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『エンダーのゲーム』《DVD》
米映画『エンダーのゲーム』(2013年、ギャヴィン・フッド監督)のDVDです。オーソン・スコット・カードの原作小説を映画化したものです。 “50年前。地球外生命体のフォーミックが地球を襲い、数千万人が死亡した。指揮官のメイザー・ラッカムはその命を賭してフォーミックの母船を撃破、人類をフォーミックの襲撃から救った。以来、国際艦隊は次の襲撃に備え、子供達の中から指揮官候補生を選び訓練することに力を入れる。ゲーム育ちの彼らは、敵への攻撃に最適と考えられたのだ。 地球の学校に通うエンダーは優秀な少年で、指揮官候補生に選ばれることを願っていた。そんな彼にモニターから熱い視線を送る男がいた。国際艦隊のグラッフ大佐だ。ある日エンダーは、候補者に付けられる首のモニターを外される。落第してしまったと考えたエンダーは、落ち込み実家に帰る。実家のニュースでは、フォーミックの母星には前回襲撃の10倍規模の艦隊がいると告げていた。グラッフ大佐が家を訪ね、モニターを外したのは最終テストだったと打ち明ける。エンダーは指揮官候補生に選ばれたのだ。エンダーはグラッフ大佐と共に、宇宙の訓練基地へ向かう。” ディズニー映画作品としては、原作の不可欠の要素であるがゆえに“毒”の多い作品。とはいえ、考えさせられる現実の非情さ、皮肉さを含む“毒”ですが。 「闘争というモノは何故、必要以上に残酷になってしまうのか」「異種族同士のコミュニケーションの難しさ」「ゲームの画面だから、思い切った手段が取れても、現実の戦争で指揮官として特攻させられるか」等さまざまな考えさせられる思考実験を映画は上手くまとめたと思います。ハリソン・フォード演じるグラッフ大佐や伝説の英雄、メイザー・ラッカムの重厚さが物語を引き締めます。 覚えている限り、原作小説では敵異星人との和平が成立したのですが、この映画では後味の悪い結末になってしまったのもリアルだと思います。 #エンダーのゲーム #ギャヴィン・フッド #オーソン・スコット・カード #ディズニー映画 https://youtu.be/cCSLKEkWkfY
DVD ウォルトディズニージャパン 324円Jason1208
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『ナルニア国物語第一章 ライオンと魔女』《DVD》
米映画『ナルニア国物語第一章 ライオンと魔女』(2005年、アンドリュー・アダムソン監督)のDVDです。C・S・ルイスの児童文学シリーズ・『ナルニア国物語』の1作目『ライオンと魔女』を映画化したものです。 “第二次世界大戦下の英国。戦乱を避け田舎に疎開したペベンシー家の4人兄弟姉妹は、疎開先の古い屋敷の空き部屋にあった洋服箪笥から別世界の国・ナルニアに引き込まれる。そこは魔法が生き、けものたちがしゃべり、神話的生き物や妖精の住む世界であった。子供たちは不思議なライオン、アスランに導かれてナルニアを支配する白い魔女から住人たちを解放しようと奮闘する。” 日本ではもっぱらアニメ作品が多い異世界転移譚の元祖といえる古典的作品です。この「ライオンと魔女」については、ヘンソン社で映画化の企画があったと聞いていますが、どういう経緯でディズニーが映画化することになったかは分かりません。 アンドリュー・アダムソン監督は、「シュレック」シリーズの監督で、原作を幼少時に読んでいたものの、実写映画は初演出というのが驚かされます。ディズニーが作るだけあって、あまり毒は無いなと思いました。 ラストシーンのナルニア国の光が漏れる洋服箪笥に、奇しくも“異世界への扉”を扱った『ウルトラマンマックス』19話「扉より来たる者」のエンドシーンが似ていたのですが、同じ2005年なので、特にオマージュしたというわけではなさそうです。 #ナルニア国物語 #ライオンと魔女 #アンドリュー・アダムソン #C・S・ルイス #ディズニー映画 https://youtu.be/i4xrI3qo4gs
DVD ブエナビスタホームエンターテイメント 324円Jason1208