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Gaucho / Steely Dan
なんか不憫なアルバムなんですよね。常にAjaが最高傑作でGauchoは次点、、、でも僕は触れれば血が出るほど研ぎ澄まされたAjaよりも、心地よいグルーヴを感じるFusionちっくなGauchoが結構好きです。両方聴いて感じるのはAjaとGauchoは2枚で1セットの作品じゃないかと思います。 内容としては冒頭のBabylon Sistersのブラックミュージック感から始まりイントロのギターリフにやられるHey Nineteen、ホーンとのユニゾンが最高にカッコいいGlamour Profession、イントロの入りが最高に洒落ているGauchoから跳ねるリズムが気持ち良いTime out of mineまで、この一連の流れはAjaよりも上じゃないか?とも思うのです。 もう一つの楽しみは曲ごとに違うドラマー聴き比べ(ドラマー当てゲームもできますw)ですね。Bernard Purdie, Steve Gadd, Jeff Porcaro, Rick Marottaの超贅沢な布陣が叩いてます。 と言うことで、Gauchoもっと聴き続けていきたい名盤です。これはもう遥か昔に購入したCDなのでAjaと一緒にリマスターした最新盤に買い替えたいです。
AOR MCA Records 1980年Furuetti
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If That’s What It Takes / Michael McDonald
US original盤 1 Playin' By The Rules 2 I Keep Forgettin' (Every Time You're Near) 3 Love Lies 4 I Gotta Try 5 I Can Let Go Now 6 That's Why 7 If That's What It Takes 8 No Such Luck 9 Losin' End 10 Believe In It Michael McDonald – lead vocals, backing vocals (1, 3, 4, 6, 7, 8, 10), Fender Rhodes (1, 2, 3, 7, 9, 10), synthesizers (1-4, 6-8), acoustic piano (4, 5, 6, 8) Greg Phillinganes – acoustic piano (1, 3, 7, 10), clavinet (2), Fender Rhodes (4), Hammond organ (9) Michael Boddicker – additional synthesizers (4) Michael Omartian – Fender Rhodes (6, 8) Dean Parks – guitar (1, 3, 7, 9), guitar overdubs (8) Steve Lukather – guitar (2, 4, 6, 8, 10) Robben Ford – guitar solo (6, 7) Willie Weeks – bass (1, 3, 4, 7, 9, 10) Louis Johnson – bass (2) Mike Porcaro – bass (6, 8) Steve Gadd – drums (1, 3, 4, 7, 9, 10) Jeff Porcaro – drums (2, 6, 8) Lenny Castro – percussion (1, 6, 7, 8, 10) Bobby LaKind – percussion (1) Paulinho da Costa – percussion (3, 4) Ted Templeman – percussion (4) Edgar Winter – saxophone solo (1, 10) Tom Scott – saxophone solo (6), Lyricon solo (9) Ed Sanford – backing vocals (1) Maureen McDonald – backing vocals (2, 6) Kenny Loggins – backing vocals (4) Christopher Cross – backing vocals (6) Brenda Russell – backing vocals (6) Kathy Walker – backing vocals (6) Amy Holland – backing vocals (6)
AOR Warner Bros. 1982年Furuetti
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Bill LaBounty
