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Shannon & the Clams / Onion
(2018) ダン・オーバックのレーベル“Easy Eye Sound”に移籍しての第1弾となるアルバム。ダン・オーバックのプロデュース。 新しさって感じではなく、どこか懐かしいサウンドがたまらなく良い。B級ポップスって匂いがプンプンするのだが、それはそれでありだと思う。ってよか、そこに目を付けたオーバックがスゴい感じもする。キャラの立ったショウに目が行ってしまうが、バンドとしての纏まりはいい感じだろう。 ニッチなものを好む人には受け入れられる気がする。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. The Boy 02. It's Gonna Go Away 03. Backstreets 04. If You Could Know 05. I Never Wanted Love 06. Onion 07. Did You Love Me 08. Love Strike 09. I Leave Again 10. Tryin' 11. Tell Me When You Leave 12. Strange Wind 13. Don't Close Your Eyes
Easy Eye Soundk-69
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Shannon Shaw / Shannon in Nashville
(2018) シャノン&ザ・クラムスの歌姫、シャノン・ショウのソロ・デビュー・アルバム。ダン・オーバックのプロデュース。 何気にオーバックを調べていて知ったアルバムだったのだが、聴いてビックリした。これだけ新しい音楽に溢れている中、60年代後半の音に拘った感じの内容がかなり良い。“Shannon In Nashville”のタイトルから想像できるのは、ダスティ・スプリングフィールドの1968年のアルバム“Dusty In Memphis”だった。個人的には本家に負けないくらいの歌心のような気がしている。 クレジットを見ると、“Dusty In Memphis”でドラムを叩いていたジーン・クリスマンが参加していたりする。まろやかな安心できるドラミングが健在なのは嬉しかったりする。鍵盤楽器のボビー・ウッドも懐かしい名前だ。 オーバックの音楽に対する造詣の深さが生んだアルバムだと思えるが、それに答えるショウの歌声がホントに良いと思える。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Golden Frames 02. Bring Her the Mirror 03. Broke My Own 04. Leather, Metal, Steel 05. Freddies 'n' Teddies 06. Love I Can't Explain 07. Cryin' My Eyes Out 08. Goodbye Summer 09. Cold Pillows 10. Lord of Alaska 11. I Might Consider 12. Make Believe 13. Coal on the Fire
Easy Eye Soundk-69
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Dan Auerbach / Waiting on a Song
(2017) ナッシュヴィルに拠点を移して7年、自身のレーベル“イージー・アイズ・サウンド”からリリースされた、セルフ・プロデュースによる2枚目のソロ・アルバム。 2016年の夏に音楽活動をリセットする予定だったのが、ナッシュビルに在住しているミュージシャンたちとの交流からこのアルバム制作が始まった。 大半の曲はオーバックとデヴィッド・ファーガソン、パット・マクラフリンの3人で書いていて、その仕上がりは60年代後半のキラキラとした空気感を持っている。もっとフォーキーな感じかと思っていたが、ポップの要素がかなり強い。 デュアン・エディやマーク・ノップラーといったギタリストがゲスト参加している。 新しいのに懐かしさを感じられるサウンドは、オーバックが仲間たちと過ごした充実した時間の表れだと思える。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Waiting on a Song 02. Malibu Man 03. Livin' in Sin 04. Shine on Me 05. King of a One Horse Town 06. Never in My Wildest Dreams 07. Cherrybomb 08. Stand by My Girl 09. Undertow 10. Show Me
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