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Teca & Ricardo / desafio de viola Alec Leonardo Ribeiro
70年代初頭からフランスにて活動していたブラジル人テカ(vo)とリカルド(g)のデュオ これは77年の4作目でちょっと素朴なイラストジャケが目を引くね 普通のポートレートジャケが多い彼らのジャケの中ではピカイチかな? ジャケは素朴なんだけど時代を反映した攻撃的なラテンフュージョン曲も多くかなり熱い ラテン系言語特有のイントネーションがヨーロッパのプログレ、特にイタリアモノを好んで聴いてた俺的にはそのアプローチがプログレ的に聴けて結構みなぎるものがあるかも? テカの歌はアニーハズラムに通じる澄んだ天使系な歌声なんだけどブラジル風サウダージ感も相まって少し野暮ったくそれがまた良い意味で日本人の郷愁心に訴えてくるものがある感じだね 演奏的テクニカルなギミックを取り払い歌とギターになった瞬間にそれらがチラッと露わになる瞬間がとても心地よいよ https://youtu.be/TC2w1D0l3F4 #レコード #アナログレコード #ブラジル #ムジカロコムンド #サンバフュージョン #ユーロロック #プログレ #フレンチブラジリア
France 89 Pulp Flavor DD027LP ¥500ジャケ買いマン
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The Would-Be-Goods / The Camera Loves Me
渋谷系の源流を辿るとこの辺りに行き着くというマストアイテムとされる1988年、ジェシカとミランダからなるオシャレ姉妹が放ったファーストにして金字塔 キレの良いバックの演奏は第一期のモノクロームセット、そのキレキレなギターポップに姉妹の素人丸出しな脱力系ヴォーカルが乗っかる様は完全にあざとさを感じざぜるを得ないんだけどカワイイから全て許されるという正に「カワイイは正義」を地で行く方程式。 そう言えばこの脱力感はどこかで聴いたことあるぞって思ったらアレですよ、スタンゲッツとジョアンジルベルトがイパネマの娘をレコーディングしてる際にたまたまついてきたジョアンの嫁であるアストラッドジルベルトに歌わせたらあら不思議、結構イケるやん的素人脱力系なんじゃないかな? 実際はこのアルバム姉妹の作詞作曲になってるみたいだから素人じゃないんだろうけどね ソフトフォーカスキツめのジャケもあざといぞ 多様化しすぎてちょっとレーベルカラーが定まらなくなってしまったチェリーレッドからオシャレ部門だけを切り取った色合いのelレーベル、そのもくろみは大成功かな? 裏ジャケの曲名表示の色分けはモノクロームセットのベスト盤にも踏襲されてるね https://youtu.be/XbAcPNlaN3A #アナログレコード #レコード #チェリーレッド #エル #オシャレ #オシャレコ #ガーリィ #ギターポップ #モノクロームセット #渋谷系 #フリッパーズギター #素人風あざとさ #イパネマの娘
UK 89 El. acme14 ¥500ジャケ買いマン
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Sagittarius/The Blue Marble
Gary UsherとCurt Boettcherのプロジェクトとして知られる彼らなんだけどどっちかというとミレニウムのBeginと兄弟アルバム的な前作Present Tenseの方が俄然評価が高いっぽいよね こちらはカートベッチャーは手を引いた実質ゲイリーアッシャーの1人プロジェクトの2nd 装飾が多くキラキラとした印象のPresent Tenseに比べ相当地味なんで分は悪そうなんだけど俺は断然こっち派 80年代の中頃だったかな、バンド関係の友人にこの手のバンドのカセットを色々貰ったんだけどその中にこのアルバムも入ってて真っ先にハマったよ、 それまでガチガチのプログレやドロドロのサイケを好んで聴いていた自分にとって美しいコーラスや楽曲本来の良さを楽しむという事を知るきっかけになった愛すべき一枚だ。 そうなってくると今度はレコード盤で欲しくなってしまうのが悲しい性。 中古レコード屋巡りをするたびに探すわけなんだけどそもそもどんなジャケかもわからない。 一般的な名盤とされるのは雑誌とか「ロック名盤100選」みたいな本にジャケがちゃんと載ってて欲しいレコードがあればそのジャケを頭に叩き込んで探すんだけどこれはどんなジャケかもわからない 頼りになるのはバンド名だけなのである (何枚出してるのかもわからないしそもそも彼らが何者かもわからんし) レコード屋に行けば「S」のコーナーはおろか全てのエサ箱を毎回探す作業が続く、そんな日々が2年ほど続いたある日覚王山(名古屋)に当時あった変なレコードが沢山置いてある「K&K」という店でついにそれを発見したのであった 「Sagittarius/The Blue Marble」 確かに書いてある タイトル通りの青い大理石の様な地球がジャケに映っていた 「あった あったぞっ! ついにあったぁ〜っ!!」 