-
ウルトラマン改 マルサン風ゾフィ スタンダードサイズ カスタム品
圧倒的な強さを誇るゼットンの前に一敗地に塗れたウルトラマン。その後、ゼットンは科学特捜隊の新兵器、無重力弾によって倒されたものの、ウルトラマンは大地に仰向けになったままピクリとも動きません。そんな彼を「光の国」から迎えにやって来たのがM78星雲の宇宙警備隊員、ゾフィです。 劇中では岩本博士に「光の国の使い」と呼ばれたゾフィ、リアルタイムで『ウルトラマン』最終回を視聴した当時の子供たちはさぞかし面喰らったでしょうね。何せ、今と違って情報がほとんど無い時代。ウルトラマンがゼットンに敗北しただけでも衝撃的だったのに、更にウルトラマンによく似た謎の宇宙人がいきなり現れ、ブラウン管の前の子供たちの頭の中は大混乱したと思います。当時の書籍でもゼットン星人と混同され、ゼットンを操る「宇宙人ゾーフィ」などと紹介したものがあったのも、そうした混乱に拍車をかけました。 第2期ウルトラシリーズ世代の私などはもはや“ウルトラ兄弟の長兄”というイメージで、呼び名も「ゾフィ」というよりも「ゾフィー」のほうがしっくりきますが、リアルタイムで『ウルトラマン』最終回を体験した第1期ウルトラシリーズ世代の方はゾフィに対して、また違ったイメージが持っていらっしゃるのではないでしょうか。 そんなゾフィ、“ウルトラ兄弟の長兄”というイメージが確立された『ウルトラマンA(エース)』以降は登場機会が増えたこともあって「ゾフィー」として商品化されるようになりましたが、『ウルトラマン』最終回の頃は商品化はありませんでした。 画像は「光の国の使い」というミステリアスなベールに包まれていた頃の「ゾフィ」を「もし、当時のマルサン商店がソフビ化していたら...」という妄想を基にプロのモデラーの方に作って頂いたカスタム品です。 実際に劇中で使用されたゾフィのスーツは、ウルトラマンAタイプのボディを改修したものにCタイプと同じ型のマスクを組み合わせたもの、といわれています。ですから、ソフビ化の際も最初から新造形するのではなく、パゴス→ネロンガ→ガボラのソフビのようにウルトラマンの型を流用したのではないか?と想像し、素体もジャンク品ですが当時物のマルサン商店ウルトラマン小サイズ(いわゆるスタンダードサイズ)の2期型を使用しました。 一つ一つの間隔が狭く、下に寄り気味の左右6対の胸のスターマーク。『ウルトラマンA(エース)』以降の「ゾフィー」に多く見られた直線的なV字型ではなく、胸部に沿った曲線の腹部のライン。あくまで『ウルトラマン』最終回の「ゾフィ」のディティールを参考にしながら、古き佳き時代のソフビ人形の雰囲気を残した仕上がりとなっています。(本来ならば頭部の鶏冠も黒く塗らないといけないのですが、個人的にあれはあんまり格好良くないと思うので、塗っていません) #ウルトラマン #マルサン #円谷プロ #怪獣 #ソフビ #カスタム品 #一点物
カスタム品 スタンダードサイズ ウルトラマン 第39話「さらばウルトラマン」dape_man
-
ジラース改 ブルマァク風ゴジラ スタンダードサイズ カスタム品
1954年(昭和29年)に第一作『ゴジラ』が公開されて以来、何度かの中断を挟みながらも国内外で数多くの作品が制作されてきた、日本が世界に誇る特撮怪獣映画シリーズ、ゴジラ。 昭和シリーズ、平成vsシリーズ、ミレニアムシリーズに2本のハリウッド版、そして、社会現象ともいえる大ヒットが記憶にも新しい『シン・ゴジラ』など、時代の変化と共に様々なスタイルのゴジラがあり、ファンそれぞれに思い入れの深いゴジラがあることと思います。 私個人の思い出のゴジラは、実は映画に出てきたものではなく、東宝映像制作のテレビシリーズ、『流星人間ゾーン』に登場したゴジラです。それまでのゴジラといえば、映画館でしか観ることが出来なかった“ハレの日”の怪獣ですが、時あたかも映画産業の斜陽化により、石原裕次郎や三船敏郎といった映画の大スターたちがこぞってテレビ界に進出した時代。怪獣映画の大スター・ゴジラもそれに倣った訳ではないでしょうが、とにかく『流星人間ゾーン』で初めて動くゴジラを観た時は興奮したのを憶えています。 この時のゴジラは、『ゴジラ対メガロ』『ゴジラ対メカゴジラ』『メカゴジラの逆襲』に登場する目のパッチリとした人間っぽい顔つきの、通称「メガロゴジ」と呼ばれるタイプ。コアなゴジラファンからの評価はあまり芳しいものではありませんが、私自身の思い出のゴジラといえば、やっぱり「メガロゴジ」に尽きるのです。 さて画像は「メガロゴジ」という訳ではありませんが、個人的にプロのモデラーに依頼してカスタムで作ってもらったブルマァク風ゴジラです。 「ブルマァクがマルサン型の流用ではなく、新規にスタンダードサイズのゴジラを作っていたら...?」という、M1号が発売したブルマァクタイプゴジラと同一コンセプトですが、実はこれ、M1号のよりも前に作られたものなんです。M1号・西村氏が「ブルマァクのジラースの襟巻きを取ってブルマァク版のゴジラを作ろう」と90年代に発行された著書「怪獣・ヒーローお宝鑑定カタログ 1998年版」の中で語っておきながら、その後何年経っても発売される気配が無かったので、遂には痺れを切らして件のプロモデラー氏に制作を依頼したという次第です。それが2005年の話で、当時運営していたホームページとブログに載せたところ、結構な反響を頂きました。そしたら何と翌2006年、唐突にM1号がブルマァクタイプゴジラを発売したんですね。しかも何とカラーリングまで同じジャイアントサイズカラーだったという(笑)まぁ、M1号のブルマァクタイプゴジラがリリースされた今となっては自己満足以外の何物でもありませんが、結果的にM1号の尻を叩いたのだとしたらそれはそれで良かったと思います。 ベースはブルマァク復刻版のジラース。ミニサイズソフビや火吹きソフビがそうだったように、ジラースを流用したゴジラ人形は当時のブルマァクのお約束。ブルマァクが新規にスタンダードサイズのゴジラを作っていたら、きっとこの仕様になっていたでしょう。 ちなみに私の脳内設定では、「それまでマルサン型スタンダードサイズ・ゴジラの流用でお茶を濁していたブルマァクが、1971年(昭和46年)の『ゴジラ対ヘドラ』の公開に併せてゴジラの新規スタンダードサイズ制作を決定し、ヘドラのスタンダードサイズと共に発売した」ということになっています(笑) #ゴジラ #ブルマァク #東宝 #ソフビ #怪獣 #カスタム品 #一点物
カスタム品 スタンダードサイズ ゴジラシリーズdape_man
