頭脳警察 セカンド
知性による革命の道は閉ざされた。
国民の声や力では何も変わらない。
行き場を無くした闘争心は暴発し
理不尽な暴力へと変わっていく。
絶望、諦め、しらけ。
ここから先にあるものは
知性が冷笑され馬鹿が蔓延り
権力やしきたりに媚びへつらい
金だけがものを言う社会なのか。
そんな1972年、日本の嘆き。
頭脳警察は学生運動と連携して
盛り上がったロックバンドです。
過激で挑発的なパフォーマンスから
レコードは発売禁止、曲は放送禁止
に追い込まれてしまったりと
まさにその音楽活動は
闘争そのものだったと言えるでしょう。
このセカンドアルバムは
闘争の熱気と敗北の虚無感を
生々しく切り取って
ロックやフォークに落とし込んだ
という印象を受ける世界観です。
商売っ気に満ち満ちた
耳触りのいい歌謡曲とは
世界が違いすぎます。
https://youtu.be/JXXWASWYSTk?feature=shared
Rock
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kaikai