの間にか「先祖返り」してしまった
現在の（ＦＳＳ）展開には「度し難い」ｗ

カイゼリンってエンプレス相当じゃないの？
何故初代フィルモア皇帝が使ってるの
エンプレスはアトール聖導王朝じゃないの？

筋が通っていない
スヂの通らないものは苦手なんだ。

あと個人の感想ではあるけれど
ＧＴＭは好きじゃない。
劇中で美しいとか言ってたけど
それはあくまで観る者其々。
扇バウムの重なったような磁力関節は歪にしか見えない。

破烈の人形はＳＳＩクバルカンだろ
決してゲートシオンマーク3ぢゃない。

まあ
結局のところ
ダイ・グ陛下とクリスティン・ビィの関係を
別時代に投影した…ような？

ぶっちゃけ永野のヨメ（川村万梨阿）推しの為だけに
手間暇掛けた作品とも言えますな。

さはさりながら
名倉靖博さんとか安彦良和さんとか
富野御大とかｗ
それだけの協力を得られるのも
縁は異なもの味なもの。

可もなく不可もなしというのは腑に落ちたけど納得いかないっていうｗ

いずれにしても
これでケジメは付いたと思っております。

ではまた。