プールに浮かぶ恋人同士のジャケット写真が何ともAORしていて、、、と思ったら何とこれは国内版のジャケットでした。元々はご本人のモノクロ顔のアップというオーソドックスなものだったのですが、おそらく販売戦略として差し替えられたのでしょう。まあ、分かりますけどね、この素晴らしいAORサウンドを聴いて欲しいのに、むさ苦しい(笑)おっさんの顔だと手に取ってもらうことも出来ないんじゃないかという気持ちは。ちなみにオリジナルのジャケット写真は、あのNorman Seeffです(苦笑) しかもドメスティック化はジャケット写真だけにとどまらず、邦題までつけられていました「サンシャイン・メモリー」だそうで(笑)レコード会社さん、どうしてもリゾート感あふれる仕様にしたかったんですね〜 さておき、内容は本当に素晴らしいです。Bill LaBountyと言えば "This Night Won't Last Forever(邦題:涙は今夜だけ)"を聴いたことがある人は多いのでは?ミポリンと柳葉敏郎のドラマ「すてきな片想い」の主題歌だったんですが、観てましたか?僕は最終回まで観ましたよ(笑)で、放送年を調べたら1990年!時の経つのは早いものです、、、 話は戻って、1曲目の "Livin' it up" からご機嫌なサウンドと意外と(笑)ソウルフルなヴォーカルが飛び出します。張り上げると少し泣き声っぽくなるのが魅力でもありますね。そして、バックの演奏も超強力です。クレジットを見れば、これが如何に80's屈指のAORアルバムかがわかります。このアルバムで起用されたプロデューサーはラス・タイトルマンですが、彼の音作りが如実に現れた作品という言い方も出来そうですね。 Keyboards: Bill LaBounty, Clarence McDonald, Greg Phillinganes, Nyle Steiner, Ian Underwood Guitar: Steve Lukather, Dean Parks Bass: Chuck Rainey, Willie Weeks Drums: Steve Gadd, Andy Newmark, Jeff Pocaro Percussion: Lenny Castro Sax: David Sandborn Claves: Russ Titleman Tambourine: Russ Titleman Background Vocals: Patti Austin, Stephen Bishop, Gwen Dickey, Bill LaBounty, Leslie Smith, James Taylor, Jennifer Warnes Horn Section: Jerry Hey, Kim Hutchcroft, Chuck Findley, David Sandborn String Arrangements: Nick DeCaro, Johnny Mandel Horn Arrangements: Jerry Hey Producer: Russ Titleman https://youtu.be/_lKi0gQ0R8M
AOR WARNER-PIONEER 1982年Furuetti
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Blue Desert / Marc Jordan
デビュー作のMannequinに久しぶりにAORの快作を見たのですが、同時に購入した2ndアルバムのこちらはJay Graydonプロデュース+超豪華バッキングという最早パラダイス&ランチ状態です!(笑) まあでも制作陣が豪華だからといっても、名前負けしている作品も多いので、ここはちょっと冷静にCDプレーヤーにセットしてながら聴きでも、、、出来ませんでした。2曲目の "I'm a Camera" で正座してしまいました(笑)なんですの?この上空2万フィートまで突き抜けるような痛快ギターソロは!(どうやら、これが噂のJay Graydon3大ギターソロの1つらしい)北島康介には敵いませんが「超〜〜〜〜気持ちいイイ!」と言わせていただきます。 その後もメロディアスで爽快な曲のオン・パレードで全く飽きません。Mannequinについで、初日に3回リピートしてしまいました(笑)が、内訳は家のオーディオ、カーステレオ、ランニングBGMで、どのシチュエーションでも楽しい!これは暖かくなったらオープンカードライブのレギュラーアイテム決定ですね。 1) Generalities 2) I'm A Camera 3) Twilight 4) From Nowhere To This Town 5) Beautiful People 6) Lost In The Hurrah 7) Release Yourself 8) Tattooed Lady 9) Exile Guitars : Jay Graydon, Ray Parker,Jr, Dean Parks Bass : Abraham Laboriel Drums : Ralph Humphreys, Jeff Porcaro, Jim Keltner Keyboards : Michael Omartian, Greg Mathieson, Steve Porcaro, Dave McMorrow Harp : Ben Benay Sax : Ernie Watts, Pete Christlieb Flugel Horns : Chuck Findley Background Vocals : Venette Gloud, Bill Champlin, Marcy Levy, Bobby Kimball, Tom Kelly, Carmen Twillie
AOR WARNER MUSIC 1979年Furuetti
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Mannequin / Marc Jordan
