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Kilfitt-Makro-Kilar E 40mm f3.5, f2.8
マクロレンズの始祖、マクロキラーの初期バージョンと、改良版のアポマクロキラーです。 撮影倍率が1/2でシングルヘリコイド仕様のモデルEと、等倍でダブルヘリコイド仕様のモデルDの2種類のラインナップがありました。 改良版はf2.8に変更され、レンズ先端の銘板上にある、赤・青・黄色の3色の刻印は、高級なアポクロマートレンズであることを印しています。有名なフォクトレンダー社のアポランサーにも、同様な3色の刻印があります。アポクロマートとは、特殊なガラス材質で作られた3枚のレンズを組み合わせて、色収差を補正するレンズのことです。 1950年代に、10cmまでマクロ撮影出来ることは、凄いことだったと思います。70数年経過していますが、現在でも、十分通用する撮影が出来ることも、凄いことだと思います。 アポマクロキラーは、現在のレンズにも負けない描写性能を誇っていると思います。 エキザクタマウントを、イオスマウントに改造して使っています。
レンズ キルフィット社Fortune Lens
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Kilfitt-Makro-Kilar Model-E 40mm
キルフィット社の、Kilfitt-Makro-Kilar Model-E 40mm/F3.5と、Kilfitt-Makro-Kilar Model-E 40mm/F2.8 Apoレンズです。 マクロレンズの始祖として、有名なレンズです。 右は、キルフィット社が最初にレンズを販売した、リヒテンシュタイン製、1947年頃の最初期バージョンです。 左は、約10年後に設計変更された、F2.8です。レンズ銘板に「赤、青、黄」のドット刻印があり、入射光の色収差を改善させた「アポクロマートレンズ」で、当時は高額で生産数自体が少なかった希少な個体です。EOSマウントに変更してあります。 現代でも、十分通用する、高性能なレンズです。
マクロレンズ キルフィット社Fortune Lens