子供向けアニメの話。
初版 2024/12/06 19:41
改訂 2024/12/06 19:41
あ、どうも。kaikaiです。
こないだ合格点ギリギリで
フォークリフトの資格取りました。
目指せフォークリフトマスター。
最近NHKでやってる
サバイバル?的なアニメが
正直そんなに面白くなくて、
実際評判どうなのかと思い
軽く調べて見たのですが、
「子供向けアニメに
大人が楽しめる要素を
期待するほうが変」
とか
「子供向けアニメは
こんなもんでええやろ」
的な声もチラホラ見かけて
イヤ、違うんじゃねぇの?と。
子供は大人より素直だからこそ
むしろ手加減しないくらいで
丁度いいというのが持論です。
(…まぁエロとグロは
ダメとは言わないまでも
見せ方のセンスが
特に問われるとこですが。)
と、言うことで今回は
同NHKでかつて放送されていた
ぶぶチャチャのとある話を紹介。
第二シリーズ「だいすき!」の
第23話「チャチャの旅」です。
ぶぶチャチャは
主人公「ボク」と
ボクを庇って命を落とし、
車の玩具に生まれ変わった
愛犬「チャチャ」の物語。
チャチャは犬の遠吠えを聞いて
かつて自分が犬だった頃に
生き別れたいちばん上の兄が
自分を呼んでいることを知り、
ボクの元を離れて旅に出る。
旅の途中でチャチャは
ほかの兄姉犬を連れていこうと
各地を転々として
離れ離れになった兄姉のもとを
訪ねてまわることにした。
しかし、かつての兄姉たちは
子育てに追われていたり、
今の主人に忠誠を誓う身だったり、
野良犬として食いつなぐことに
精一杯だったり、
既にこの世を離れて
空の犬小屋が物置にされていたり。
結局いちばん上の兄のもとへ
たどり着いたのは
チャチャだけだった。
チャチャはなぜ
自分たちを呼んだのか兄に尋ねる。
兄はもう目も見えなくなり、
命の終わりが近いことを
既に悟っていた。
だから無理筋であることを承知で
血を分けた弟妹たちに
最後にまた会いたいと願ったのだ。
だがチャチャにも
今は「ボク」という
大切な主人がいる。
離れ離れになったとしても
チャチャのやりたいことを尊重し、
自分の枕を預けてくれる
かけがえのない存在が。
兄は枕の「おひさまの匂い」で
チャチャがみなまで言わずとも
それを理解し、安堵したのだった。
チャチャはボクの元へ帰るが
枕は兄の元へ置いてきた。
兄がもうひとりぼっちで
寂しい思いをせずに済むように。
…完。
…えっと、
ぶぶチャチャは子供向けアニメ
というよりかは下手したら
もっと対象年齢低いアニメですが
ちょっとこの回だけ異常というか
明らかに視点がオッサンで
ある程度人生経験した人にしか
分かるはずがない内容。
みんなそれぞれ生きていく中で
否が応でも変わっていってしまう
なんとも言い難い切なさが
このエピソードの根幹なんですが、
そんなの子供がわかるわけ
ないじゃないですか!!
いつか誰もが通る道。
今はまだ分からなくても
生きていればはっとする時が来る。
そのとき君はどう思うか。
そんな優しい人生訓のような
叙情的な作品なのです。
この話に限らず
ぶぶチャチャのエピソードに
総じて言えることですが、
必要以上に語らないので
あからさまなお涙頂戴モノ
って感じでもないのが
なんだか良いなぁと思います。
「子供向けアニメなんてのは
子供だましくらいでいい。」
なんて大人(とやら)は言うけれど、
子供は分かりますからね
自分らがナメられてることくらい。
…最近流行った
完璧で究極のアイドルアニメは
どう考えても子供向けじゃないのに
たくさんの子供が見てましたね。
そんくらいしか
見るに耐えるものがないんかなぁ。
以上、
アニメの仕事もしてない人間が
なんかエラソーに語ってみた
のコーナーでした♨︎