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Electric Light Orchestra / Electric Light Orchestra II
(1973) エレクトリック・ライト・オーケストラの2ndアルバム。ジェフ・リンのプロデュース。 前作のリリース後にロイ・ウッドがウィザードを結成するために脱退し、ジェフ・リン、ベヴ・べヴァン、リチャード・タンディ、マイク・デ・アルバカーキ、マイク・エドワーズ、ミック・カミンスキー、ヒュー・マクダウェルの7人で再スタートとなった。 ELOの代表曲となったチャック・ベリーの“Roll Over Beethoven”以外はリンが書いていて、バンドのイニシアティヴはリンが握った。この曲は全英のシングル・チャートで6位となり、新生ELOの存在感を示した。 しかし、全曲が6分を超えているのが微妙な気もする。まだまだ実験途中って感じなのかもしれない。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. In Old England Town (Boogie #2) 02. Momma 03. Roll Over Beethoven 04. From the Sun to the World (Boogie #1) 05. Kuiama
The Electric Light Orchestra On the Third Day Harvest Recordsk-69
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Electric Light Orchestra / The Electric Light Orchestra
(1971) エレクトリック・ライト・オーケストラのハーヴェスト・レコードからのデビュー・アルバム。ロイ・ウッドとジェフ・リンのプロデュース。 ザ・ムーヴのラスト・アルバムのメンバーだった、ロイ・ウッド、ジェフ・リン、ベヴ・べヴァンの3人が核となり、ビル・ハントとスティーヴ・ウーラムが加入して録音された。 ロックとクラシックの融合というウッドのアイディアが始まりだが、このアルバムではまだ形が定まっていない気がする。どこまで踏み込んで、チェロを始めとするクラシックの楽器を使うのかがはっきりしていない感じがする。 個人的にはリンが書いた“10538 Overture”や“Mr. Radio”が好きだが、ウッドの書いた“First Movement (Jumping Biz)”はここ10年くらいのクラシックのミュージシャンが演奏しているスタイルに影響を与えていると思う。 アメリカ盤は翌年に“No Answer”のタイトルでリリースされた。 聴いておきたいデビュー・アルバムのひとつ。 《songlist》 01. 10538 Overture 02. Look at Me Now 03. Nellie Takes Her Bow 04. The Battle of Marston Moor (July 2nd 1644) 05. First Movement (Jumping Biz) 06. Mr. Radio 07. Manhattan Rumble (49th Street Massacre) 08. Queen of the Hours 09. Whisper in the Night
Electric Light Orchestra II Harvest Recordsk-69
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The Grease Band / The Grease Band
(1971) ジョー・コッカーのバック・バンドとして有名なザ・グリース・バンドのハーヴェスト・レコードからのデビュー・アルバム。クリス・ステイントン、ナイジェル・トーマスとザ・グリース・バンドのプロデュース。 バンドは、ヘンリー・マカロック(vo,g)、ニール・ハバード(g)、アラン・スペナー(b)、ブルース・ローランド(ds)の4人で構成されている。 アメリカでは、シェルター・レコードからリリースされている。なので、素敵な鍵盤楽器の演奏はフィル・プロンクを名乗った、レオン・ラッセルである。 イギリスのバンドなのにアメリカの匂いのするサウンドは、レオン・ラッセルの影響かもしれない。 ルージーなイントロから始まる“My Baby Left Me”はアーサー・クルーダップの曲で、エルヴィス・プレスリーが歌い多くのカヴァーを生んだ曲。 聴いておきたいデビュー・アルバムのひとつ。 《songlist》 01. My Baby Left Me 02. Mistake No Doubt 03. Let It Be Gone 04. Willie and the Pig 05. Laughed at the Judge 06. All I Wanna Do 07. To the Lord 08. Jesse James 09. Down Home Momma 10. The Visitor
Harvest Recordsk-69
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Pink Floyd / The Dark Side of the Moon
(1973) ピンク・フロイドの8枚目のアルバム 。セルフ・プロデュースとなっているが、エンジニアで参加したアラン・パーソンズの活躍が大きいと思う。 アナログの両面とも、曲と曲とが途切れることなく繋がっている、コンセプト・アルバムのような仕上がり。 アビー・ロード・スタジオで9か月に渡って録音されたこのアルバムは、全米で初めてチャートの1位となったアルバムだが、全英では2位で終わった。 スリリングな世界観を持ちながらポップさも感じられる、聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Speak to Me 02. Breathe (In the Air) 03. On the Run 04. Time 05. The Great Gig in the Sky 06. Money 07. Us and Them 08. Any Colour You Like 09. Brain Damage 10. Eclipse
43位 Harvest Recordsk-69
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Kevin Ayers / Bananamour
(1973) ケヴィン・エアーズの4thアルバム。エアーズとアンドリュー・キングのプロデュース。 ライヴを意識して作られているので、前作よりもポップな曲が多く収録されている。こっちの方が聴きやすいかもしれない。 浮遊している感じで自分が何処にいるのかがわからなくなる、8分を超える“Decadence”はエアーズの名曲だと思う。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Don't Let It Get You Down 02. Shouting in a Bucket Blues 03. When Your Parents Go to Sleep 04. Interview 05. Internotional Anthem 06. Decadence 07. Oh! Wot a Dream 08. Hymn 09. Beware of the Dog
Harvest Recordsk-69
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Kevin Ayers / Whatevershebringswesing
(1971) ケヴィン・エアーズの3rdアルバム。エアーズとアンドリュー・キングのプロデュース。グロテスクなジャケが印象的で夢に出てきそうだ。 ヴァラエティにとんだ曲が並んでいるので聴いていて飽きないが、好き嫌いが出るアルバムだと思う。 《songlist》 01. There Is Loving / Among Us / There Is Loving 02. Margaret 03. Oh My 04. Song from the Bottom of a Well 05. Whatevershebringswesing 06. Stranger in Blue Suede Shoes 07. Champagne Cowboy Blues 08. Lullaby
Harvest Recordsk-69
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Kevin Ayers & the Whole World / Shooting at the Moon
(1970) ケヴィン・エアーズ&ザ・ホール・ワールド名義でリリースされた2ndアルバム。エアーズとピーター・ジェンナーのプロデュース。 ザ・ホール・ワールドは、デヴィッド・ベッドフォード(org、p)、マイク・オールドフィールド(b,g,vo)、ロル・コックスヒル(sax)、ミック・フィンチャー(ds)、ブリジット・セント・ジョン(vo)の5人で構成されている。 終始実験室で作られたようなサウンドだが、どことなく楽しい感じが伝わってくるのが、いていて面白い。ケヴィン・エアーズという、ひとつのジャンルを確立した感のある濃い内容のアルバム。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. May I 02. Rheinhardt and Geraldine / Colores Para Dolores 03. Lunatics Lament 04. Pisser Dans un Violon 05. The Oyster and the Flying Fish 06. Underwater 07. Clarence in Wonderland 08. Red Green 09. Shooting at the Moon
Harvest Recordsk-69