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Isaac Hayes / The Isaac Hayes Movement
(1970) セルフ・プロデュースで、前作の流れを受けて録音されたアルバム。そのため長尺の曲が4曲収録と少ないが、充実した内容にアレンジされている。 ザ・バーケイズがバックを務めて良い演奏をしている。ヘイズのディープな世界を表現するのに、欠かせないバンドとなっている。 ジョージ・ハリスンが書いた“Something”のカヴァーの意外な展開には驚かされた。ストリングスやホーン、コーラスを効果的に使い音の厚みを増している。この曲も多くのカヴァーをされているが、世界観が全く違う感じがする。 “I Just Don't Know What to Do with Myself”は、またもやバカラック=デヴィッドのカヴァーで良いアレンジで演奏されている。 このアルバムは全米のソウル・チャートで1位となった必聴盤だろう。 《songlist》 01. I Stand Accused 02. One Big Unhappy Family 03. I Just Don't Know What to Do with Myself 04. Something
Hot Buttered Soul ...To Be Continued Enterprise Recordsk-69
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Isaac Hayes / Presenting Isaac Hayes
(1968) 60年代のスタックス・サウンドを支えたアイザック・ヘイズのデビュー・アルバム。スタックスの中に“エンパイア・レーベル”を立ち上げてのリリースとなった。 アイザック・ヘイズ(p)、ドナルド・ダック・ダン(b)、アル・ジャクソン(ds)のトリオ編成で、アル・ベルとリズム隊の2人によるプロデュース。 バリバリのソウル・アルバムかと思いきや、“When I Fall in Love”のスタンダード曲、他にもジャズやブルースを演奏している。ヘイズが影響を受けた曲を歌っているのだろう。 リズム隊の演奏能力も高いし、ヘイズの歌心もあるので、それぞれのジャンルに特化したアルバムも聴いてみたい感じもする。今となっては叶わないが…。 セールス的にはパッとしなかったが、聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Precious, Precious 02. When I Fall in Love 03. Medley: I Just Want to Make Love to You / Rock Me Baby 04. Medley: Going to Chicago Blues / Misty 05. You Don't Know Like I Know
Hot Buttered Soulk-69