全くノーマークだったMarc Jordanの1stアルバムです。何で今まで出会えなかったのか謎ですが、ま、そんな時もありますね(笑) スティーリー団(これ変換ミスではありません)ならスルー出来ないGary Katzプロデュース作品です。え?デビュー作なのに?贅沢ですね〜。Ajaが1977でGauchoが1980年だから、その2作品の合間の仕事ですね。 さて、聴いてみました。そして初日で3回も聴いてしまいました(笑)AOR好きド真ん中に150kmのストレートを投げ込んでくるサウンドですね、1曲目の "Survival" から。2曲目の "Jungle Choir" なんてSteery Danまんまやないかい!と突っ込みたくなります。他にもマイケルフランクス?と思わせる歌い方や、ジャジーなミドルとか多彩でありながらも全体では一つのAORテイストにまとまっているのがたまりません。 Guitar:Steve Lukather / Dean Parks / Larry Carlton Bass:Chuck Rainey / Jim Hughart Keyboard:Jai Winding / Donald Fagen / Paul Griffin / David Foster / James Newton Howard / John Capek Drums:Jeff Porcaro / Harvey Mason あと、クレジットされていませんがJay Graydonが参加しています。そして2ndアルバムは彼のプロデュースです。ウヒョー。
AOR Warner Bros. 1978年Furuetti
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Tenderness / Al Jarreau
僕の選ぶ最も歌唱力の高いシンガーは、おそらくアル・ジャロウです。誰?と思った人は "Mornin'" を聴いてみて下さい。ほら、知っていますよね。どんなジャンルでも変幻自在に歌いこなし、しかも音程は絶対に外さない(外れない?)それだけ聞くとただのバカうまシンガーですが、彼の歌はとにかく心に響きます。 これは、2017年に逝ってしまった彼の晩年1994年の作品ですが、スタジオライブレコーデイングで、最高のバッキングを従えた魅力的なアルバムです。もはや歌と一心同体、何にも代えられない素晴らしいパフォーマンスの記録です。ジャケット写真そのままの世界が楽しめます。素晴らしいです。 https://youtu.be/kzXNdLVZs3k
AOR JAZZ Warner Bros.Furuetti
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Brother to Brother / Gino Vannelli
確かに "I just wanna stop" はAOR的バラードとして良い曲ですけど、このアルバムはソコじゃあありません。熱く厚く迫るリズム隊とCarlos Riosのギター、エモーショナルなヴォーカル、それが最高に昇華されたアルバムタイトル曲 "Brother to brother" は必聴です。7分があっという間に過ぎてしまいます!
AOR Rock A&MFuruetti
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Humanity / Sing Like Talking
当時大阪で大学生をやっていた僕の贔屓は、Funky Music Station "FM802" でした。関東ならJ-WAVEでしょうけど、大阪ではこのステーションが選曲する音楽にいつも刺激をもらっていたのです。 そのFM802の、ある月間ヘビーローテーションで流れた "Hold On" という曲と「話すように歌う」という不思議なバンド名に心を奪われたのが1992年でした。洋楽かぶれで生きてきた僕の琴線に触れまくるサウンドと、とにかくカッコイイ佐藤竹善という名のヴォーカルにいてもたってもいられず、アルバムを買う羽目に。。。 本当に出会えて良かったSing Like Talking。そして"RISE"と"WITH YOU"の名曲が入ったこの出会いのアルバムは宝物です。この後のアルバムに最高傑作が出てきますが、思い出のNo.1は、これですね。 他人から「何かいいのない?」と聞かれるとSing Like Talkingを薦めますが、あまり響いたことはありません(笑)
AOR POPS Rock ファンハウスFuruetti
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Romantic / Airplay
あまりにもベタなため長いこと手を出さなかったシリーズってありますよね(何でも安易にシリーズにするシリーズ)。AORのバイブル的に登場するので「ナンボのもんやねん!」とwaiting listに入りっぱなしになっていたのですが、買ってビックリ、第一印象はそんなに良くなかった(笑)ところがやっぱり名盤には名盤の底力があるんですね。どんどん細部が気になり出して、その度に「イイね!」と思うようになりました。 さて、一番のお気に入りは "After the Love is Gone" なのですが、僕的にはEW&Fのバージョンの方に軍配が上がります。何と言ってもあのファルセットコーラスには敵いません。それはそうとして、何故かEW&Fバージョンは "After the Love Has Gone" と過去完了形になっているんでよね。なんででしょ?
