TOMIX 400系新塗装先頭車分割線修正

初版 2023/11/15 13:14

改訂 2023/11/15 13:25

TOMIX 400系新塗装の抱える最大の問題点"先頭車の旧塗装用塗り分けパーティングライン"。

筆者が新塗装車を購入したのは数年前で、当初より気になっていた上記の問題を解決すべく、購入して直ぐにライン消し加工に挑みました。

それがこちら。

正面からだと一見分割線がなくなってイイ感じに見えますが…。

横から見るとこのザマよ。

印刷済みの車体表記が消えないように最小限の部分塗装で済ませようとした結果、色は合わないわ塗膜の厚みが目立つわ、極め付けにマスキングしていた乗務員扉左上の肩部と右下の裾部が再塗装の為に塗装剥離をした際に溶剤が染み込みボディが溶けて欠けるという、惨憺たる有り様に…。

当時の筆者の技術では最早再生不可能なレベルなので、我が家では新塗装車はほぼ廃車のような扱いでした。

しかし、近頃は車体製作も数を熟してきて腕を上げ、便利な工作ツールも充実してきたので、この度この廃車となった新塗装車のレストアに挑んでみました。

その成果物がこちら。

分割線がなくなったのは勿論、ボディのキズや塗膜の段差も解消されて無事「成功」したのではないでしょうか?

今回はシルバーの塗装を部分塗装ではなく思い切って全体塗装とした為、色味や塗膜の厚みも均一化されました。

キズの出来た裾部のダークグレーと、その修復時に剥げた周辺の緑帯は部分塗装としましたが、中々近い色を選定出来たので色味の差も殆ど目立ちません。

塗装は以下のGM缶スプレーを使用しました。

  • シルバー:銀色<SP-08>
  • 緑帯:緑15号<SP-25>
  • ダークグレー:ダークグレー<SP-35>
  • ブラックアウト:黒色<SP-10>

分割線の処理。

シルバー塗装はちょっとしたキズや段差でもかなりくっきり浮き出てしまうので、ヤスリがけや塗装を何回もやり直して漸く仕上げることが出来ました。

キズが目立ってはライン消し加工の意味がありませんからねぇ…。

シルバーの全体塗装からロゴマークを保護する為、グリーン車マークと「四季感動のやまがた」ステッカーはハイキューパーツの円形マスキングシール、「TSUBASA」ロゴはクレオスのマスキングゾル改を使用してマスキングしました。

マスキングゾル改はこれが初使用となりましたが、使い勝手はかなり良い感じ。

羽根や文字の隙間などのあまりにも細かい部分は妥協しているのでどうしても塗り残しが生じますが、下手にタトゥーシールを切り貼りするよりも品質が確保出来ているかと思います。

号車番号は旧塗装のインレタから流用するつもりです。

こうしてやっとマトモな400系新塗装が正式加入しました。

ライトユニットの構造がクセモノで偏りが半端なかったりとか古臭い仕様は多々見受けられますが、造形自体は本当に優秀なので分割線がなくなるだけでこれだけ格好良くなります。

今回は先頭車だけ塗装して中間車はそのままで、当然ながらシルバーの色味の差は激しいですが、まあ中間車の塗装なんて簡単だしまたその内に…。

新幹線車両を主とするNゲージ収集家。
大した塗装・加工技術も持ってませんが、模型に小加工を施してグレードアップやコレクションのレパートリーを増やすのが趣味です。
新幹線は0系以外の営業用車はほぼ全て所有しております。

因みに、YouTubeやFC2ブログにて同名で活動している、ポケモンシリーズの第3世代・第4世代の任意コード実行研究者その人です。

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