CDプレーヤー入れ替え

SONY CDP-XA3ESの仕様 ソニー

カレント・パルスD/Aコンバートシステムを採用したESシリーズのCDプレイヤー。 デジタルフィルターには新開発のフル・フィードフォワード方式デジタルフィルターを搭載しています。 フル・フィードフォワード方式デジタルフィルターでは、従来方式で演算能力の限界が原因で切り捨てられていたデータを伝送するFF(フル・フィードフォワード)演算ブロックを設けることにより、極めて緻密な音楽表現を可能にするとともにデータ切り捨てに伴う可聴帯域内の最量子化ノイズを除去しています。これにより、特に小さいレベルの信号クオリティを大幅に改善しています。 D/A変換部にはカレント・パルスD/Aコンバーターを搭載してます。 カレント・パルスD/Aコンバーターでは、パルスを電圧ではなく電流で表現する方式を採用しており、電圧変動の影響を原理的に排除しています。また、演算回路のノイズの影響も受けにくいため、聴感上大幅な音質向上を実現しています。 コンプリメンタリーPLM方式を採用しており、4出力あるパルスD/Aコンバーターの出力のうち、互いに補数関係にあるPLM波2出力の差動合成を行なっています。これにより高調波ひずみが少ない出力波形を再現しています。 サーボ回路にはハイプレシジョン・デジタルサーボを搭載しています。 この回路では高サンプリングレートのA/D・D/Aコンバーターの採用によってディスクのコンディションをより的確に反映したサーボコントロールを実現しています。 アナログ・ローパスフィルターには群遅延特性に優れたアクティブ型のカウエル・ローパスフィルターを採用しており、広域ノイズの発生を抑えています。 電源部には電磁気特性に優れ、かつ磁束漏れの非常に少ないRコアトランスを採用しています。 シャーシ構造にはFBシャーシを採用しています。 この構造では外周のフレームと、フロントとリアを結ぶビームによってシャーシ全体を強固にジョイントし、剛性を確保して耐振性を向上させています。 センターメカマウント・システムを採用しており、メカデッキをシャーシ中央に配置することでシャーシに加わる回転モーメントを最小に抑え、振動に対する安定度を高めています。 脚部には新開発の偏心インシュレーターを採用しています。 このインシュレーターではビス固定位置を中心からオフセットすることによってインシュレーターの外周から侵入する振動を相互に打ち消す効果を得ています。 ディスプレイには新開発のスタティック点灯方式蛍光表示管を採用しており、スイッチングの少ないディスプレイを用いることで表示管からの振動やノイズの飛びつきを抑えています。 カスタムエディット機能を搭載しており、ピークサーチ(リモコンのみ)、タイム・エディット、ジャスト・エディット、プログラム・エディット、タイム・フェード、マニュアル・フェーダー(リモコンのみ)、可変フェードなどの機能が利用できます。 カスタムファイル機能を搭載しており、カスタムインデックスとデリートバンク機能が利用できます。 デリートプレイやシャッフル、デリートシャッフル、3ウェイミュージックスキャン(リモコンのみ)、オートスペース(リモコンのみ)、タイマープレイ、8モードリピート、インデックスサーチ(リモコンのみ)などの機能を搭載しています。 光デジタル出力を搭載しています。 固定と可変の2系統のアナログ出力を搭載しています。端子には金メッキ端子を採用しています。 リモコンからも操作できるラインアウト連動ボリューム付きヘッドホン端子を搭載しています。 CDP-XA3ESは1994年にブラックモデルが発売され、その翌年にゴールドモデルが発売しました。 ワイヤレスリモコンが付属しています。

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