AOR RCA 1980年Furuetti
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Fool's Paradise / Randy Goodrum
聴きたいと思った時にはCDが廃盤でした、OMG!(まだまだデジタル配信では嫌な年頃なのです) しかし気長に中古を待っていたら偶然ディスクユニオンで出会いがありましたよ。で、早速聴いたらこれがAOR好きど真ん中ストラ〜イク!の内容で天国に連れて行かれました。全曲Jeff Porcaroが叩いているというのも嬉しい限りですが、楽曲の気持ちよさがたまりません。 Breckerでもなく、Newmanでもなく、Johnsonでもなく、ましてやバース(笑)でもないランディ。最新作のRed Eyeも気になる内容で早く手に入れたいです。
AOR POLYDOR 1982年Furuetti
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Italian Graffiti / Nick DeCaro
AORの始祖鳥と言われる名作です。帯に「世界初CD化」とあるのが懐かしいです。ということは1992年までCD化されなかったのかな? さておき、Tommy Lipumaのプロデュースとクレジットされている作品は、中身を知らずに買ってもハズレがありません(笑)。知らずに買って、これ好みのサウンドだな〜と思ってプロデューサーを見ると彼ということが何度かありました。 1曲目の「ジャマイカの月の下で」で聴こえてきたDavid T. Walkerのギターで、もうノックアウトされました。ヴォーカルがメロウなので耳あたりはソフトですが、曲と演奏とアレンジは研ぎ澄まされています。Wailing WallやAll I Wantなど選曲も見事でオリジナルも必ず聴きたくなりますので、財布は常に軽くなります(笑) 1家に1枚シリーズに間違いなく入るアルバムですね。
AOR MCA Records 2039円Furuetti
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The Nightfly / Donald Fagen
このアルバムには使い古されたフレーズだけど「パーフェクトな1枚」。バンドサウンドこそ洋楽!と思っていた高校生には1曲目I.G.Y.のイントロから、ちょっと大人な世界への処女航海に旅立ったのでした。 当時、オーディオ評論家の傅信幸さんが視聴ディスクで毎回推していましたね、Rickie Lee JonesかThe Nightflyか、という感じでした。当時は全く知識もありませんでしたが、初めて完全デジタルレコーディングされたポピュラー音楽の1枚のようです。(だから音がいいのか) A面4曲、B面4曲の構成が素晴らしく練られていて、前の曲が終わって次の曲のイントロの1音目が鳴る流れが完璧でため息が出ます。1番好きなのはB面1曲目のNew Frontierから2曲目のThe Nightflyへの流れですが、あまりにも聴き過ぎて前の曲が終わると頭の中で次の曲が鳴り始めるので結局全部好きなんだと思います(笑) そういう軟弱なのはROCKじゃねえから好きじゃない!って人も多い(現に友達に貸しても響かないことも多々ある)のは承知の上で、全ての人に聴いて欲しいアルバムではあります、はい。 #donaldfagen #AOR
AOR Warner Bros. 1982年Furuetti
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Kamakiriad / Donald Fagen
もう出ないと思っていたものが出た!そんなDonald Fagen 11年ぶりの新譜に、、、がっかりしましたね。タイトルのカマキリって何なの!日本語の帯には「〜カマキリ号の冒険」的なコピーが、うう。。。 でも曲は?いいんですよね、これが。最初はナイトフライとの違いに慣れずアラ探しばっかりしていたのが、いつの間にか頭から離れなくなるメロディとリズム、そして「いつもの」ボーカル。淡々としたドラムとギターリフに飽きそうになった頃、アルバム後半に登場する「まんまスティーリーダン」なTomorrow’s girlsが最高です。Tpはアレか?とクレジットを見たらソレだし(笑)続くFlorida Roomでもバックボーカルとホーンとの掛け合いが見事です。 なんだかんだ言いながら結局はFagenマジックにまんまと嵌められた、ということでしょう。そういうことにしておきましょう!
AOR Reprise Records 不明Furuetti
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Silk Degrees / Boz Scaggs
正直に言うと20代前半にAORのマスターピースというキャッチにひかれてCDで購入たのですが、いまいち好きになれなかったアルバムです。何となくBozのvocalが当時は合わなかったんでしょうね、きっと。そしてついにはCDを売りに出してしまう始末。。。 ところが年月を経て再び聴く機会がある度に(主にドライブ中のFMですね)どんどん好きになってしまいました。やっぱりこれはLPで聴くか!と思いA面がスタートして「What can I say〜♪」と始まって驚きました。何と記憶の中ではLowdownがA面1曲目と勘違いしていたんですね。 とにかくLowdownの心地よさ。ずっと続いていて欲しいグルーヴの名曲ですね。もちろんJeff Porcaroのドラミングの素晴らしさなんでしょうけど。
AOR コロムビアレコード 500円Furuetti