俺は大声で叫びながら店内で高らかにそのアルバムを頭上に掲げたのであった(心の中で) 大急ぎでレジに向かい店長に向かって鼻息荒くいかに長年探し求めていたのかを力説する俺 後にとんでもないレア盤とか探してた盤を100円とかでジャンクコーナーで発見する事も結構あるんだけどこの時の達成感を超えたことは一度も無いし恐らく今後もないだろう もう大抵の物はお金の都合がつけば手に入れる事ができる時代だもんね 現物がリプロ盤である事を知ったのはずっと後のことだ 確かに印刷は不鮮明でベースとなったジャケのスレとかヤケがそのまま印刷されてる でもそんな事はどうでも良い事だ(そりゃ良くないけど) 家にもう何枚のレコードがあるのかわからないんだけど 「火事になったら抱えて逃げるレコード達」 のコーナーにずっと入っている間違いなく俺の宝の中の一枚だ。 それから程なくしてこのカセットをくれた友人とバンドを組んだ バンド名は「Marble Love」と言う 由来はもちろんこのアルバムだ。 #レコード #アナログレコード #ソフトロック #SoftRock #MarbleLove #マーブルラブ #マーブルの世界 #春日井直樹 #愛タツヤ #原田倫太郎 #エリック今井
US(original) 89 リプロ盤 ¥2200ジャケ買いマン
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Santana/same
派手さはないけどライオンの中に人間の顔や姿を巧みに隠した線画が印象的なサンタナの1st このイラストは60年代末のグレイトフル・デッド等のサイケデリック系のポスターやフィルモアのフライヤーを多く手がけたサンフランシスコ界隈で活躍したアーティストLee Conklinによるもの トリップ感溢れるぐちゃぐちゃなサイケデリックアートの祖として現在も活躍中だ サンタナのアルバムは基本ハズレはなくアルバム毎に性格は違うもののどれも一定の熱さを保ってるよね 俺のお気に入りのギタリストの1人だ。 #アナログレコード #レコード #サンタナ #Santana #ラテンロック #LatinRock #LeeConklin #サイケデリック #サイケデリックアート
JAP 89 CBS Sony /SONP50179 ¥100ジャケ買いマン
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Los Machucambos /Mucho Machucambos
Los MachucambosはRafaëlGayoso(スペイン出身)、Milton Zapata(ペルー出身)、紅一点のシンガーJulia Cortes(コスタリカ出身)からなる1950年台後半にフランスで結成されたという3人組。 デッカに多くの作品を残しておりフォルクローレにチャチャやマンボの要素、更にはフラメンコまで盛り込んだわかりやすい歌モノで世界的なラテンブームの折、長身でエキゾチックなvoのジュリアの魅力もあってかそこそこの人気があったんじゃないかな? 64年にリリースされた本作はLondon Phase4仕様で多分に漏れず左右に広がるラテンパーカッションや3声コーラスのステレオ感が素晴らしい。 表面のPhase4マークに切り貼りされたメンバー写真やトリミング前の裏ジャケを見るとフラメンコ衣装のジュリアのただならぬ色気が放出されまくってるのがわかるよね #LondonPhase4 #latin #folkrore #chacha #mumbo #レコード #アナログレコード #アディオス
89 UK/London SP44055 ¥100 1964ジャケ買いマン
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Elvis Presley / Elvis TV Special
エルヴィス復活の狼煙となったのちにカムバックスペシャルと呼ばれる事になる68年のTV番組のサントラ 番組のクライマックスで赤いELVIS電飾をバックに白いスーツで歌われた名曲IF I CAN DREAMの印象的な名シーンのジャケが素晴らしい 国内盤は見開き仕様で解説も充実、豪華ピンナップも封入された仕様 60年代、退役後のエルヴィスは映画俳優としての活動に重点を置き年間3本ペースの映画撮影でシンガーとしてはその映画の主題歌や挿入歌を歌うにとどまっていた。 ぶっちゃけ乱発された映画に加えやっつけで録音されたそれらの曲のクオリティは一部を除き決して高いとは言えない代物でワンパターンな映画内容と相まってエルヴィス 自体がシーンから忘れられそうな状況だったらしい そんな折企画された1時間のTV番組はシンガーとしてのエルヴィス にスポットライトを当てた構成でアメリカが忘れていたエルヴィス を思い出させ再び熱狂させるのに十分な内容だったという その後歌に専念したエルヴィス は多くの名唱や作品を残すことになる #レコード #アナログレコード #エルヴィス #elvis #elvispresley #king #カムバックスペシャル
89 JAP / RCA SX-38 ¥100 1969ジャケ買いマン
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Crystal Gayle / Hollywood Tennessee
米コスモポリタン誌のフォトグラファーFrancesco Scavulloによるジャケ写が素晴らしい、良い瞬間を捉えてるよね 歳は少し離れているけど大御所ロレッタリンの実妹、あまり顔は似てない??? しかし絶対この人性格イイよね コロナ禍じゃなかったら一緒にお酒でも飲みながらカントリーについて語り合いたい #アナログレコード
89 US / Columbia FC37438 ¥240 1981ジャケ買いマン